毎日新聞 2021年4月29日朝刊によると、政府は28日、新型コロナウイルスの変異株の流行国・地域に、感染が急拡大しているインドを含む3カ国・地域を新たに指定したと発表した。5月1日から、これらの国から入国する外国人や日本人への水際措置が強化される。新たに指定されたのは他にアメリカ(テネシー州など4州)とペルー。インドでは一つのウイルス内で二つの変異が起こる「二重変異株」が広がっており、1日あたり30万人を超える新規感染者が発生している。
とのことです。インドはなぜ今まで指定したいなかったのか、まったく怠慢そのものです。世界最大の1日あたり30万人超の新規感染者は4月21日から続いており、二重変異株の件もテレビでも報道されていました。政府には情報がもっと早くから入っていたはずです。まして大阪が大変なことになっていると騒がれたのは4月中旬で、吉村知事の緊急事態宣言の要請が4月19日、第3次緊急事態宣言が決定されたのは4月22日、1都2府1県に正式発令されたのは4月25日です。そしてインドの「変異株の流行国・地域」への指定は4月28日で、適用は5月1日からだそうですから、まるで周回遅れです。本来は入国制限が先でなければなりません。
すでに4月26日にはインド渡航歴のない80代婦人が、空港検疫ではなく市井感染でインド株に感染したことが確認されました。国内で緊急事態宣言なのに、変異株の大流行国インドからの入国を甘いままにしていたとは、許せません。なぜ基本をいい加減にするのでしょうか。まったくなっていないですね。
菅ちゃんは自衛隊を動員してワクチン接種の大規模センターを作る、1日1万人接種を目指す、というのですが、接種が遅れているのはワクチンの入荷が遅いせいです。少ないワクチンを全国に広く薄くばら撒くから、希望者が殺到して混乱が生じています。国が別立でで接種センターを作るのでは、ますます混乱するのではないでしょうか。ヤッテル感を出したいのでしょうが、まったくドロナワですね。
とのことです。
NHK 2021年4月27日データによる、4月26日まで1週間平均の奈良県の10万人あたり感染者数 (1日) は全国ワースト3だと報道されているのに、知事のこのノー天気ぶり。飲食店が大きな原因のひとつであることに 「エビデンスは無い」 とはアタマがおかしいのではないか。山梨県のような徹底した感染対策を講じているわけでもないのにこの横柄な言い分。
奈良県はワースト3で感染は十分ひどいのに、緊急事態もマンボウも求めていないことがそもそもおかしい。まして感染者数も10万人あたりも断然1位の大阪が緊急事態宣言下なのだから、隣の奈良に流れ込むことも十分考えられます。さらに感染拡大したらどう責任を取るのか。