タイトル:PREVIES 今月の美術館・ギャラリーガイド 2008 Jun
編集:『美術手帖』編集部
アートディレクション:野口孝仁
デザイン:宮外麻周+吉澤俊樹(Dynamite Brothers Syndicate)
表紙:横尾忠則「香港」1997
発行:
株式会社美術出版社
発行日:2008年6月1日
内容:
2008.5.17-6.16までの美術館・ギャラリースケジュールをまとめた美術手帖6月号のブックインブック。
「MEETING THE ARTIST/期待のアーティストに聞く! 森田浩彰」
「BT RECOMMENDS!/今月のイチ押し展覧会!」
「ENDING SOON!/見逃せない!話題の展覧会」
「AREA MAP & GUIDE/[白金&目黒]」
「EVENT INFORMATION/イベント情報」
入手日:2008年5月17日
入手場所:東京都江東区1-3-2
清澄白河にあるSHUGOARTS、Taka Ishii Galleryに出かけた際に、出入り口のチラシ置き場に置かれていたもの。美術手帖がリニューアルし、このような美術館・ギャラリースケジュールをまとめた小冊子を無料で配布するとは気の利いたものだ。
実際のところ、近年の東京の美術館・ギャラリー地図は大きく様変わりしてしまった。上野に美術館、銀座にギャラリーが集中していた時代とは違って(いまもあるが)、いまや展覧会が開かれるスペースは東京中へと拡散し、そのスケジュール、場所を把握し、見て回るのはほぼ不可能に近い。そこで、情報誌の存在が大きくなるのだが、この冊子を見てがっかりしてしまった。京橋・銀座地区はたったの7件である。ここに掲載されていないけれど、すばらしい美術館、ギャラリーはたくさんある。どうかそのことを踏まえた上で、楽しい美術館・ギャラリーめぐりをしてみてほしい。あなたがこの作られた「スケジュール」とやらの行間を埋めていってほしいのです。
余談だが、さらに私を失望させたのが「AREA MAP & GUIDE」のコーナーに掲載された地図である。白金&目黒地区を取り上げているのだが、とても地図とは言えない代物である。散歩至上主義の私としてはこのような地図は、自分で歩いたことのない者が作った地図であると思いたい。
[実際のところ行かれるかどうかわからないが見たい展覧会リスト]
建築がうまれるとき ペーター・メルクリと青木淳
2008.6.3-8.3
東京国立近代美術館 ギャラリー4
ファブリス・イベール たねを育てる
2008.4.26-8.31
ワタリウム美術館
大岩オスカール
屋上庭園
2008.4.29-7.6
東京都現代美術館
戸谷成雄 ミニマルバロックⅢ
2008.5.24-6.21
SHUGOARTS
荒木経惟 花緊縛
2008.5.25-6.21
Taka Ishii Gallery
Landschaft Ⅳ
2008.6.6-6.28
ラディウム
オールドノリタケと懐かしの洋食器 世界に誇る和製テーブルウェア
2008.4.17-6.15
東京都庭園美術館
森山大道 Ⅰ.レトロスペクティヴ 1965-2005 Ⅱ.ハワイ
2008.5.13-6.29
東京都写真美術館
だんだん疲れてきたので今日はここらへんでやめておきます・・。
5月はウォルフガング・ティルマンス、リー・フリードランダー、ジョエル・マイロウィッツ、ホンマタカシなど青山を中心として写真展が充実していました。まさかフリードランダーとマイロウィッツの展覧会を同時期に見れるとはもう驚きです。