A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

memorandum 542 文芸評論というのは

2017-08-15 23:49:33 | ことば
文芸評論というのは、突きつめれば、作品を読めるかどうか、である。何の知識もいらない、またそういうものが何の役にも立たない。未知のものとして現れる作品を前に、ただその力を衆目の前で問われる。

加藤典洋「「戦後」の地平——江藤淳氏の逝去によせて」『ポッカリあいた心の穴を少しずつ埋めてゆくんだ』クレイン、2002年、244頁。

美術評論も同様だと思う。