脱サラして一人親方になりました

脱サラして独立。我が道を行く男の独り言

建具屋という商売 8

2016年02月13日 | 経営
今、求められている建具屋は、大きく分けて3つだと思います。

1.優れた技法で立派な建具を作れる建具屋
2.臨機応変に対応できる建具屋
3.とにかく早くて安い建具屋

1は、お客様の要望に合わせて作る事が可能ですから、他社、他店で「ムリ」となった仕事をもらえます。そうなると、価格は『イイ値』ですね。羨ましい。。。

2は、「こんな事できるの?」「この商品は何?」という、お客様の要望に応える事で、主にリフォーム市場で活躍できると思います。

3は、いつの時代でも、どの分野でも求められますよね。ただ、競争が激しいですから「3で活躍したい」と思う人は少ないと思います。生き抜くために3を選ばざるを得なかったという事ですよね。

さて、選びやすいのはどの分野でしょうか?

1は、今すぐになれるものでも無いですし、良い指導者に恵まれる事、設備投資も必要かもしれませんから、だれでも目指せる道とは言えないかもしれません。

3は、先に書いた通り。安定的、継続的という経営からは離れるかと思います。

続きます。







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建具屋という商売 7

2016年02月13日 | 経営
私が考える建具屋は、材料費込みで請負タイプ(以降A)です。
手間請け(以降B)では生き抜けない時代だと思います。

将来Aになる事を前提にBで腕を磨く、人脈を増やすのであれば良いのですが、Bで行き詰ってからAになるのは厳しいです。
要は目標の置き方だと思います。

Aであれば、自分自身で仕事を開拓する事ができます(というより、求められます)
時代の変化、要望に応じて臨機応変に対応すれば、生き抜いていきます。
Bも、臨機応変に対応する事が求められますが、やはりAに依存していますから、共倒れのリスクを負う事になります。

こうなると、建具屋として生業を立てるのであれば、Aを目指すべきだと思います。
なので、見習いで腕を磨いた→建具屋で独立は、ちょっとリスクが大きいです。
腕を磨くことはもちろんですが、仕事の請け方、仕入、そして「求められている建具屋」を知る必要があると思います。

続きます。
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建具屋という商売 6

2016年02月13日 | 経営
さて、繰り返しになりますが、Aは工務店やハウスメーカーから仕事をもらう請負になります。
対してBは、建具屋から仕事をもらう請負になります。

そうなると、Aが行う営業活動は、工務店などに向けたもの。
対するBは、建具屋に向けた営業になります。

Aは、工務店などが必要とする建具屋になれればOK。
価格なのか、仕事内容なのか、技術なのか、これは相手によって違います。
Bは、その建具屋(A)に「技術と価格」で売り込む形になります。

もし、「腕で勝負したい」と考えているなら、迷わずBを選ぶべきだと思います。
いろいろな建具屋から請ける事で、腕も磨かれますし評価基準も分かります。
「自分では腕が良いと思っていた」という思い上がりも正せるかもしれません(私の事です)

ただ、請負先のAの経営状況により、どんなに腕が良くても仕事が無くなるかもしれません。
Aの営業力に依存する経営になります。
もし、仕事がなくなった時、次のAを探しますか?(探せますか?)
これを考えておくべきです。

続きます。






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建具屋という商売 5

2016年02月13日 | 経営
腕や仕事量で勝負するのが手間請け(以降B)で、仕事を取ってくる能力に長けているのが材料費込みで請負タイプ(以降A)ではないかと思います。
Aは、営業することが苦ではないので、問屋など仕入先の開拓も難なくこなします。
対して、Bは、こういった営業が苦手(やりたくない)なのではないかと感じます。

もちろん、BにもAになれる方がいますし、Aにも腕や仕事量で勝負する(できる)タイプもいると思います。
が、分類してしまうと、やはりAはA、BはBになると思います。

では、AとB、儲け方という点で違いがあるでしょうか?

続きます。

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