A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

2011年のまとめ

2011-12-31 22:39:02 | 美術
2011年もたくさんの展覧会を見て、たくさんの方にお会いしました。
それぞれの展覧会、お会いできたお一人お一人に心から感謝申し上げます。

今年見れた展覧会はだいたい1100展ちょっと。
見逃したのも多いのですが、今年見た展覧会の中から関西を中心に記憶に残ったものを以下にリストアップします(リストは順位ではなく、見た順です)。

来年もすばらしい作品に出会えますように・・
それでは、よいお年を。

美術館編
WHITE 桑山忠明 大阪プロジェクト 
2011年6月18日(土)~9月19日(月・祝) 国立国際美術館
建築家 白井晟一 精神と空間 
2011年5月23日(月)~8月11日(木) 京都工芸繊維大学美術工芸資料館
イェッペ・ハイン「360°」 
2011年4月29日(金・祝)~8月31日(水) 金沢21世紀美術館
松井紫朗「亀がアキレスに言ったこと――新しい世界の測定法」
2011年6月11日(土)~8月29日(日) 豊田市美術館
富士幻景 富士にみる日本人の肖像
2011年6月9日(木)~9月4日(日) IZU PHOTO MUSEUM
スーパーポジティブ:世界への愛着
2011年11月4日(金)~11月6日(日) 日図デザイン博物館

ギャラリー編
第5回shiseido art egg 今村遼佑展「ひるのまをながめる」
2011年2月4日(金)~2月27日(土) Shiseido Gallery
内海聖史展「さくらのなかりせば―with―」
2011年4月5日(火)~4月23日(土) GALERIE ANDO
吉田重信「臨在の海」
2011年5月10日(火)~5月22日(日) 立体ギャラリー射手座
森井健太展「Yes, and - 」
2011年6月4日(土)~6月25日(土) room A.
山田麻美展「some times」
2011年6月27日(月)~7月9日(土) workroom*A
寺田就子展「曇り日の影」
2011年7月16日(土)~8月13日(土) GALLERY CAPTION
児玉靖枝展「深韻2011―わたつみ」
2011年9月5日(月)~9月17日(土) Oギャラリーeyes
玉野真衣展「monuments」
2011年9月5日(月)~9月17日(土) Port Gallery T
中居真理展「いつも近くにある世界」
2011年9月23日(金・祝)~10月11日(火) Gallery PARC
森太三展「空を眺める」
2011年9月26日(月)~10月15日(土) GALLERY wks.
梅田哲也展「大きなことを小さくみせる」
2011年11月12日(土)~12月4日(日) 神戸アートビレッジセンター
梅田哲也展「小さなものが大きくみえる」
2011年11月12日(土)~12月4日(日) 新・福寿荘
佐藤未希展「1 breath, 2 contact」
2011年11月25日(金)~12月23日(金) Yoshimi Arts



散歩のとき何か食べたくなったのだ48 レ・フレール・ムトウ

2011-12-30 23:18:53 | たべもの
購入日:2011年12月29日
品名:豆パン
購入店:レ・フレール・ムトウ
 仕事帰りにたまたま前を通って見つけたお店。ちょうど給料をもらった後だったのと、小腹が空いていたのとで、衝動買い。豆パンと天然酵母さつまいもぱんの2つを購入。そういえば、ベーカリーめぐりは久しぶり。
 翌朝、トースターで少し暖めて食す。さつまいもぱんは、香りとさつまいもの食感がホクホクしておいしい。おいしい食べ物は少し人を幸せにする。今日もがんばろ。

天然酵母さつまいも

未読日記576 「とある」

2011-12-29 23:26:43 | 書物
タイトル:とある vol.0
表紙イラスト:塩見ちひろ
タイトル題字:田面遥華
発行:ゆるエッジ
発行日:2011年12月12日
内容:
「とある」(ひと)×(ひと)ライフスタイル・メディア
B3判、8p

Interviews
 西沢ミユキ【新聞女】(聞き手:田中冬一郎)
 扇沢友樹・日下部淑世【シェアハウス めいちゃんち】(聞き手:moni、加畑大地)
 北夙川不可止【歌人】(聞き手:浦田千紘)
articles/from editors
「京都オルタナティブ探検隊:蹴上発電所」前畑洋平(NPO法人J-heritage)
「だいすきがいっぱいの空間―HIV/AIDS啓発とみどり君」宇野みどり(《MyDear project》実行委員会代表)
編集後記
メンバー紹介

頂いた日:2011年12月27日
場所:Gallery Ort Project
 忘年会で発行者の方より頂いた1冊。どうもありがとうございます。
 『とある』は、広く狭く芸術関係の人たちのインタビューをメインにしたフリーペーパー。だが、通常の芸術分類では納まらない人たちを取り上げていくようだ。今回のお三方(組)を見ても、そのセレクトがオルタナティブな活動をしている人たちに向けられている。編集は学生が中心に行っているという。今後の刊行も楽しみだ。


未読日記575 「風景の逆照射」

2011-12-27 23:58:11 | 書物
タイトル:IPP #0「風景の逆照射」
制作:RAD(Research for Architectural Domain)
編集:IPP実行委員会
印刷:有限会社ニシダ印刷製本
発行日:2011年12月
内容:
展覧会カタログ
IPP #0「風景の逆照射」
Inverse Perspective Project
2012年1月6日(金)~1月21日(土)
京都精華大学ギャラリーフロール
http://www.ipp2011.org/
B6判、68p、日英表記

「風景と窓」木下長宏
Perspectives
「柏原 えつとむ」坪見博之
「木下 長宏」林ケイタ
「杉浦 圭祐」RAD
「坪見 博之」安喜万佐子
「林 ケイタ」杉浦圭祐
「森川 穣」柏原えつとむ
「安喜 万佐子」木下長宏
「山中信夫」林ケイタ
「RAD」森川穣
profile
坪見博之
「「風景」と権力の隠微な関係」木下長宏
「風景の逆照射」安喜万佐子
Dialogues

頂いた日:2011年12月24日
 展覧会出品作家の方より郵送で頂いた1冊。どうもありがとうございます。本書は展覧会カタログではあるが、DMも兼ねているため、会期前に送付しているよう。ページを見ると現代美術の展覧会ではあるものの、思想家、俳人、脳科学者、建築ユニットも参加するなど、独自色のある参加作家が集まっている。前例のない企画にかなり期待感が高まる。
 また、本書はカタログではあるが、RADによる作品でもある。参加作家それぞれが互いの紹介文(?)テキストを書くなどの試みが興味深い。
 展覧会会期は1月6日(金)から。6日15時半からは参加作家でもある木下長宏氏の講演会もある。新年早々から楽しみな展覧会だ。

memorandum 039 歳をとること

2011-12-25 23:31:01 | ことば
 歳をとることは、普通になることである。老齢は人間を平等にする――われわれは、自分に起こったことが、歴史上、数え切れないほど起こってきたことに気づくからである。若いとき、われわれは世界最初の若者のように振舞う。
(エリック・ホッファー『魂の錬金術―エリック・ホッファー全アフォリズム集』中本義彦訳、作品社、2003年、p.196)

 先週にまた1つ歳をとった。もっともっと普通になりたい。

未読日記574 「Na+」

2011-12-24 23:05:36 | 書物
タイトル:Na⁺(エヌ・エー・プラス) ISSUE #001 「特集 ナショナリズムと芸術生産」
制作・編集:Na⁺制作委員会
協力:女子美術大学 大学院GP
デザイン:原田晋
印刷:㈱東海共同印刷
発行日:2011年2月11日
発行:CAMP
内容:
24p、タブロイド判

特集 ナショナリズムと芸術生産
「Beauty is Political」照屋勇賢(アーティスト)
「ブランド・ナショナリズムの時代」毛利嘉孝(社会学者)
「トンネルを掘る者」ロジャー・マクドナルド(キュレーター)
「天使を宙づりにする紐を切れ」藤井光(アーティスト)
「『所属』についての箇条書き」手塚夏子(ダンサー/振付師)
「想像される文化と理想の世界」チェ・キョンファ(キュレーター)
「芸術表現の第三の地帯」片岡真実(キュレーター)
「国家の二つの身体」星野太(美学/表象文化論)
原田晋(アーティスト)
倉茂なつ子(アーティスト)
「日本のアートを世界へ」藤高晃右(起業家)
「『シャクナゲの運命』と『ヘンリー・ムーア』からみるナショナリズムとアート」神谷幸江(キュレーター)
「オキナワ村と接して」佐々木加奈子(アーティスト)
「モニュメント建築はナショナリズムか?」鈴木佑也(建築史/ロシア・ソ連美術史)
「優しい国家のすがた」オリヴィエ・クリシャー(美術史家)
「from a kitchen room」良知暁(アーティスト)
「『暴力』と『平和』と『ナショナリズム』」沼下桂子(リサーチ・アシスタント)
森弘治(アーティスト)
MINDMAP + RECENT 100 BOOKS
「たかまがはら」小泉明郎(アーティスト)
「錨、靴、そして眠り」松原慈(建築家/美術家)
「ネーション、ミュージアム経由、アイランド」光岡寿郎(メディア研究/ミュージアム研究)
「ガンバラナイニッポンカルチャー序説」足立元(美術史家)
奥村雄樹(アーティスト)
「008 Kogen-Tenno」伊奈英次(写真家)
「宮城潤(前島アートセンター)インタビュー」遠藤水城(キュレーター)
兼子紗都子(アーティスト)
「文化的ナショナリズムと芸術生産の議論に向けて」飯田志保子(キュレーター)
「国家に抗するアート」杉田敦(美術批評)
「ぼくらはどこにいて、どちらを向いて、誰に話しているのだろうか」田中功起(アーティスト)
「No Nation, No Cry」管啓次郎(詩人)
「なにものかへのレクイアム(創造の劇場/レオナール・フジタとしての私)」 森村泰昌(美術家)

頂いた日:2011年12月24日
場所:art & river bank
 A CRITICAL JOURNAL ON CONTEMPORARY ART『Na⁺』の第1号。豪華な執筆メンバーを見て、期待が高まる。
 こういう批評誌、関西で誰かやらないだろうか。