2023年8月16日報道で、4-6月期GDPが年率6%増と報道されました。それは輸出やインバウンドがけん引し、個人消費はマイナスに落ち込んでいるとのことです。
一般には景気回復と報じられるわけですが、しかしここにドル換算という視点がありません。
実はコロナ禍前の2019年当時の円ドルレートは1ドル105円前後、現在は1ドル140円ほどです。ほぼ30%ほど円安になっているので、これはドル換算すると、GDPは2019年度より30%ほど目減りしていることになります。
国民生活はドル建てではありませんから問題ないようですが、実際は輸入物価、特に原油価格の高騰などで輸入物価高という大きな影響があります。また国際経済における日本の影響力は大幅に減少していることになります。
こうしたことを新聞その他で丁寧に報じないことは問題です。私は日銀の超低金利政策が日本の将来に大きな禍根を残すと見ているのですが、ドル換算、あるいは購買力平価換算といった国際的な視点を報じないと問題点が分かりません。
GDPが増えて景気回復で良かったね、というのでは報道としてはまったく不十分だと思います。
一般には景気回復と報じられるわけですが、しかしここにドル換算という視点がありません。
実はコロナ禍前の2019年当時の円ドルレートは1ドル105円前後、現在は1ドル140円ほどです。ほぼ30%ほど円安になっているので、これはドル換算すると、GDPは2019年度より30%ほど目減りしていることになります。
国民生活はドル建てではありませんから問題ないようですが、実際は輸入物価、特に原油価格の高騰などで輸入物価高という大きな影響があります。また国際経済における日本の影響力は大幅に減少していることになります。
こうしたことを新聞その他で丁寧に報じないことは問題です。私は日銀の超低金利政策が日本の将来に大きな禍根を残すと見ているのですが、ドル換算、あるいは購買力平価換算といった国際的な視点を報じないと問題点が分かりません。
GDPが増えて景気回復で良かったね、というのでは報道としてはまったく不十分だと思います。