市中感染と認めて、迅速・適切な対策を！！

再び市中感染の定義について。

News　ポストセブン　2020年７7/21(火) 16:05配信　昭和大学客員教授（感染症）の二木芳人さんが言う。

「すでに感染者は夜の街からあふれ出て、市中感染が広がっています。特に症状のない20～30代の若い世代が友人と食事をしたり買い物に出かけたりすることで、『昼の街』が新たな感染源になっています」。この言い方でもまだあいまいです。

また日経新聞電子版 2020/7/30 11:27　掲載によると、『市中感染の広がりを示す「感染経路不明者」の増加ペースは大阪が東京を上回っており、専門家はさらなる感染の広がりを懸念する。』

とあります。この日経の記事は明らかな間違いです。

毎日新聞　2020年7月31日朝刊25面で東京都医師会の猪口正孝副会長は、東京都で陽性率が上がっていることについて、「ホストクラブへの集団検査など、陽性になる可能性の高い人たちへの検査が増えていることも影響しているとして、必ずしも市中への感染拡大を反映」した結果でないとみている。

とのことです。これも完全な間違いで、医師会副会長がこんな間違いを言っていては感染拡大をふせぐことはできないでしょう。

市中感染とは感染症学会の定義によると 「医療機関以外での感染の全部」 を指すので、クラスターとかホストクラブとか夜の街とか、濃厚接触者か家庭内感染かを問いません。感染経路が分かっていても、医療機関以外であれば市中感染です。なぜ専門家の人たちさえ市中感染という言葉を使いたがらないのか、不思議です。

それは政府の、大したことではないという意向を忖度しているのではないですか？　いまだ第2波ではない、と言い張る政府の顔色を窺っているのではないですか？　小池知事は第2波と言い切りましたが、それが当然です。しかしマスコミはまだためらっている。何のためにあいまいにしているのでしょうか。無用な忖度は辞めましょう。忖度しているから対策があいまいになり、まいっか、と思って感染を広げる人が出てくる。

ニューヨークのように全員無料いつでも検査、そして追跡、隔離を徹底する。そうすれば安心が広がり、経済にもプラスになります。やればできます。カネもあります。Go-To予算、予備費その他を合わせれば12兆円ほどの予算がありますよ。

現実を直視し、正しく判断し、適切な対策を講じる。当然のことを当然に行いましょう。法律が不十分なら国会を開いて改正をおこなえばよい。そうしたことができないなら安倍内閣総辞職。できる人にやってもらえばよい。だれがやっても今よりマシでしょう。

 

 

泉佐野市にふるさと納税は１００年間止めましょう

時事通信　2020年07月30日12時23分掲載によると、ふるさと納税をめぐる裁判で国に勝訴した大阪府泉佐野市は３０日、返礼品の提供を同日から再開すると表明した。第１弾として吸水性に優れた特産品「泉州タオル」を用意。これまで注目を集めたインターネット通販大手「アマゾン」のギフト券を上乗せするキャンペーンは今後実施しない方針だ。千代松大耕市長は同日記者会見し、「長きにわたる総務省との戦いを経て復帰できたのは感慨深い。一歩一歩過去の実績を乗り越え、再び日本一を目指したい」と述べた。

とのことです。勝訴したのがさもいいことをしてきたかのように言っていますが、とんでもない。返礼品にアマゾンギフト券を使うなどして、５－７割もの返金率で全国からかき集めたのはドロボウ同然です。自治体がこんなデタラメをするというのも驚きですが、それができるようになっている制度を放置していた総務省は、いったい何をしていたのでしょうか。

民間の販促キャンペーンなら、賞品は商品販売総額の１割以内と決まっています。それが５割以上とは、あきれてものが言えません。それで他の自治体から税金を横取りするわけです。こんな馬鹿げた制度、廃止すべきです。せめて、返金率１割以下に抑えるべきです。謝礼の金額は原価を認める、というのでなく、市販価格とすべきです。それが景表法の規制です。

泉佐野市にふるさと納税など、１００年間止めましょう。

東京都医師会・尾崎会長の直言を聞け！！

THE RAGE 2020年7/30(木) 16:56配信 によると (抄録)、東京都医師会の尾崎治夫会長は30日、記者会見し、新型コロナウイルスの感染増加を収束させるためには（1）法的拘束力のある休業要請を可能にする（2）研究にしか使えないPCR検査を実用化させる―ことなどが必要だと主張した。 　尾崎会長は、そのためにはコロナ対策の特別措置法などの法改正が必要だと指摘。「東京都医師会から本当にお願いしたいのは、いますぐに国会を収集して、法改正の検討していただきたい。人口比で東京をはるかに上回る感染確認者が愛知、大阪、福岡、沖縄でも出ている。是非こうしたことを、国会を開いて議論してもらいたい。私は今が感染拡大の最後のチャンスだと思っている」 と語気を強めて訴えた。

PCR検査についても 「保健所のPCR検査ではエピセンター（感染の震源地）化した地域・次期を限定して一斉にPCRを行うことは能力的に無理だろう。例えば研究所や大学とかいま研究にしか使えないPCRを動員してしっかりやっていくことが必要。これも感染症法の改正が必要になるかも知れないが、こういったことが必要になってくる」 と説明した。

とのことです。専門家としてやむに止まれぬ熱意、誠意を感じます。まさに、私たちがそうしてほしいと思うことをズバリと提言した。政府の思惑がどうというのでなく、きちんと言うべきことをはばからずに発言した、と思います。尾身氏の、何を言いたいのかわからない茫洋とした説明、結局 Go-To 開始を了承したフニャフニャな姿勢とは正反対です。尾崎会長のツメの垢でも煎じて飲んでください。安倍、西村、菅ボンはこの提言を聞き入れるのでしょうか。そして Go-To を停止するでしょうか？　

新規感染者が1日1200人を超え、さらに増えるのが確実な危機的な状態で、国会を開いて必要な対策を検討するのは当然のことです。しかし安倍は疑惑が山積しているうえにコロナ対策の不手際を追及されるのを恐れて、国会を開きません。閉会中審査にさえ出席しません。記者会見すらもう１か月以上もやっていません。説明はバカ西村と菅ボンばかり。自慢げに発表したアベノマスクのていたらくについて、安倍本人からはまったく説明がありません。安倍は給料ドロボウで、まったく何もしていない。恰好ばかりつけて大事な時に逃げ回る、卑怯卑劣なゲスと言わなければなりません。

これが日本の総理大臣ですか？　まだ支持する人が３割もいるのですか？　とっとと辞めてください。解散してくれれば国民が引きずりおろします。だからといって居座るのはやめなさい。それは国民の不幸です。

布マスク配布を断念、菅ボンはどう説明するの？

朝日新聞デジタル　2020年7/30(木) 14:11配信　によると、新型コロナウイルスの感染防止策として政府が進める介護施設などへの布マスク配布について、厚生労働省は今月末から予定していた約8千万枚の配布を断念し、今後施設のニーズの調査を踏まえて配布を再検討することがわかった。30日に開かれた野党合同ヒアリングで厚労省の担当者が説明した。

とのことです。さんざん批判されてようやく取りやめ。しかしすでに発注済みだから、国家備蓄にするしかないわけだが、だれも使いたがらないものを備蓄してどうするのか。場所と保管費の無駄になるでしょう。まったく余計なことばかりに税金を無駄遣いして平気な連中です。

ところで、つい昨日までこの布マスク配布は意義がある、と言い張っていた菅ボンはこれをどう説明するのでしょう。「介護施設などのニーズを踏まえ、布マスクを有効に使ってもらえるように厚労省で今、検討している」と述べたようですが、もともとありもしないニーズをいまごろ調べるというのでは、説明になっていません。もっと突っ込んで菅ボンにインタビューして、言い訳を聞いてください。さぞ面白い説明が聞けるでしょう。

Go-To 除外・復活に基準なし！！ デタラメだな～

FNNプライムオンライン 2020年7/29(水) 19:09配信 によると、Go-To キャンペーンについて尾身会長は、「判断を延ばしたらどうかと申し上げたが、政府は、われわれの提言を採用しないうえで、16日に東京除外するかどうか分科会の意見を聞かせてほしいと」。

西村経済再生相は、政府の分科会の尾身会長から、感染状況の分析のため20日まで判断を先延ばしするよう提案を受けたが、「20日に判断すると、（22日実施の）直前になりますので、さまざまな混乱が生じるのではないか」 として、混乱を避けるため、尾身会長の意見は受け入れなかったと述べた。

とのことです。そもそも8月開始の予定を7月22日に繰り上げると発表した時、専門家の意見を聞いたのでしょうか。聞いてもいないはず。そして判断延期の意見も却下し、「東京除外で実施」 という結論ありきで諮問し了承を得たわけです。専門家の意見などどうでも良いということでしょう。西村君、混乱を避けるというが、自分でゴチャゴチャにしておいて人のせいにするのはやめろ！ 　まったく安倍そっくりだ！

日テレニュース24　2020年7/29(水) 12:09配信　によると、新型コロナ分科会・尾身会長は国会での国民民主党・古川元久議員の質問に対して、「場合によっては東京以外の例外を、いま東京になってますけど、加えることもありうるし、または、また復活もどうぞやってください、旅行をしてくださいということもありうるので、これは基本的には感染のレベルを中心に考えたらいいんじゃないかと思っております」 。国民民主党の古川議員はさらに、具体的な感染レベルについてただしましたが、尾身会長は明確な回答はしませんでした。

とのことです。除外も復活も感染レベル次第、と言いながら、その基準がさっぱり分からないのでは、西村や安倍の胸先三寸で、好き勝手に決めていいという事ですね。きのうは全国で1200人以上が感染確認、東京以上の感染レベルのところも続出し、もはや爆発的と言っていい状態です。何のための専門家なのか？　いない方が良いではありませんか。こんな能無しだから政府の委員が務まるわけですね。よ～く分かりました。