細川庭園は、肥後熊本54万石の藩主細川越中守の下屋敷でした。
昭和50年に文京区に移管され、一般公開されています。
以前からお付き合いのある酒井登巳子さんの花まゆ展が開催されているので、作品を鑑賞
しながら、庭園を散策してきました。
蚕が命をつむいだ繭を薄い薄い布のようにはがして花びらを作ります。コテを当てるのではなく繭の
もともとの丸みを活かして指先で花びらの形を作ったのが「花まゆ」 酒井登巳子さんが生み出した
繭の花は、細かい根気のいる作業を隠すようにふんわりと優しく、微笑んでいるかのようです。
肥後細川庭園の正門
細川庭園は池泉回遊式庭園で、台地の湧水を池に取り入れています。背後の高台を山と
して、立体的な眺望となるように巧みに作られています。
四季折々に風情が楽しめる庭。少し前まで、肥後花菖蒲が池の周りを彩っていました。
まだ、余花が梅雨空のもと、鮮やかな青い花びらを開かせてくれています。
江戸時代から品種改良を重ねて大事に守ってきた熊本独特の花で
ある「肥後六花」の一つがこの肥後花菖蒲なのだそうです。
花まゆの展示がされている松聲閣の二階から、眺めた庭園。池、斜面の林、灯籠など、昔
と変わらぬ景観を留めているそうです。
また違った季節にゆっくり巡ってみたくなりました。
昭和50年に文京区に移管され、一般公開されています。
以前からお付き合いのある酒井登巳子さんの花まゆ展が開催されているので、作品を鑑賞
しながら、庭園を散策してきました。
蚕が命をつむいだ繭を薄い薄い布のようにはがして花びらを作ります。コテを当てるのではなく繭の
もともとの丸みを活かして指先で花びらの形を作ったのが「花まゆ」 酒井登巳子さんが生み出した
繭の花は、細かい根気のいる作業を隠すようにふんわりと優しく、微笑んでいるかのようです。
肥後細川庭園の正門
細川庭園は池泉回遊式庭園で、台地の湧水を池に取り入れています。背後の高台を山と
して、立体的な眺望となるように巧みに作られています。
四季折々に風情が楽しめる庭。少し前まで、肥後花菖蒲が池の周りを彩っていました。
まだ、余花が梅雨空のもと、鮮やかな青い花びらを開かせてくれています。
江戸時代から品種改良を重ねて大事に守ってきた熊本独特の花で
ある「肥後六花」の一つがこの肥後花菖蒲なのだそうです。
花まゆの展示がされている松聲閣の二階から、眺めた庭園。池、斜面の林、灯籠など、昔
と変わらぬ景観を留めているそうです。
また違った季節にゆっくり巡ってみたくなりました。
この屋敷に相応しい作品なのですね。
繭をはがして花びらを作った・・・不思議な花「花まゆ」。現物を見てみたいですね。
江戸末期には細川家の下屋敷であったそうです。
これだけの庭園を維持するのは大変でしょうね。
入園料は無料です。お抹茶などもいただけるので、
花のきれいな季節にゆっくり来てみようと思っています。
花まゆは、汚れたり、傷がついたりで生糸になれなかった繭を
廃棄せずに何とか生かそうという思いで作り出された花です。
見ていただけるとその繊細さがわかるのですが…。