魔人の鉞

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兵庫県 斎藤知事はアカン!

2024-09-07 09:30:30 | 日記
兵庫県の斎藤知事は100条委員会で証言し、自殺した県民局長に対する調査と処分は適正だった、公益通報では無いと判断したと、いまだに言い張っています。
いくつかの通報内容はどうやら事実らしいし、おねだりは度を越していますし、パワハラも推定できます。これで自分の判断は間違っていなかったというのでは、話しになりません。
東大出で役所に入った能吏だと言いますが、人間的にはよほどボンクラです。兵庫県民はいい迷惑でしょうが、自民と維新の推薦で下からダマされた、と言えるかもしれません。2人もの自殺者が出ているのです。人間として謝罪し、辞職するのが当然ですが、自分は正しいと言い張る。世が世なら暴漢に襲われても仕方が無いような、バカ男です。

この馬鹿を、ジャーナリストの辛坊治郎氏 は8月22日 関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」 で、「知事が乗ろうとしてんのに、エレベーター普通止めるだろう 」といって擁護し、「斎藤知事を選んだ兵庫県民に対する兵庫県職員の反乱 」ではないかと主張しました。

ここまでひどい曲解は悪意があると言っていいでしょう。自殺した県民局長の行為に対するとんでもない許されざる誹謗中傷です。言論の自由にも限度があることを辛坊氏は知らないのでしょうか。

斎藤知事も辛坊治郎も追放しましょう。
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自民党は ポエム男でいいの?

2024-09-07 07:12:06 | 日記
2024年9月6日、自民党の小泉進次郎元環境相が総裁選に立候補表明しました。

 ●政策活動費の廃止
 ●不記載議員は、選挙で公認するかどうかは新執行部において判断 。
 ●そしてなんと、労働市場改革で解雇規制の見直し。
 ●憲法改正の国民投票の実施
有力候補の中でほぼ最後に出てきて、この程度の公約しか打ち出せないのでは、ちっとも刷新感も期待感もありません。若いというだけでありきたりです。
政治と金の問題への対処は当たり前のことしか言っていない。
規制改革は解雇規制の撤廃が目玉。なんでそれが一番の課題ですか? 
憲法改正は自民党の党是なので新味は全くなし。

おまけに、あのポエム脳で世界と渡り合えるかどうか、まったく不安。自民党議員諸氏は、小泉市が選挙の顔になると本気で考えているのでしょうか。国民をナメていませんか? 実に自民党も人材不足ですね。

まあ、進次郎を総裁にして総選挙で惨敗するのも「セクシー」かもしれませんが。
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自民党総裁選は、雑魚の争い

2024-08-20 20:10:37 | 日記
報道によると、自民党総裁選の日程が内定しました。2024年9月27日投開票とのことです。
それで今日さっそく小林鷹一郎氏が立候補の記者会見を行いました。政治資金のことについては当分このままで行くらしく、結婚時の選択的男女別姓についてはさらに検討するそうです。あまりパッとしない姿勢です。防衛に関しては積極増強派ですが、外交を忘れておりあたかも戦争をしたいように見えます。財源は国民負担を求めるのかどうか、これも今後の検討とするようです。

自民党が変わることを証明するために立候補すると言うのですが、物足りません。こんな人が若手の期待を集めているというのではお寒い限りです。

いま候補に挙がっている10数人の顔ぶれを見ても、いかにも雑魚という印象です。自民党にはこんな人材しかいないのか、とがっかりします。河野は思い付きばかりで不安定、小泉は人気先走りで中身ナシ、上川など初めて外相になったばかりの人です。石破は経験豊富だが「党内」で人気がない。

こういうのを「枯れ木も山のにぎわい」というのでしょうか。大きく社会が転換する時代のリーダーとしては物足りません。
しかも国会に諮ることなく集団的自衛権などの既成事実化が進む。いまや日本は何時でも対外戦争ができる状態になっています。

来るべき総選挙で政権交代を期待しましょう。

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海水浴場休業や新幹線運休に思う

2024-08-18 16:10:03 | 日記
2024年台風7号は日本の東海上を北東に進み、弱まりながら遠ざかりつつあります。幸いに特に大きな被害は出なかったようで、当地では風も弱くちょっと雨がぱらついた程度でした。

しかし気象庁の大雨警報が発令され、上尾市では自主避難所2か所を開設したそうで、市の職員の皆さんはたいへんお疲れさまでした。
しかし安全に配慮するというのはどの程度が適切なのか、難しいところです。何でも安全に安全にというのは行き過ぎると息苦しい。今回は南海トラフ地震情報と重なっていたこともありますので、考えさせられました。


南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)は (巨大地震警戒) とは異なり、発生確率は低いけれども注意して日常生活を送ってもらうよう、といった注意喚起のニュアンスです。ところがあちこちで海水浴場の臨時休業などが報じられ、多少の混乱が見られました。万一の場合の避難案内などをしっかり検討して開業した所もあったようで、そうした対応が適切ではないかと思われます。
各ご家庭では家具転倒防止や備蓄品のチェックなどのいい機会になると思いますし、行楽を控えるというようなのはやりすぎかと思いました。

台風7号については、JR東海が14日午後に16日の東海道新幹線の全面運休を発表しました。これは安全を優先するのだから良いことだという支持の声が多いようですが、猪瀬元東京都知事は批判的で、私も安易だと感じました。
当初は伊豆半島直撃の予想でしたが、14日には台風進路がすでに東寄りに変化しつつあり、結果的には上陸もなくなって東京以西にはほとんど影響がありませんでした。台風進路は変動があって当たり前で、もう半日ほど状況を見守れば休業の必要が無かったのではないかとも考えられます。

せっぱつまった仕事があるとか結婚・法事などぜひとも移動したい人も少なくないでしょう。公共交通機関には公器としての責任がありますが、それを忘れていませんか? 何がなんでも危険を冒しても運行しろというのではなく、非公表レベルを含めた機微な気象情報と、いろいろな運行調整を事前にシミュレーションすることにより、影響を最小限にとどめる工夫があってもいいはず。そういう研究をぜひもう一度していただければと思います。

個人的には台風時には無用の外出や川の様子を見に行くなどという事をしないで、監視カメラを見るなどしていただけるといいと思います。
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終戦記念日、昭和天皇の戦争責任を問う

2024-08-15 14:55:16 | 日記
きょう2024年8月15日は日本にとって79年目の終戦記念日です。私はこの間いろいろな本を読んで、先の大戦の戦争責任というものを考えてきました。そしてやはり昭和天皇の責任が最も重いという結論に至りました。

昭和天皇は平和主義で、戦争を避けようとしていたということになっています。しかし大元帥たる天皇が真に非戦の意向であれば、それはとても無視できないはずです。
実際には天皇は満州事変以来ずっと軍部の行動を褒めるお言葉を出してきていました。結果オーライ、戦果が上がれば独断専行も褒められるのです。やったもの勝ちになるのは当然で、その結果関東軍を抑えられなくなった。参謀本部も実は侵略戦を密かに応援していた参謀が少なくないという話もあります。

1937年には宇垣大将に組閣の大命が下りましたが、陸軍が反発し陸軍大臣の後任を出さないという、軍部大臣現役制をタテに取ったクーデターまがいのやり方で宇垣の組閣を断念させました。このとき大元帥は腹も立てず、陸軍の横暴を許したのです。宇垣大将の組閣に逆らうことは大元帥をないがしろにすることだと自分の幕僚に指導することはありませんでした。

積極開戦派の東条を首相にしたのも天皇です。木戸内大臣と図って「虎穴に入らずんば虎児を得ず」などと言っていたのです。開戦を再検討するよう指示しましたが、それは本当に負けないのか確認したいという程度の及び腰なもので、結局押し切られたのです。
その後、真珠湾以降の連戦連勝に浮かれ、開戦前のいろいろな検討を「我慢だね、良かったね。」といって自画自賛したのでした。

陸海軍や政府はお互いに隠しだてが多く、全てを知っているのは大元帥・天皇一人だったのです。参謀本部と軍令部、のちに大本営は大元帥の幕僚のはずが、陸海それぞれの思惑で動き、統一的な戦争指導はできていなかった。
そして天皇は政治軍事に直接関与しないどころか、詳細な戦闘報告を毎日受け取っており、往々にしてご下問などという形で戦争指導に口をはさみました。
ガダルカナルについては天皇が直々に戦力の増強を求めました。フィリピンでは特攻作戦を実質的に褒めたために、以後はそれが当然の作戦になってしまいました。
最後は天皇が「一撃講和論」にこだわったため、ついに大和までが沖縄に向けて特攻出撃することになりましたが、航空援護ゼロではバンザイ突撃と同じで、何の効果もありませんでした。

その作戦の直前3月10日には東京大空襲で帝都の3分の1が焼け野原となり、10万人もが殺されたのに、昭和天皇はその焼け跡を視察していたのに、何も考えないで戦争を継続し沖縄戦に突入させたのです。大元帥は帝都防衛ができなかった責任をまったく問題にしませんでしたし、以後日本の主要都市は空爆でめちゃめちゃになっていきましたが、何も言いませんでした。

私はこのことを思うとはらわたが煮えくり返る。昭和天皇は人間のクズで・・・ いや、その時は現人神だったのか???
人間宣言をしたからやはり人間だったとすれば、許しがたいクズ野郎です。

沖縄戦では民間人も動員され、筆舌に尽くしがたい乱戦で、ひどいところでは足手まといだとして射殺されたケースもありました。牛島司令官は降伏を許さず、死ぬまで戦うよう指令して自決しました。何かかっこよく伝わっていますが、自分が腹を切って部下や市民を救わなければなりません。それが国を守るということではありませんか。

そして終戦については、天皇のご聖断でまとまったと言いますが、きれいごとです。わが身を賭して、もっと早く講和を結ぶべきだった。終わってみれば何のことはない、天皇が自分一人生き延びた。その結果として多くの幕僚ら戦争指導責任者はほとんどのうのうと生き残って、戦後はいい暮らしをした。あの瀬島隆三などが偉そうにしていたのです。奴らはみな処刑されるべきだったのに、口をぬぐって責任を逃れた。その原因は昭和天皇にあります。

いまイアン・トール著「太平洋の試練」3部作、文芸春秋2022年 を読んでいます。アメリカも初戦は大苦戦で、ミツドウェイの勝利後もまだ戦力増強は間に合っていなくて綱渡りの状態だったようです。日米とも内部の意見対立や失策などいろいろな障害があったことがよく分かります。

しかしアメリカが兵士の生命をきわめて大切にしているということが痛いほど伝わってくる。作戦上ある程度の犠牲は生じるけれども、できるだけ兵士を大事にし、無駄死にをさせないようにし、休養を与え、交代させてリフレッシュするよう戦略を組み立てていました。日本軍はそうではなく、兵隊は死のうが飢えようがお構いなしです。死ななければ交代させてもらえません。最後はどこでもバンザイ突撃です。無駄に兵隊たちの命を散らした。後方で指令を発していた大元帥の幕僚はのうのうと生きていた。なぜ昔の武士道精神で、大将一人が腹を切って兵士を降伏させることができなかったのか。

特攻など、最初こそ不意打ちで少し戦果があったように見えるが、アメリカがそれに慣れて対策を講じるとバタバタと撃ち落され、戦果はまったく上がらなくなりました。ゼロ戦に500kg爆弾を装備したら足が遅くなるばかりで、七面鳥撃ちなどと言われる始末でした。大和の特攻は4000人もの兵士を一夜にして失いましたが、ほとんど何の戦果もありません。命を粗末にするにもほどがあります。

日本が負けたのは物量などではない。作戦の根底にある哲学の差で負けたのです。人間を大切にするという根本精神がなかったのです。これほどの違いがどこから来るのか。

日本の兵隊は天皇の赤子だということになっていましたが、少しも大切にされず敬意のかけらもさえも払われない「天皇の赤子」でした。死んだら補充は赤紙でいくらでも招集できるという、ただのコマでした。建前と実態がこれほど乖離しては、救いようがありません。

五族協和、八紘一宇、アジア解放といっても、実態は日本人が威張りちらしていうことを聞けば召し使ってやる、というのが内情でした。ごく一部の人は夢を見ていたのかもしれないが、実態は全く違っていた。満州入植は土地をタダ同然で奪ったもので、だから引き揚げ時の悲劇があったのです。インドネシアなどは天皇の了解のもとに内密に帝国領土に併合してしまったのですから、何が解放戦争なものですか。何が平和主義者なものですか。盗人猛々しいというものです。

「太平洋戦争の謎」(日本文芸社 平成13年) で佐治芳彦氏は、ハワイ攻撃だけなくパナマ運河爆撃までやっておけばよかった、それができなかったことが山本五十六の一代の不覚であった (205p) というのですが、ああすれば負けなかったこうすれば勝てていた、などというのは飲み屋のヨタ話です。こんなことを文庫本1冊にしてしまうとは、恥ずかしくないのでしょうか。

人間を大切にするという根本を忘れた昭和天皇は、ただの無能な3代目ではなく、判断力がない上に平気で責任逃れをする、魯鈍で悪質な帝王でした。
もう死んでしまいましたが、なぜこんな人を未だに奉っているのか、私にはわかりません。
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