ニューズウィーク 2020年04月16日(木)16時30分 掲載の冷泉彰彦氏コラム「アメリカの新型コロナ死亡者数を急増させた『在宅死』の背景」によると、(抄録)
4月の第2週ぐらいから、ニューヨークではコロナ死亡者数の「カウントが少なすぎる」という指摘がされていました。検視官事務所が把握している「在宅死」が異常値になっていたというのです。4月14日になって、ニューヨークのデブラシオ市長は、「みなしコロナ死亡」の存在を認めました。また、CDC(米疾病予防管理センター)が14日の時点で基準を改訂して、PCR検査による陽性が確定しないまま死亡した患者で、所定の条件を満たしたケースは「コロナ関連死」としてカウントするとしたのです。
その修正ですが、なんと「3778人」という信じられない数でした。1日あたり200人増という「異常な在宅死」を累積すると、そうなったのです。その結果、この時点でのニューヨーク州の累積での死者数は1万4612人という大変な数字に上っていたのです。
とのことです。このことはほとんど話題にならず、私もさっきまで知りませんでした。同じころに中国・武漢市が、コロナウイルス死者数を1250人増、1.5倍に修正し、そのことは大きくとりあげられて非難されましたが、修正死者数の実数としてはニューヨークの方が武漢の3倍以上も大きい。中国だけを悪者にするような一部ネット民の論調があり、馬鹿トランプが責任転嫁のためにそれを煽っていますが、アメリカだって混乱状態だったのです。
トランプのように、他国を非難し、しかも感染対策物資を横取りするようなことを平気でするバカ野郎の言うことなど、取り上げる方が間違っている。トランプの言うことは9割がウソだと思って間違いありません。
それと、トランプはコロナの発生源が中国だから、場合によっては賠償を請求する、などと馬鹿げたことを言っていますが、リーマンショックの時に世界経済を救ったのは中国だということを忘れている。それでなければトランプもアメリカも破滅していたかもしれない。そして彼らアメリカの銀行家は誰一人責任をとらなかった。FRBに救済されて生き延び、だれひとり訴追されてさえいない。アメリカはホントに馬鹿げた無責任野郎ばかり。その筆頭が馬鹿トランプです。物事の道理を正しく見ましょう。
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