大阪府立真田山学院高校演劇部公式ブログ・Vol・36
『相次ぐ訓告処分など』
台風が近づいてるせいか、メッチャうっとうしい気分です。
☆校長先生が文書訓告される
今日の昼に知ったニュースですけど、うちの校長先生が、先月のうちらの全学ストの責任を取らされて府教委から文書訓告の処分を受けはりました。
長曾我部先輩が、ほかの三年生と話してるとこにうちの九鬼あやめが聞き耳頭巾になって聞いてきたんで知りました。
そんでおかしい思たんです。学校を混乱させて、生徒に授業ボイコットさせるような混乱をもたらしたいうことで責任を問われたんです。授業ボイコットが悪いんやったら、処分されるのはうちら生徒の方です。
もう一歩掘り進んで考えたら、うちら生徒に授業ボイコットさせた先生らが悪いんです。
もともとは、うちら演劇部が役作りのために自衛隊に体験入隊したことに原因があります。職員会議で、このことを問題にした先生がいてました。理屈は、合宿計画書の提出期限を過ぎてから、合宿をやった、それを認めたいうことで問題にされました。
理屈としては巧妙です。自衛隊の自の字も出てきません。単なる内規違反(合宿の申し込みは7月20日までに提出)ということです。一時は演劇部の部活停止まで言われ、同調した他のクラブやら生徒会が演劇部支援委員会を作って、先生らと対決しました。
先生らは、あくまでも手続き論で責めてきました。ほんまは自衛隊の体験入隊いう、今までうちの生徒がしたことないことをやったのが気に入らんのです。先生らも、うちらが授業ボイコットまでやるとは思てなかったみたいで、慌てて教職員内部の問題いうことで処理されてしまいました。顧問の淀先生が顛末書を書き、校長先生が先生らに陳謝。その校長先生が府から訓告。
なんか間違うてると思います。
放課後に、主だった生徒らで校長先生に謝りにいきました。校長先生は、かえって労いの言葉をくださいました。その言葉の中身は詳しくは書けません。けど、校長先生と顧問の先生は信頼してます。
ちなみに、うちの校長先生は、いわゆる民間校長です。とかく他校では問題が多い民間校長さんらですけど、うちの校長先生は偉い人やと思いました。
訓告は戒告と違うて、履歴には残りません。府教委も形をつけて幕引かんとあかんので、こないしたんやと思います。しかし、大人の世界いうのは釈然しません。
☆劇団兼職の先生らの事情聴取始まる
浪速高等学校演劇連盟加盟校の顧問の先生の中で、何人かプロ劇団と認知されてる劇団に入ってる人がいてます。前から、いろんなとこで問題になってましたけど、今月に入って府教委が動き始めました。
きっかけは、連盟の総会の日に欠席してた運営委員の先生らが自分の劇団の公演に出てたいうことを、SNSで書きこんだ生徒がいてたからです。ネットとは恐ろしいもんで、5月に書き込んだもんが回りまわって、今頃問題になってきました。
わたしは、これがきっかけで健全なアマチュアとして演劇活動やってる先生らが委縮したり、同じ目で見られることを心配します。
ほんなら、プロとアマの違いは何か? 簡単です、本人がプロやと思てたらプロです。
プロの役者が食べられへんでバイトやるのは問題ありません。
プロの教師が、プロまがいに芝居したらあかんと思います。校務員は兼職禁止になってるからです。せめてSNSの職業欄に劇団名書くのは止めたほうがええと思います。
このブログはしばらく休みます、演劇部を始めとする読者のみなさん、ありがとうございました。
文責 大阪府立真田山学院高校演劇部部長 三好清海(みよしはるみ)
※ これは小説です。いかなる実在の組織や個人とも無関係です。