写真の作品の花材は、ひまわりとモンステラです。モンステラの語源はモンスターからきているようです。実に不思議なカタチをしています。
「人は百年もたたないうちに死んでしまう。長寿を得たものも、確実に死んでいく。かたちのあるものは、滅びをむかえ、集まったものは散り散りになっていく。空に生まれ、空に死んでいく。人は皆、わたしもあなたも、この現象世界の中のどこにも、羽根を休める足場をみいだすことのできないまま、宙に舞いつづける蜂のようなものだ。財産も、家族も、肉親の愛情も、死のときにはなんの役にもたたない。あなたはそれをすべて捨てて旅立つのだ。だから、わたしたちが生きているうちにすべきことは、自分の心を成熟にむかわせるだけなのだ。そのことの重要さが、誰にも訪れる死の時に、わかる」(p.50 『三万年の死の教え チベット『死者の書』の世界』中沢新一、角川文庫、1996年
「心の流れが、とだえないから、生命には再生があるから、人は世界にたいして、ほんとうに優しくなれるのだ」(p.59 同上)
「誕生の時には、あなたが泣き、
全世界は喜びに沸く。
死ぬときには、全世界が泣き、
あなたは喜びにあふれる。
かくのごとく、生きることだ。
さあ、行こう」
(p.67 同上)
「人は百年もたたないうちに死んでしまう。長寿を得たものも、確実に死んでいく。かたちのあるものは、滅びをむかえ、集まったものは散り散りになっていく。空に生まれ、空に死んでいく。人は皆、わたしもあなたも、この現象世界の中のどこにも、羽根を休める足場をみいだすことのできないまま、宙に舞いつづける蜂のようなものだ。財産も、家族も、肉親の愛情も、死のときにはなんの役にもたたない。あなたはそれをすべて捨てて旅立つのだ。だから、わたしたちが生きているうちにすべきことは、自分の心を成熟にむかわせるだけなのだ。そのことの重要さが、誰にも訪れる死の時に、わかる」(p.50 『三万年の死の教え チベット『死者の書』の世界』中沢新一、角川文庫、1996年
「心の流れが、とだえないから、生命には再生があるから、人は世界にたいして、ほんとうに優しくなれるのだ」(p.59 同上)
「誕生の時には、あなたが泣き、
全世界は喜びに沸く。
死ぬときには、全世界が泣き、
あなたは喜びにあふれる。
かくのごとく、生きることだ。
さあ、行こう」
(p.67 同上)