A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記1376 『絵画における真理 下』

2017-10-28 23:54:25 | 書物
タイトル:絵画における真理
タイトル別名:La vérité en peinture
シリーズ名:叢書・ウニベルシタス, 591
著者:ジャック・デリダ
訳者:阿部宏慈
カバーカット:ヴァレリオ・アダミ
発行:東京 : 法政大学出版局
発行日:1998.7
形態:384p ; 20cm
注記:原著 (Paris : Flammarion, 1978) の全訳
内容:
カルトゥーシュ
返却〔もろもろの復元〕、ポワンチュールにおける真理の
訳註
訳者あとがき

購入日:2017年10月24日
購入店:日本の古本屋
購入理由:
 内海聖史展テキストのための参考文献として購入。

未読日記1375 『絵画における真理 上』

2017-10-27 23:14:44 | 書物
タイトル:絵画における真理
タイトル別名:La vérité en peinture
シリーズ名:叢書・ウニベルシタス, 590
著者:ジャック・デリダ
訳者:高橋允昭, 阿部宏慈
カバーカット:ヴァレリオ・アダミ
発行:東京 : 法政大学出版局
発行日:1997.12
形態:314p ; 20cm
注記:原著 (Paris : Flammarion, 1978) の全訳
内容:
パス=パルトゥー
パレルゴン
 1 レンム
 2 パレルゴン
 3 純粋な切断の<なしに>
 4 巨大なるもの
+R(おまけに)
訳者あとがき

購入日:2017年10月24日
購入店:日本の古本屋
購入理由:
 内海聖史展テキストのための参考文献として購入。内海絵画を「パレルゴン」の観点から読み解くことはできないかと思いつき、ひとまず手にしてみる。

未読日記1374 『映画 あるいは20世紀の思考装置』

2017-10-25 23:18:19 | 書物
タイトル:映画 : あるいは20世紀の思考装置
著者:越後谷卓司
企画:愛知県文化情報センター
装丁:設楽知昭
デザイン・印刷:方文社
発行:名古屋 : 愛知芸術文化センター企画事業実行委員会
発行日:2000.3
形態:557p ; 19cm
注記:参考文献: p528-531
   年表 『映像メディアの進展と表現の展開』: p532-556
内容:
第一章 様々な映画史
第二章 1920年代 ジャン・ルノワールと前衛映画の時代
第三章 1960年代 アンダーグラウンド映画の時代
第四章 1980年代 ビデオアートの時代、およびそれ以降
第五章 フィルム/身体/アート
第六章 制作の現場/映像をめぐる環境
あとがき
初出一覧
参考文献
〈付録〉年表:映像メディアの進展と表現の展開

購入日:2017年10月22日
購入店:NADiff 愛知
購入理由:
 ナディッフ愛知の閉店セールで見かけて購入。越後谷卓司氏のお名前はよく拝見しているが著書を出されていたとは知らなかった。ISBNもついてなく、入手困難な本かもしれない。内容は、ジャン・ルノワールからビデオアートまで幅広く映画史を縦断する内容。最近、シネフィル熱が再熱してきたところなので映画鑑賞の参考に読みたい。

未読日記1373 『REAR no.40』

2017-10-24 22:47:52 | 書物
タイトル:REAR : 芸術批評誌リア : 芸術/批評/ドキュメント
卷号:第40号「万博から国際芸術祭へ ―あいち発/あいち脱/あいち超―」」
編集:馬場駿吉、高橋綾子、増田千恵、森竹舞、村石桃子、若山満大、大石彩乃
デザイン:田端昌良(ゲラーデ舎)
発行:名古屋 : リア制作室
発行日:2017.10
形態:174p ; 21cm
内容:
○特集【万博から国際芸術祭へ ―あいち発/あいち脱/あいち超―】

・芸術監督が振り返る「あいちトリエンナーレ」  鼎談:建畠 晢×五十嵐太郎×港 千尋
・アート・イベントと地域戦略  尾関利勝
・万博以降のまちづくり  古橋敬一
・あいちの10年:都市と会場  武藤 隆
・あいちと事務局とわたし  清澤暁子
・愛知でアートの仕事をする  内藤美和
・あいちの10年:まちをアートでひらく  吉田有里
・はじまりとつづき  工藤千愛子
・アート格差があるのではないか  海上宏美
・決定的なアートの体験へ  大島寛之
・映画館から遠く離れて  大橋雅之
・隣の愛知へ  金井 直
・ヨソ者による中京圏この10年  三井知行
・「観る・つくる」を超えて―新しい出会いのためのアートエデュケーション  フジマツ
・あいちの10年:2005-2016:現代音楽とプロデュース  水野みか子
・あいちの音楽・パフォーミングアーツをめぐる状況  寺井尚行
・夢中の先に見えたもの  天野めぐみ
・あいちの10年:あいちトリエンナーレと国際展  飯田志保子
・アートと文化人類学―あいちトリエンナーレ2016から―  佐々木重洋
・ラウラの鳥―アートイベントの10年  黒野有一郎
・美術館の現状と課題:あいちの場合  栗田秀法
・新聞メディアの現場から見たこの十年  井上昇治
・トリエンナーレって、何か目指すものなの?  ボギー鈴木
・ブランディングとしての国際展――あいちモデルと未来の観客  対談:拝戸雅彦×藤川 哲
・作家アンケート  青田真也/阿部大介/今村 哲/大﨑のぶゆき/小栗沙弥子/加藤マンヤ/城戸 保/久米亮子/斉と公平太/佐藤克久/杉戸 洋/鈴木孝幸/染谷亜里可/髙橋伸行/田島秀彦/徳重道朗/登山博文/櫃田珠実/文谷有佳里/山城大督/山本富章/吉本作次/米山より子/渡辺泰幸

【批評】
・抽象と具体  尾崎信一郎
・ピエール・シェフェール――ミュジック・コンクレートへの道  水野みか子
・サイエンス・フィクションのヴィジョンに関する覚書:ロンドン・バービカンのSF展  奥畑 豊
・〈追悼〉日本実験映画史における松本俊夫  阪本裕文

【レビュー】
・MAT Exhibition vol. 5 絵画の何か Part2  塩津青夏
・異郷のモダニズム 満州写真全史  若山満大
・ローザス2017に共振する ローザス『ファーズ―FASE』/ローザス&イクトゥス『時の渦―Vortex Temporum』  天野一夫
・スタンディング・ポイントI 「寺内曜子」展/ 「寺内曜子の赤と青」  児島 薫
・Drawing Life/加藤K・栗木清美・松村かおり  西田雅希
・IAMAS ARTIST FILE #05 前林明次「場所をつくる旅」  高橋綾子
・平成28年度学校連携展「上諏訪中学校+源馬菜穂 ―わたしの風景―」  田中由紀子
・APMoA Project, ARCH vol. 20 梅津庸一「未遂の花粉」/波止場 vol.9 梅津庸一×佐藤克久「ネオ受験絵画とモダンフラジャイルペインティングにみる日本の現代美術家の苦悩」/パープルームのオプティカルファサード/パープルーム予備校生のゲル/梅津庸一展「病気になった絵画、あるいは在宅介護と恋模様」  鈴木俊晴
・名古屋市東山動植物園開園80周年記念事業 中村裕太 タイル植物園 熱帯植物の観察術  貴家映子
・アーティストインレジデンス「まちとsynergism」成果展  中村史子
・髙木大地 Narrative Grids/髙木大地 Pattern, Quiet, Repeat, Simple  林 卓行
・山下拓也個展「YEBISU ART LABO」  副田一穂
・清須ゆかりの作家 黒蕨壮彫刻展 木によるリアリティと情念  高橋秀治
・彫刻のアロンジェ―物理的限界を超えて  石崎 尚
・「小野冬黄|展開」/「ぺパクラ展」  横山由季子
・平川祐樹 “Shadow of Film”  越後谷卓司
・不可視のかたち 豊嶋康子  豊嶋康子展  服部浩之
・名古屋造形大学主催展覧会「black, color」  野中祐美子

○トピックス

○バックナンバー

購入日:2017年10月22日
購入店:NADiff 愛知
購入理由:
 ナディッフ愛知の閉店セールで見かけて購入。毎号買っているが、今号は「箕面の森アートウォーク2017」記録集テキストの参考文献としても使えそう。


未読日記1372 『REAR no.13』

2017-10-23 23:50:04 | 書物
タイトル:REAR : 芸術批評誌リア : 芸術/批評/ドキュメント
卷号:第13号「惑う批評メディアの今」
編集・制作:馬場駿吉、高橋綾子、井上昇治、山本さつき、武藤隆、佐藤友美、浜辺由美、増田千恵、安田恵美、樽谷孝子、林清英
デザイン:夫馬孝
発行:名古屋 : リア制作室
発行日:2006.4
形態:82p ; 21cm
内容:
○特集「惑う批評メディアの今」
•〈座談〉:「美術批評とメディア-批評の機能から」 千葉成夫×光田由里×土屋誠一
•〈チャート&コラム〉「名古屋の批評メディア」
•1970年代名古屋の現代美術批評 中村英樹
•「漆黒の馬」 鈴木敏春
•「裸眼」 三頭谷鷹史
•「スリッパとコオロギ」 丹羽誠次郎
•〈インタビュー〉:福住治夫
•『芸術/批評』のこれから 藤枝晃雄
•芸術批評誌diatxt. 森口まどか
•啓蒙的合理性と文化的嗜好 高島直之
•〈インタビュー〉:会田誠 「批評から逃れたい病」
•〈メールインタビュー〉:山本育夫
•批評メディアの過去•現在‐『テオリア』からWEBまで 彦坂尚尚嘉
•芸術の山 山小屋 藤田六郎
•個人としての「批評的」対決を 清田友則+宮田優子
•福岡におけるアート情報•批評メディア 宮本初音
•新聞と美術の断絶‐なぜ今、「リア」なのか 井上昇治

○批評
•もの派‐再考 現代美術の古典化? 拝戸雅彦
•優れたコレクションを創ることは難しい 山田諭
•第6回見世物学会総会記念 大御披露目 見聞記 森本悟郎
•〈レポート〉:追悼イベント:水谷勇夫の心宇宙 磯村みさき
•ドラコーン・フェスティバルを終わって 馬場駿吉

○レビュー
•七里圭「ホッテントットエプロン‐スケッチ‐」  平野勇治
•セントラル愛知交響楽団特別演奏会 和洋融合の響き 小沢優子
•《タナトスA-バッキンガムスタジアム》観戦記 青木正弘
•吉原治良展 山脇一夫
•藤城凡子「ラブレター」「木村直道+遊びの美術」展 高橋綾子
•加納光於展 馬場駿吉
•土から生み出す形 造形の軌跡 加藤清之展 服部文考
•イー・ヨンヒ展 永見隆幸
•山登りの黙示録 井出日出志 Recent Works2003-2005 日沖隆
•染谷亜里可展 金井直
•オルタナティヴ・パラダイス~もうひとつの楽園 外舘和子
•赤塚祐二展 中村和雄
•生川晴子「てのひらの虚空」 山本さつき
•八木一夫 大長智広
•今こそ陰影礼賛 篠原猛史展 刃物やいとう
•第3回豊橋トリエンナーレ 星野眞吾賞展 藤田一人
•Independent イメージと形式‐2005 石崎勝基
•20世紀デザインの異才 ジャン・プルーヴェ 武藤隆
•デジタルアート・ライブパフォーマンス 涌井隆
•額田宣彦「追加」 飯田志保子
•「初期ビデオアート再考」 越後谷卓司
•登山博文展 神山亮子
•絵画の内と外 山崎千恵展 井上昇治
前号訂正
トピックス
バックナンバー
定期購読案内
編集後記

購入日:2017年10月22日
購入店:NADiff 愛知
購入理由:
 ナディッフ愛知の閉店セールで見かけて購入。名古屋の批評メディアの記事が興味深い。



未読日記1371 『橋本倫展「宇宙の忘却」』

2017-10-22 23:00:55 | 書物
タイトル:橋本倫展『宇宙の忘却』
別書名:橋本倫 = Hashimoto Osamu
デザイン・編集 : mysm編集室
発行:大阪 : プラスワイギャラリー
発行日:2017.9
形態:1枚 : 挿図 ; 30×42cm (折りたたみ30×21cm)
注記:展覧会カタログ
   会期・会場: 2017年4月8日-29日:プラスワイギャラリー
   タイトルは奥付による
   略歴・出品リストあり
内容:
図版
「瞑想の場としての絵画」橋本倫
略歴
出品リスト

頂いた日:2017年10月20日
 大阪・+Y Galleryにて開催された「北辻良央「全版画―Ⅰ」 1976 - 1988」展を拝見した際にご恵贈頂きました。どうもありがとうございます。
本書は4月に開催された橋本倫展のカタログ。関東時代はなびす画廊などでしばしば作品を拝見させていただいていたが、関西移住以後はなかなかまとまって見れる機会がなかった。この度の展示で久しぶりに作品を拝見したが、すばらしかった。カタログに収録にされた橋本氏のテキストにも深く共感。瞑想の場としての絵画は、展覧会という空間でしか味わえない。


未読日記1370 『mysm+Y vol.4』

2017-10-21 23:37:29 | 書物
タイトル:mysm+Y vol.4
卷号:Vol.4
編集:万友文庫編集室
製本:mysm社中
発行:大阪 : +Y Gallery
発行日:2017.6
形態:60p ; 22cm
内容:
90年代展「終末と反復」出品作家インタビュー
 越前谷嘉高+黒須信雄 +竹内義郎
「試論ー造形芸術のトライアングル」峯村敏明
「黒坊主」 村山友一郎
「なにわ図絵 Ⅳ — 真田山行」きさらぎ櫂
編集後記

頂いた日:2017年10月20日
 大阪・+Y Galleryにて開催された「北辻良央「全版画―Ⅰ」 1976 - 1988」展を拝見した際にご恵贈頂きました。どうもありがとうございます。
 今号では2016年9〜10月に開催された90年代展「終末と反復」の出品作家である越前谷嘉高、黒須信雄、竹内義郎の鼎談、峯村敏明氏の寄稿が濃密で読み応えがある。3作家の膨大な知識と深い見識にただただ圧倒される。いまの美術雑誌ではできない真実の芸術観がここにある。また、峯村敏明氏の論考がまさか『mysm+Y』で読めるとは思わなかったが、こちらも奥深い芸術の核心へと思考を誘うすばらしい文章であった。必読。


未読日記1369 『北辻良央 : 版画作品 1976-1988』

2017-10-20 23:10:53 | 書物
タイトル:北辻良央 : 版画作品 1976-1988
別書名:Yoshihisa Kitatsuji : print works 1976-1988
    「北辻良央--グラフィックス」展
テキスト:峯村敏明
翻訳:チャーズ・ウォーゼン
撮影:山本糾
発行:東京 : [なびす画廊]
発行日:1988.12
形態:1冊 (頁付なし) ; 26cm
注記:展覧会カタログ
   会期・会場: 1988年12月12日-12月24日:なびす画廊
   英文併記
   「北辻良央--グラフィックス」展のカタログ
   付: 略歴, 参考文献
内容:
「イメージの死を越えて」峯村敏明
図版
略歴
参考文献

頂いた日:2017年10月20日
 大阪・+Y Galleryにて開催された「北辻良央「全版画―Ⅰ」 1976 - 1988」展を拝見した際にご恵贈頂きました。どうもありがとうございます。
峯村敏明ファンとしては、持っていたような気もするのだが、所有の有無をすぐに思い出せない。テキストも作品もとても刺激的でおもしろい。とかく現代思想風なアカデミックさが支配的な現代より、作品もテキストも生き生きしている。また、参考文献が記載されているのもすばらしい(実際、この後に大変役立った)。日本の現代美術界ではなぜか作家もギャラリーも美術館も参考文献を記載しないことが多く、文章を評価しない傾向がある。一方、北辻氏は言葉を残すことに対する姿勢がありすばらしい。

未読日記1368 『北斎 富士を超えて』

2017-10-19 23:55:09 | 書物
タイトル:北斎 : 富士を超えて = Hokusai : beyond Mt. Fuji
タイトル別名:Hokusai : beyond the great wave
編集:あべのハルカス美術館(浅野秀剛、藤村忠範、北川博子)、NHK大阪放送局、NHKプラネット近畿、朝日新聞社
翻訳:矢野明子、定村来人
アートディレクション:上田英司(シルシ)
デザイン:鈴木輝、叶野夢、羽田野令也(シルシ)
印刷・製本:野崎印刷紙業
発行:[大阪] : あべのハルカス美術館 : NHK大阪放送局 : NHKプラネット近畿 : 朝日新聞社
発行日:2017.10
形態:335p ; 30cm
注記:展覧会カタログ
   「[イギリス展]Hokusai-beyond the great wave」--p2
   会期・会場: 2017年5月25日-8月13日:大英博物館, 2017年10月6日-11月19日:あべのハルカス美術館
   主催: あべのハルカス美術館, NHK大阪放送局, NHKプラネット近畿, 朝日新聞社
   その他の編集者: 藤村忠範, 北川博子, NHK大阪放送局, NHKプラネット近畿, 朝日新聞社
   出品目録: p314-320
   参考文献: p330-333
内容:
謝辞
ごあいさつ 主催者/大英博物館館長
まえがき 北斎、その最晩年 ロジャー・S・キーズ
論文 逆順で語る晩年の北斎 ティモシー・クラーク
凡例

図版
第1章 画壇への登場から還暦
第2章 富士と大波
 colum.1 ヨーロッパ風の様式で描かれた風俗画
 colum.2 富嶽三十六景
第3章 目に見える世界
 colum.3 諸国滝廻り
 colum.4 諸国名橋奇覧
 colum.5 横大判花鳥画
 colum.6 竪中判花鳥画
第4章 想像の世界
 colum.7 詩哥写真鏡
 colum.8 百人一首うばがゑとき
 colum.9 百物語
第5章 北斎の周辺
 colum.10 北斎の肖像
第6章 神の領域

各論
北斎の思想 アンガス・ロッキヤー
北斎の描線 松葉涼子
高年の北斎―自発・自決へのこだわり 浅野秀剛
北斎と後期徳川時代の社会 アルフレッド・ハフト

資料
出品目録/List of Works
参考文献
大英博物館謝辞

購入日:2017年10月19日
購入店;あべのハルカス美術館 ミュージアムショップ
購入理由:
 内海聖史展テキストのための参考文献として購入。
 ご依頼を頂いた際、北斎の作品に見立てた展示を構想中ということであった。そこで思い出したのが、あべのハルカス美術館で開催中だった北斎展だった。何を書くかは決まっていないが、まずは作品を見ることが始めようと出かけた。平日夜に行ったので、予想したほどは混雑しておらず、閉館間際まで粘ってゆっくりと鑑賞できた。北斎展は東博でまとまって見た記憶があるが、久しぶりに見て感嘆した。もっと作品数があればよかった。
 カタログは文献が充実していてすばらしい。
 

未読日記1367 『地域アート――美学/制度/日本』

2017-10-18 23:47:29 | 書物
タイトル:地域アート : 美学/制度/日本
タイトル別名:Community-engaged art project
編著者:藤田直哉
装丁:サイトヲヒデユキ
発行:東京 : 堀之内出版
発行日:2016.11第5刷(2016.2第1刷)
形態:452p ; 19cm
注記:執筆/対談者: 藤田直哉, 星野太, 加治屋健司, 田中功起, 遠藤水城, 清水知子, 藤井光, 北田暁大, 会田誠, 村山悟郎, 有賀慎吾, 佐塚真啓
   編集: 長瀬千雅
   参考文献等: 論末
内容:
「地域アート」とは、一体何なのか。
多彩な論考で検証する。そこから見えてきた「日本」「制度」「美学」とは。
2020年、東京オリンピックへ向けた、これからの「文化」がここから見えてくる。

目次
まえがき
◆藤田直哉 前衛のゾンビたち――地域アートの諸問題
◆星野太×藤田直哉 まちづくりと「地域アート」――「関係性の美学」の日本的文脈
◆加治屋健司 地域に展開する日本のアートプロジェクト――歴史的背景とグローバルな文脈
◆田中功起×遠藤水城×藤田直哉 「地域アート」のその先の芸術――美術の公共性とは何か
◆清水知子 Shall We “Ghost Dance”? ――ポスト代表制時代の芸術
◆藤井光×藤田直哉 エステティック・コンディション――美学をかこむ政治や制度
◆北田暁大 「開かれる」のではなく「閉じられているがゆえに開かれている」社会と/のアート
◆会田誠×藤田直哉 地域アートは現代美術家の〝役得〞――アーティストは欲張りになれ
◆じゃぽにか(有賀慎吾・村山悟郎)×佐塚真啓×藤田直哉 日常化したメタ・コンテクスト闘争――「誰でもデュシャン」の時代にどう芸術を成立させるか?
あとがき

購入日:2017年10月17日
購入店:amazon.co.jp
購入理由:
 「箕面の森アートウォーク2017」記録集テキストのための参考文献として購入。地域アートについて概況を把握するため調べたところ、本書がまとまっていそうだった。論点としても何か得られるものがあればと考えた。
内容は、藤田直哉氏の単著ではなく、対談、鼎談、寄稿をまとめたアンソロジー。400頁超えの本だが、読みやすい。