Jアラートは、戦意醸成の媚薬だ

2023年4月14日、北朝鮮のミサイル発射・Jアラートが空振りに終わり、安全のためには空振りも仕方がないなどという言い訳が聞こえてきます。
日本のミサイル探知能力の低さがあからさまになっていますが、アメリカとも連携してるはずですから、どうしようもありませんね。
レーダーから消えた？
おそらく1段・2段を切り離して弾頭だけになったのを探知できなかったのではないでしょうか。

そもそも、北朝鮮に日本を攻撃する意図が無いのは明白ですから、毎度Jアラートを出すこと自体が無駄でしょう。それでも大騒ぎするのは、騒いだ方が好都合だからです。国民に防衛費の大幅増を納得させる、米軍と一緒に敵基地を攻撃することを当然と思わせる、戦争をできる国にしていくためには、北朝鮮サマサマなのです。

今の日本は、財政的には戦時中よりひどい状態です。もともと悪いのにコロナで大盤振舞。そして防衛費の倍増、少子化対策、おまけに花粉症対策？？？　金利はゼロ同然だし、印刷さえすればいくらでも金がある。もうこの状態では戦争でも始めるしか解決の方法がありません。　
戦費のための大増税、産めよ増やせよという世論の醸成。権力者はそれを狙っているでしょう。そして少しずつなし崩しに物事を進め、気が付けばもう後戻りできない所に立っている、というわけです。

あの大戦でも中国には負けていなかった、と考えている人たちがいます。中国大陸では連戦連勝だった。日本が中国に抜かれるなど許せない、生意気なチャンコロを叩きのめしてやりたい、そう思っている日本人が、少なからずいるのです。
台湾有事は日本の有事、などと煽り立てて、戦争に走り出すとき、そうした空気にどうしたら抗うことができるか、よく考えておかなければなりません。