A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記737 『地図の政治学』

2013-05-31 23:20:53 | 書物
タイトル:地図の政治学
タイトル別名:Maps and politics
著者:ジェレミー・ブラック
訳者:関口篤
装幀:高麗隆彦
発行:東京 ; 青土社
発行日:2001.11
形態:242, 12p, 図版 [8] p ; 20cm
注記:原著 (London : Reaktion Books, 1997) の全訳
内容:

まえがき
1 権力としての地図学
2 世界と人間を地図で表わす
3 社会経済問題と地図
4 政治を地図で示す諸問題
5 境界
6 政治的地図学の一側面としての戦争
7 むすび
訳者あとがき


購入日:2013年5月27日
購入店:Amazon.co.jp
購入理由:
 参考資料として購入。


未読日記736 『地図』

2013-05-29 23:51:06 | 書物
タイトル:地図
シリーズ名:For beginners シリーズ, 62 . 日本オリジナル版
文:堀淳一
イラスト:あべゆっけ
装幀:足立秀夫
発行:東京 : 現代書館
発行日:1992.10
形態:174p ; 21cm
内容:
はじめに――地図とは何だろう?
Ⅰ 地図はイメージの表現である
 1 地表が地図を模倣する
 2 地図はイメージである
 3 イメージの檻
 4 「地図らしくない地図」などというものはない。しかしよい地図とわるい地図はある
Ⅱ 空中写真とは? 測量とは? これらもイメージか?
 1 写真はイメージか?
 2 測量とは何か?
 3 空中写真・衛星写真とは?
Ⅲ 地図は双面神だ
 1 地図の美しさ
 2 地図は人をあざむく・地図のモラル
 3 用図の知恵。イメージの檻を破ろう
コラム
 地図記号余話
 地内斜説の檻
 「もの」をぶっとばせ

購入日:2013年5月25日
購入店:Amazon.co.jp
購入理由:
 参考資料として購入。
考え続けて袋小路。とりあえず、原点回帰。

未読日記735 『HANARART Regional report vol.1』

2013-05-27 23:36:26 | 書物
タイトル:まちとともに、まちへの関わり方ガイド[ハレ]
     [HA:Re] HANARART Regional report vol.1
編集長:松本珠貴
編集:小林征子、藤原日和子、前田展広(株式会社シーズクリエイトCSR室)、赤司研介(株式会社シーズクリエイトCSR室)、浦野聡(大和・町家バンクネットワーク協議会
デザイン:小山豊(K-Pool Project
写真:奈良・町家の芸術祭HANARART実行委員会
発行:奈良県奈良・町家の芸術祭HANARART実行委員会
発行日:2013.3
形態:18p ; 30cm
内容:
HANARARTができるまで
case study 五條新町
case study 御所市名柄
case study 郡山城下町
case study 八木札の辻
case study 田原本寺内町
case study 三輪
HANARARTのこれから

頂いた日:2013年5月23日
 発行者の方よりご恵贈頂いた1冊。どうもありがとうございます。
 本書は、昨年秋に開催された「奈良・町家の芸術祭HANARART 2012」を、まちづくり視点からまとめた報告書。HANARARTのもう一つの側面がコンパクトにまとめられている。今年もHANARART 2013が開催されるとのこと。今回は参加の予定はないが、秋にはまた奈良に出かけよう。

未読日記734 『中谷宇吉郎の森羅万象帖』

2013-05-25 23:11:27 | 書物
タイトル:中谷宇吉郎の森羅万象帖 (LIXIL BOOKLET)
タイトル別名:Nakaya Ukichiro pursuit of the physics of form, investigating nature's habits
企画:LIXILギャラリー企画委員会
制作:株式会社LIXIL
編集:住友和子編集室+村松寿満子
AD:祖父江慎
デザイン:鯉沼恵一(コズフィッシュ)
校閲:中尾哲則
印刷:凸版印刷株式会社(プリンティングディレクター:金子雅一+村上祐大、フォントディレクター:紺野慎一)
発行:LIXIL出版
発行日:2013.3
形態:77p ; 21×21cm ; 付属資料ルーペット(1個)
注記:LIXILギャラリーにおける「中谷宇吉郎の森羅万象帖」展と併せて刊行
   年譜: 巻末にあり
内容:
「ねえ君、不思議だと思いませんか?」
実験物理学の醍醐味を味わう
Interesting & Practical
不思議を発見する「森羅万象帖」
複雑精緻を極めた結晶の美
結晶の写真を3000枚撮影
美しくない結晶にこそ価値がある
雪の神秘へさらに近づく
雪は天から送られた手紙である
雪の結晶分類表
手紙の暗号を読み解く
宇吉郎の随筆再録「霜柱の研究」について
絵を描き随筆を綴る
科学映画の先駆者
科学で大切なのは役に立つこと
氷の物性の謎に挑む
「氷は金属である」
新しい土地には新しい現象がある
「中谷宇吉郎に寄せて」福岡伸一
「中谷宇吉郎―没後50年を経て」神田健三
「父の言葉」中谷芙二子
中谷宇吉郎略年譜
執筆者紹介

購入日:2013年5月18日
購入店:MARUZEN & ジュンク堂書店 梅田店
購入理由:
 「雪は天から送られてきた手紙である」というフレーズで知られる科学者・中谷宇吉郎(1900年~1962年)の展覧会「中谷宇吉郎の森羅万象帖」展に合わせて刊行されたブックレット。
 中谷は、雪の結晶の美しさに魅せられ、3000枚を超える写真を撮影し研究を重ね、世界初の人工雪をつくって、そのメカニズムを明らかにした科学者である。今展の目玉は、中谷が撮影した火花放電や雪晶、アイスコアなどの自然現象の美しい記録写真の数々である。記録された科学写真は、抽象的なイメージだが、そのイメージは不思議でいつまでも見飽きない魅力を湛えている。


未読日記733 『広告のなかの名建築 [関西編] 』

2013-05-24 23:00:02 | 書物
タイトル:広告のなかの名建築 [関西編]
著者:橋爪紳也
装丁:石田秀樹
発行:東京 : 鹿島出版会
発行日:2013.1
形態:275p ; 19cm
内容:
チラシの中のモダニズム。明治末から昭和初期、工業化社会と消費社会が産み出した、マッチラベルから絵葉書、パンフレットまで、魅力的な広告媒体の数々。都市生活と建築の関係をあらたに掘り起こす。

はじめに
第1章 先づ大大阪の繁華を御覧遊ばせ[百貨店とビルディング]
第2章 大きいやつをやらないかん[娯楽と観光]
第3章 中堅階級の楽しきホーム[住宅と鉄道]
第4章 奇矯に走らず、荘重に偏らず[ランドマーク]
第5章 東洋の魅力、西洋の快適さ[ホテルと旅館]
あとがき
本書に登場する主な建物

購入日:2013年5月18日
購入店:MARUZEN & ジュンク堂書店 梅田店
購入理由:
 参考資料として購入。


未読日記732 『近代化遺産 交通編』

2013-05-23 23:22:03 | 書物
タイトル:日本の美術 no.545 近代化遺産 交通編
監修:独立行政法人国立文化財機構
執筆:後藤治(編)、小野田滋、二村悟
編集:至文堂
発行:ぎょうせい
発行日:2011.10
形態:93p ; 23cm
内容:
総論
■鉄道
 1:鉄道の登場(鉄道の伝来/鉄道の建設/民間資本と鉄道/明治の列車/都市交通の発達)
 2:鉄道の発展(都市鉄道の進化/駅の発達/ターミナルの発達/電気鉄道の発達/鉄道車両の進化/地下鉄道の登場)

■舟運(水運)
 近海から遠洋へ/黎明期の港湾整備/初期の外洋に向けた港湾整備/初期の国内港湾の整備/現代の礎となった港湾整備/その他の港湾施設/船渠(ドック)/航路標識・灯台/船舶

■道路
 国による道路整備/政府による道路面の強化/北海道における道路敷設/特殊な道路/道路構造物の発達/車両の発達と自動車の登場/自動車の発達/自動車関連施設

■航空
 黎明期の航空/民間による航空の牽引/法の整備、企業の時代へ/航空関連施設/航空機

■交通の諸相
 旅から観光へ/修学旅行と団体旅行/リゾートの形成/旅館からホテルへ/国際運輸の実現/海と空の旅/郊外住宅地の形成と沿線文化/乗合バスと遊覧バス/観光の絵巻/観光地の整備/健康とスポーツ/鉄道と遊園地・イベント

おわりに
図版目録

購入日:2013年5月18日
購入店:MARUZEN & ジュンク堂書店 梅田店
購入理由:
 参考資料として購入。

未読日記731 『映像試論100』

2013-05-22 23:40:26 | 書物
タイトル:映像試論100 : 第1号 2013年6月号
企画:島尾伸三、天野多佳子
美術設計:天野憲一
発行:Port Gallery T
発行日:2013.6
定価:525円(税込)
形態:68p ; 21cm
内容:
「作家の生活と制作(1)」小野惇貴
「写真には何が写るのか。「『場』を写す」、とはどういうことか」米田千佐子
「ヴァイマール期ドイツ写真管見 レーオ・ローゼンタール 1」満留伸一郎
「ささやかな記憶」大上真一
「写真と版画―マン・レイのクリシェ・ヴェールから―」松岡佳世
「ほころびの表と裏」楠本愛
「自主ギャラリー誕生の外的要因と純粋写真/試論」島尾伸三
「今の写真について」姜美賢/KOSUNA
「「心霊写真」についての覚書」奥脇嵩大
「写真の痕跡」滑川英達
「写真を撮ることについて」高橋真理子
「私の見方―高橋由一《江ノ島図》(1876~77年、神奈川県立近代美術館蔵)」鈴木寛和
「〈実録〉2012年11月9日ツアイト・フォト・サロンにて 石原悦郎氏に話を聞く―前編―」聞き手:天野多佳子
「写真に関することがら」天野多佳子
「「顔」のある骨壷」飯沢耕太郎

購入日:2013年5月18日
購入店:Port Gallery T
購入理由:
 大阪・Port Gallery Tにて開催された「『映像試論100』発行に寄せて 写真に関することがら展」にて購入した1冊。
 『映像試論100』とは、「写真を中心に据え、筆者による自由なテーマで書かれた論文やコラム、レポート等をまとめ」たPort Gallery T発行による批評誌。ギャラリーが雑誌を発行するのは、かなり大変だと想像するが、学会誌を除けば美術や写真をめぐる批評誌が関西ではほとんどないのですばらしい偉業である。このような試みに心から敬意を表したい。細々とでも継続を願うばかりである。
 内容は、ベテランから若手まで幅広く、どれも短く読みやすい。このボリュームで525円はなかなかお得だと思う。なかでも、ツァイト・フォト・サロンの石原悦郎氏へのインタビューは生きた写真史が読めて刺激的だった。一部、アーティストへの率直な発言もしているが、ここまで掲載されるのは大手雑誌ではおそらくできないだろう。次号も期待。