A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記636 『KYOTO EXPERIMENT 2012』

2012-08-30 19:57:35 | 書物
タイトル:京都国際舞台芸術祭 : Kyoto experiment 2012
編集:多胡真佐子、和田ながら
アートディレクション:原田祐馬(UMA/design farm
デザイン:山副佳祐(UMA/design farm)
写真:松見拓也(p1, p10-11, p56-57, p70-71)
発行:KYOTO EXPERIMENT|京都国際舞台芸術祭実行委員会事務局
発行日:2012.8
形態:79p ; 24cm
内容:
ごあいさつ
地図を捨てる、世界と出会う/橋本裕介

地点
砂連尾理/劇団ティクバ+循環プロジェクト
レイジーブラッド featuring Reykjavik!
杉原邦生/KUNIO
リア・ロドリゲス
チョイ・カファイ
高嶺格
池田亮司
ポツドール
ASA-CHANG&巡礼
ビリー・カウィー

KYOTO EXPERIMENT フリンジ"PLAYdom↗(プレイダム)"
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頂いた日:2012年8月30日
場所:Gallery PARC
 今年で3回目を迎える「京都国際舞台芸術祭 : Kyoto experiment」のカタログ。3年目になっても、これが無料配布であることに驚く。
 また、毎年、カタログ中に掲載される写真を若手アーティストが手がけているが、今年はcontact Gonzoのメンバーでもある松見拓也。こちらも恒例だが関連イベントとして、Gallery PARCで個展も開催される。


未読日記635 『伊藤快彦遺作展』

2012-08-28 23:17:23 | 書物
タイトル:伊藤快彦遺作展 : 京都洋画の先達
シリーズ名:忘れられた画家シリーズ, 34
編集・制作:星野桂三, 星野万美子
発行:京都 : 星野画廊
発行年:2012.9
注記:展覧会カタログ
   会期・会場: 2012年9月4日-10月6日:星野画廊
   年譜: p49-51
形態:67p ; 26cm
内容:
伊藤快彦―京都の近代化とともに/星野万美子
作品図版
解説/星野桂三
伊藤快彦年譜
浅井忠と聖護院洋画研究所の人々(参考図版)
「日本赤十字社京都支部総会出席者群像」について/星野桂三
参考図版
出品作品参考図版
その他の参考作品図版―①
伊藤快彦「丹後大震災実況模写油絵」について/星野桂三
丹後大震災と丹後震災記念館について/星野桂三
その他の参考作品図版―②
後記/星野桂三

頂いた日:2012年8月28日
 画廊の方より頂いた1冊。どうもありがとうございます。



未読日記634 『シンプルなゲーム』

2012-08-26 19:56:03 | 書物
タイトル:内海聖史 : シンプルなゲーム
英文書名:Satoshi Uchiumi:Simple game
シリーズ名:Void+document ; volume 01
撮影:Ken Kato
デザイン:void+creative
発行:東京 : void (void)
発行年:2011.11
注記:展覧会カタログ
   会場・会期:void+ (2011.11.11. - 2011.12.10. )
形態:1冊(頁付なし,おもに図版) ; 42cm
内容:
「嘘みたいな空間で、絵画のわからなさを考えること」小金沢智(世田谷美術館学芸員)
図版

頂いた日:2012年8月26日
 作家の方より郵送にて頂いた1冊。どうもありがとうございます。
 内海氏の展示は2002年以降、機会があるごとに見てきたが、残念ながら本展は見に行くことができなかった。毎回、趣向が凝らされた展示空間を展開する作家なだけにどのような展示だったのか気になっていた。
 今回頂いたカタログを見て、ようやく展示の概要を知ることができたが、これまでとは異なる意味で驚いた。やはり見に行かれなかったことを激しく後悔した。きっとこの展示/作品は反発する人、誤解する人もたくさんいるだろう。だが、この展示が鑑賞者に与えるであろう衝撃と困惑は問い(宿題)となって残るだろう。このゲームは、シンプルに見えてかなり複雑だ。

memorandum 093 永遠よりの光

2012-08-23 20:19:38 | ことば
 奴隷の状況とは、永遠からさしこむ光もなく、詩もなく、宗教もない労働である。
 永遠よりの光によって、生きる理由だとか働く理由だとかいったものでなく、そうした理由を求めずにすませられるほどの充実が与えられますように。
 それがなければ、強制と利得だけが、労働へとかりたてる刺激剤になってしまう。強制には、民衆の抑圧ということが含まれている。利得には、民衆の堕落が含まれている。


シモーヌ・ヴェイユ『重力と恩寵―シモーヌ・ヴェイユ『カイエ』抄 (ちくま学芸文庫)』田辺保訳、筑摩書房、1995年、p.294.

奴隷にはなりたくない。

memorandum 092 パンよりも詩を必要とする

2012-08-19 23:03:29 | ことば
 なにかの幸福のためではなく、必然に迫られて、――なにかに引かれてというのでなく、むりにも押しやられて、――今あるがままに自分の生存を保ちつづけるために、――努力すること、それはつねに奴隷であるということだ。
 この意味で、肉体労働者が奴隷であるということは、どうしようもない事実である。
 究極の目的なしの努力。
 それは、おそろしい、――あるいは、何よりも美しい、――もしそれが、終わりなく決定的なものであるとすれば。美しいものだけが、今あるものに満ちたりた思いをおぼえさせてくれるのである。
 労働者たちは、パンよりも詩を必要とする。その生活が詩になることを必要としている。永遠からさしこむ光を必要としているのだ。
 ただ、宗教だけが、この詩の源泉となることができる。
 宗教ではなく、革命こそが、民衆のアヘンである。
 この詩が奪われていることこそ、あらゆる形での道徳的退廃の理由だといっていい。

シモーヌ・ヴェイユ『重力と恩寵―シモーヌ・ヴェイユ『カイエ』抄 (ちくま学芸文庫)』田辺保訳、筑摩書房、1995年、pp.293-294.