私が行なおうとしていることは、これから頻発するであろうさまざまな問題の個々を検討し、それに対応するということより、自分が自分であり続けるために、自分の目で見、自分の耳で聞き、自分の舌で味わい、自分の頭で考え、自分の手でさまざまな道具を造り出してゆくことを実践し、自らの生の営みが、そうした感覚によって支えられていることの快感と魅力を他の人々にも伝えてゆくことだと思っています。
甲野善紀「模索の中で」、甲野善紀・前田英樹『剣の思想
』青土社、2001年、222頁。
問題に自分が振り回されるのではなく、どんな問題の渦中にあっても、自分が自分であり続けること、生の営みが自分の感覚によって支えられていることが、ひいては問題へと向かう自分をつくるのだろう。
甲野善紀「模索の中で」、甲野善紀・前田英樹『剣の思想
問題に自分が振り回されるのではなく、どんな問題の渦中にあっても、自分が自分であり続けること、生の営みが自分の感覚によって支えられていることが、ひいては問題へと向かう自分をつくるのだろう。