マラソン讃歌

ランニング日記を中心に様々な趣味活動を紹介します。

忌み数

2010年08月04日 | トーストマスターズ
 暑いですね。夏本番です。来週はいよいよお盆ということでお休みを取られる方も多いでしょう。お盆というのは先祖の霊がこの世に帰ってくる期間なので、私も先祖のお墓参りのため来週13日から帰省しようかと考えていました。ところがカレンダーを見てふと考えてしまいました。13日が金曜日となっているからです。西洋では13日の金曜日は不吉で縁起が悪いとされています。ひょっとしたら自分が乗った飛行機が落ちるのではないかと不安になりました。というわけで(?)今年はお盆の帰省をやめ、今月末にニュージーランドに走りに行くことにしました。
 そう決めた後で調べてみると、13日の金曜日がなぜ不吉なのかについてきちんと説明ができる根拠はないようです。イエス・キリストが磔刑に処せられた日が13日の金曜日だったとかいわれていますが、聖書には金曜日とは書いてあっても13日と明示されているわけではありません。しかし、これがいつの間にか忌み嫌われる数字(忌み数)となって我々の社会に深く根を下ろしてしまいました。例えば、海外のホテルに13階がなかったり、飛行機の座席に13列がなかったりということに出くわした経験はありませんか。何年か前に「13日の金曜日」という恐怖映画が広く全世界で人気を博したことも影響しているのでしょう。
 では、日本ではどうでしょう。13ではなくむしろ「死」に通じる4とか「苦」に通じる9の方が忌み嫌われているのではないでしょうか。私の場合は、結婚して最初に住んだアパートが404号室でしたし、今の職場の職員番号は、36年間ずっと4444番です。かと言ってその数字のせいで何か悪いことが起こったかというと特にそういう事例は思い当たりません。4が4つも集まるとむしろ「し(四)合わせ=幸せ」になるということでしょうか。それでも、特定の数字に対する悪いイメージはなかなかなくなりません。昨夜、スーパーで缶ビールを買うのに4缶ではなく6缶買ってしまったのもそのせいでしょう。
 さらに、自分では避けられない「忌み数」として厄年というのがあります。その年齢は体に大きな変化が起こるので気をつけなければならないとされています。男女で違いますが、男の場合は数え年で25歳、42歳、61歳といわれています。私は今年その最後の厄年を迎えました。過去2回を思い返せば、思い当たらないこともないではありませんが、それは誰にでも起こりうるごく自然なことであった様な気がします。例えば、私の場合は、25歳は恋人ができず一生結婚できないのではと悩んでいましたし、42歳の時は健康診断で肺炎といわれもはや人生もこれまでかと覚悟を決めたような記憶があります。
 このような「忌み数」をどう考えて暮らして行けばいいのでしょうか。いいえ、いかにこれらを気にしないで生きていけるでしょうか?人間の運命は数字を変えたぐらいで簡単に変わるものではありません。「サマージャンボ宝くじ」は、3億円が当たるかもしれないと思うから買う訳ですが、大抵はどんな番号を選んでも1等賞にはなりません。私も当選を夢をみて時々買いますが、抽選日までは当選金の使い道を考える夢を見ますが、当選番号が発表されたら直ぐ夢から覚めます。「ドリーム宝くじ」とはよくいったものだと思います。
 このように「忌み数」や厄年は宝くじの番号のように何の意味も持たないと思いますが、やっぱり気になりますよね。自宅の電話番号やカードの暗証番号は、「ラッキーセブン」の7か「末広がり」の8かが含まれているものを選ぶでしょう。
 これからはもっと真っ白な心で自然に生きていきたいものだと思います。
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