時事通信 2022年02月25日23時47分掲載 『ウクライナと協議用意 「中立的地位」交渉か―ロシア』 によると、ロシアのペスコフ大統領報道官は25日、プーチン大統領がウクライナ側との協議に向けて、代表団をベラルーシの首都ミンスクに派遣する用意があることを明らかにした。プーチン氏は中国の習近平国家主席との25日の電話会談でもウクライナとハイレベル協議を行う意向を表明した。
ゼレンスキー氏は25日の声明で、NATOはロシアを恐れ、ウクライナの安全を保証する態勢ができていないと不満を表明。「わが国の安全保障に関し、中立的地位について話し合うことを恐れていない」と述べていた。
とのことです。プーチン氏の交渉意向はウクライナの油断を誘うための見せかけかもしれませんが、交渉がまとまるなら良いことです。ロシアだって、軍隊はともかく兄弟国民をたくさん殺すことは望んでいないはず。
もともとゼレンスキー大統領がNATO加盟願望でハシャギすぎたと思います。ロシアはナポレオンとナチスドイツと2度にわたり西から攻め込まれ、大被害を受けた歴史があります。西側に障壁を持っていたいというのは理解できることですが、NATOはどんどんロシア側へ拡大してきました。そしてモスクワに至近のウクライナです。
NATO側がウクライナ加盟を必ずしも歓迎していない様子はありました。しかしヒョウタンから駒でコメディアンから大統領になってしまったゼレンスキー氏は国際政治のキャリアもなく、歴史にも地政学にも疎いようで、2021年9月訪米でバイデン大統領に加盟交渉をするなど、はしゃぎまわってプーチンを刺激した。アメリカはウクライナの非加盟の保証を求めるロシアに、「加盟は各国の権利だ」 などとそっけない回答で足蹴にした。加盟希望は勝手だが、同盟条約ですから入れてあげるかどうかはNATOが決めるはずのこと。加盟は権利だなどと切り捨てればフザケルナ、となるのは勢いというものでしょう。無責任な回答だったのではないでしょうか。
アメリカもウクライナも、プーチンの決意を読み誤った。とくにゼレンスキーはひどい。やはりコメディアンに過ぎなかったということでしょう。ロシアが侵攻してきた今になって、西側に見捨てられ孤立無援だと泣き言をいうのですから、どうしようもありません。国民はかわいそうですが、こんな無能な政治家を選んだのだから自業自得としか言いようがない。