タイトル:独居老人スタイル (単行本)
著者:都築響一
デザイン:倉地亜紀子
カバー絵:川上四郎
カバー裏作品:荻野ユキ子
表紙:2012年3月11日 15:00 福島県相馬郡新地町釣師浜
発行:東京 : 筑摩書房
発行日:2013.12
形態:351p ; 21cm
内容:
ひとりで生きて、なにが悪い!
独居老人=哀れな晩年? いわれなき偏見をぶち壊す大先輩たちのマイクロ・ニルヴァーナ。
あえてひとりで暮らすこと。あえて空気を読まないこと。
それは、縮みゆくこの国で生きのびるための、きわめて有効なスタイルだ。
いま、世の中でいちばん情けない種族は「独居老人」ということになっている。
でも、独居老人って、そんなに憐れむべき存在だろうか。
これまでずいぶん一人暮らしの、ものすごく元気な老人たちに出会ってきた。
だれもたいして裕福ではなかったけれど、小さな部屋で、好きなものに埋もれて、
ストレスもなく、煩わしい人間関係もなく、もちろん将来への不安もなく――
ようするに毎日をものすごく楽しそうに暮らしてる、
年齢だけちょっと多めの元気な若者なのだった。
カネなんかなくても、家族なんかなくても、好きなように暮らせばいいじゃないか。
どこのだれにも気兼ねなく。
あえて独居老人でいること。そして、あえて空気を読まないこと。
それは縮みゆく、老いていくこの国で生きのびるための、
きわめて有効なスタイルかもしれないのだ。
まえがき
片付けるってのは、消極的なことですよ。―秋山祐徳太子(アーティスト)
早く壁にぶち当たりたいんです。―首くくり栲象(アクショニスト)
タバコと寿司屋と焼肉屋があれば、どこでもいいの!―鈴木惇子(スナック・ママ)
絵描きになるには毎日、家に居ればいいんだ。―美濃瓢吾(画家)
同年代の友達なんて、つまんないからひとりもいない!―水原和美(輸入用品雑貨店経営)
手伝ってくれるひとなんて、だれもいないんだよ。―田村修司(本宮映画劇場館主)
絵は病気なんですよ、つい飲んでしまうように、つい描いてしまう。―戸谷誠(画家)
なんにもしないでいられたら、それでいいんです。―ダダカン(アーティスト/ハプナー)
退屈しないよ、頭の中が休んでるヒマないからね―荻野ユキ子(早稲田松竹映画劇場お掃除担当)
やめちゃうのは学があるからだよ、学問がないから続いているの、それだけ。―新太郎(流し)
24時間ぜんぶ、自分のために使えるんやもん。―礒村遜彦(舶来居酒屋いそむら・主人)
電子書籍は野菜を直販するようなもんや、きたないけど売ってるんや―川崎ゆきお(漫画家)
歩くって、止まるのが少ないって書くんです。―プッチャリン(道化師)
彼氏はいるわよ、飲み友達ね。―坂東三奈鶴(日本舞踊家)
台本なんかいらねえ、ぶっつけ本番でやっちゃうもん。―三代目長谷川栄八郎(津軽三味線奏者/民謡歌手)
ようするに好きなんだね、女性が。―川上四郎(日曜画家)
あとがき
購入日:2014年9月27日
購入店:Gallery Nomart
購入理由:
大阪・NOMARTの25周年記念イベントvol.1「Favorite Books(59名の“Favorite”展)」(2014年8月2日~8月30日)にて予約・購入した1冊。
この展覧会は、アート、音楽、デザインなどさまざまな領域で活躍するクリエイターが「好きな一冊」を選び、その本をイメージしたブックカバーや自身の創造を加えた“Favorite Book”を制作・出品するというもの。
私は田中恒子さん(アートラバー)の出品蔵書から本書を購入。田中さんは蔵書に展覧会チラシをカバーとして付ける習慣があるようで、それぞれの本とチラシの組み合わせを楽しまれているとか(おかんアートか?)。それはそれとして、私の関心はカバーではなく、読みたかった本書に安値がつけられていたので即決購入。田中さんを老人というには失礼だが、高齢の方の蔵書から老人についての本を購入するのもおもしろいものである。
ところで、購入後、チラシカバーがセロテープで固定されているのには驚いた。6~7か所ほど貼られていたので、保存上、セロテープはすべてはがさせて頂いた。あしからず。
『独居老人スタイル』田中恒子カバーバージョン
チラシは、阪急メンズ大阪にて開催された「ドレッシング・グリーン」(2014.4.1~4.8)。
著者:都築響一
デザイン:倉地亜紀子
カバー絵:川上四郎
カバー裏作品:荻野ユキ子
表紙:2012年3月11日 15:00 福島県相馬郡新地町釣師浜
発行:東京 : 筑摩書房
発行日:2013.12
形態:351p ; 21cm
内容:
ひとりで生きて、なにが悪い!
独居老人=哀れな晩年? いわれなき偏見をぶち壊す大先輩たちのマイクロ・ニルヴァーナ。
あえてひとりで暮らすこと。あえて空気を読まないこと。
それは、縮みゆくこの国で生きのびるための、きわめて有効なスタイルだ。
いま、世の中でいちばん情けない種族は「独居老人」ということになっている。
でも、独居老人って、そんなに憐れむべき存在だろうか。
これまでずいぶん一人暮らしの、ものすごく元気な老人たちに出会ってきた。
だれもたいして裕福ではなかったけれど、小さな部屋で、好きなものに埋もれて、
ストレスもなく、煩わしい人間関係もなく、もちろん将来への不安もなく――
ようするに毎日をものすごく楽しそうに暮らしてる、
年齢だけちょっと多めの元気な若者なのだった。
カネなんかなくても、家族なんかなくても、好きなように暮らせばいいじゃないか。
どこのだれにも気兼ねなく。
あえて独居老人でいること。そして、あえて空気を読まないこと。
それは縮みゆく、老いていくこの国で生きのびるための、
きわめて有効なスタイルかもしれないのだ。
まえがき
片付けるってのは、消極的なことですよ。―秋山祐徳太子(アーティスト)
早く壁にぶち当たりたいんです。―首くくり栲象(アクショニスト)
タバコと寿司屋と焼肉屋があれば、どこでもいいの!―鈴木惇子(スナック・ママ)
絵描きになるには毎日、家に居ればいいんだ。―美濃瓢吾(画家)
同年代の友達なんて、つまんないからひとりもいない!―水原和美(輸入用品雑貨店経営)
手伝ってくれるひとなんて、だれもいないんだよ。―田村修司(本宮映画劇場館主)
絵は病気なんですよ、つい飲んでしまうように、つい描いてしまう。―戸谷誠(画家)
なんにもしないでいられたら、それでいいんです。―ダダカン(アーティスト/ハプナー)
退屈しないよ、頭の中が休んでるヒマないからね―荻野ユキ子(早稲田松竹映画劇場お掃除担当)
やめちゃうのは学があるからだよ、学問がないから続いているの、それだけ。―新太郎(流し)
24時間ぜんぶ、自分のために使えるんやもん。―礒村遜彦(舶来居酒屋いそむら・主人)
電子書籍は野菜を直販するようなもんや、きたないけど売ってるんや―川崎ゆきお(漫画家)
歩くって、止まるのが少ないって書くんです。―プッチャリン(道化師)
彼氏はいるわよ、飲み友達ね。―坂東三奈鶴(日本舞踊家)
台本なんかいらねえ、ぶっつけ本番でやっちゃうもん。―三代目長谷川栄八郎(津軽三味線奏者/民謡歌手)
ようするに好きなんだね、女性が。―川上四郎(日曜画家)
あとがき
購入日:2014年9月27日
購入店:Gallery Nomart
購入理由:
大阪・NOMARTの25周年記念イベントvol.1「Favorite Books(59名の“Favorite”展)」(2014年8月2日~8月30日)にて予約・購入した1冊。
この展覧会は、アート、音楽、デザインなどさまざまな領域で活躍するクリエイターが「好きな一冊」を選び、その本をイメージしたブックカバーや自身の創造を加えた“Favorite Book”を制作・出品するというもの。
私は田中恒子さん(アートラバー)の出品蔵書から本書を購入。田中さんは蔵書に展覧会チラシをカバーとして付ける習慣があるようで、それぞれの本とチラシの組み合わせを楽しまれているとか(おかんアートか?)。それはそれとして、私の関心はカバーではなく、読みたかった本書に安値がつけられていたので即決購入。田中さんを老人というには失礼だが、高齢の方の蔵書から老人についての本を購入するのもおもしろいものである。
ところで、購入後、チラシカバーがセロテープで固定されているのには驚いた。6~7か所ほど貼られていたので、保存上、セロテープはすべてはがさせて頂いた。あしからず。
『独居老人スタイル』田中恒子カバーバージョン
チラシは、阪急メンズ大阪にて開催された「ドレッシング・グリーン」(2014.4.1~4.8)。