A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記1187 『デュシャンは語る』

2016-06-06 20:32:22 | 書物
タイトル:デュシャンは語る (ちくま学芸文庫)
タイトル別名:Entretiens avec Marcel Duchamp
シリーズ名:ちくま学芸文庫, [テ-1-1]
著者:マルセル・デュシャン, ピエール・カバンヌ
訳者:岩佐鉄男, 小林康夫
発行:東京 : 筑摩書房
発行日:1999.5
形態:241p ; 15cm
注記:底本: 「デュシャンの世界」(朝日出版社, 1978年3月刊)
   原著(éd. Pierre Belfond, 1967)の翻訳
内容:
論理的な説明をこえ、自由で知的な作品を展開し続けたマルセル・デュシャン。革新的な作品の数々はもちろん、その思想や問題提起に触発され豊かな実りを生んだ芸術家はジョン・ケージら数知れない。<幸運にめぐまれました>にはじまり、<私は幸せです>に終わるこのインタヴューは、希代の芸術家の生き方と感情、創造に向かって生きた言葉で開かれている。なぜ作品制作を放棄したのか、ガラスを使うというアイデアはどこから生まれたのか、もっとも親しかった友人は…。複雑で簡明、常識的で崇高、不思議と明るく、あっけらかんとした生の展開を通して、ある高度な精神的態度が力強く貫かれていく軌跡。

目次

《まったく驚くべき一生》
八年間の水泳訓練
何が別なものへの窓
『大ガラス』を通りぬけて
働くよりも呼吸していたい
カフェのボーイの生活をおくっています
原注
あとがき
文庫版あとがき

購入日:2016年6月6日
購入店:Amazon.co.jp
購入理由:
 だいぶ形が見えてきた林葵衣展テキストの参考文献として購入。テキストの追い込みとなると悪あがきで今さら本を調べたりする。ガラスを使った作品といえば、デュシャンだろう。そこでデュシャンの思想を簡易に知ろうと学生時代に読んだことのある本書を思い出したのであった。