夫婦で国会議員はおかしい

また大臣が辞職しました。河井克行法務大臣が妻の選挙違反疑惑 (7月参院選で当選) を週刊誌に書かれ、スピード辞職した。菅原一秀経産相に続き、6日で2人。阿部ちゃんとしてはさっさと片づけたつもりだろうが、任命責任はどうなっているの？　ただ責任がある、と言って済ませるつもりか？　自民党はおかしくなっているのではないですか？

河井氏のことで思うのだが、夫婦で国会議員というのがそもそもおかしくないか。2親等までの親族・姻族は同時に議員になれない、という規定が必要ではないでしょうか。個人の権利という憲法上の規定との関係がありますが、特定の一家に権力が集中することは大変問題です。国会議員は地元ではたいへんな権力者です。そうした政治家一家がいるのは自民党がほとんど。一時の石原家など、都知事と国会議員が2人という豪華？　メンバーでした。

個人の権利などあまり気にかけない自民党の人たちが、こういうときだけ権利を主張する。ヘイトスピーチが政治的意見表明だという屁理屈をこねるのと同様の、いかがわしさがあります。

(追伸)　河井氏は、夫婦ともまったくあずかり知らぬこと、とコメントしているが、そんなことで週刊誌にちょっと書かれたくらいで辞任するのか？　本当に言葉が軽い。事実なら大臣辞職どころか、夫婦とも国会議員を失職するわけではありませんか。阿部ちゃんはまたまた任命責任は私にある、とのたまった。引き続き職責を果たすというのでなく、他にすることはないんですか？　報酬を返上すると寄付になってしまうなら、法律で減額を決めておけば問題ないのではないですか？

 

災害被害者の氏名公表を原則に

きょう2019年10月31日の毎日新聞朝刊に、災害被害者の氏名の非公表が8県、公表した県が4県、そのうち遺族が非公表を望む場合は非公表としたケースもあるとのことです。非公表を望む理由は、遺族の悲しみと、マスコミ多数が取材に行くことを嫌うことがあるそうです。

私は、災害被害者の氏名は公表すべきものと思います。遺族の心情はわかるが、救出や捜索などに多大の人手と費用がかかっています。誰が亡くなったかもわからないで人数だけ発表する、というのはおかしい。まして行方不明者の氏名は、捜索しているのに当人が健在だったなどということさえ起きています。公表が当然です。

犯罪被害者の場合は、ご遺族の心情を思えば公表を控えることはあっていい。しかし原則は公表です。何か月か後でいいので公表すべきです。