A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記1193 『〈写真と絵画〉のアルケオロジー』

2016-06-28 23:50:26 | 書物
タイトル:「写真と絵画」のアルケオロジー―遠近法リアリズム記憶の変容 (白水社アートコレクション)
シリーズ名:白水社アートコレクション
著者:伊藤俊治
ブック・デザイン:東幸見
発行:東京 : 白水社
発行日:1987.12
形態:86p ; 22cm
注記:タイトルは背による
   「写真と絵画」をめぐるクロノロジー&アンソロジー: 巻末
内容:
〈写真と絵画〉というパラダイムを単に様式上の影響とか、一方が他方のイメージ・ソースとなったといった問題で処理せず、絵画と写真の融合的な形式が生みだした二十世紀の想像力や感受性の絡みあいを検証しつつ、変容するメディア環境がどのように新しい記憶の磁場を発生させ、それを個々のアーチストたちが自らの想像力に生かそうとしているかを探る。

目次

第1章 〈写真以前〉と遠近法の変遷
第2章 リアリズムとモデルニテ
第3章 「芸術」をめぐる錯綜
第4章 「機械の眼」との対峙
第5章 遠近法の再生と物性
第6章 〈写真以後〉と新しい記憶
〈写真と絵画〉をめぐるクロノロジー&アンソロジー

購入日:2016年6月28日
購入店:日本の古本屋
購入理由:
 Gallery PARC Art Competition 2016で開催される嶋春香展「MEET / MEAT」の予習・参考文献として購入。
「写真と絵画」の関係について思いついた文献は本書だった。以前にも持っていたのだが、実家でも見つからず、京都府・市の図書館にも所蔵がなく、仕方なく買うことにした。