魔人の鉞

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Jリーグは引き分けをなくし、PK戦を

2022-12-06 17:08:59 | ワールドカップ
ワールドカップのクロアチア戦敗退の原因を考えています。

いろいろな意見から見えてくるのは、日本はPK戦の準備が全く
できていなかったことです。試合は引き分けで、PK戦は運だか
らという慰めを言う人もいますが、そうではなく、実力の問題
なのです。4人蹴って3人止められるなどという極めて稀な惨事
には、やはり原因があったのです。

ハイレベルの戦いになれば、PK戦はよくあること。そのために
は監督が選手起用を計算して行う必要も出てくるでしょう。
誰が蹴るか? 蹴りたい人が蹴ったらしいが、それでは頼りない。
監督が決めて蹴らせることも考えるべき。
2人止められて後がなくなった4人目には、何とディフェンダー
の吉田麻也。彼はお世辞にもシュートが得意だとは思えないの
に、なんで外したら負けが決まる場面でしゃしゃり出てくるの
か。城彰二氏がいうように、蹴りたい順ではだめでしょう。

そして今回のキッカーは日ごろPKの練習をしていなかったらし
い。スペインのエンリケ監督が、代表選手には年間1000本のPK
を練習しろと指示していたと公表しました。
日本はどうだったでしょうか。そんな話は聞いていませんから、
準備不足は明らかです。

日本の止められたキックはみなグラウンダー。キーパーが飛ん
で倒れれば止めることができる、止めやすいキックです。
世界レベルのキーパーなら、蹴る体勢を見て飛ぶ方向を決める
でしょう。日本選手は読まれるような状態だったのです。

優れたキッカーは、キーパーの飛ぶ構えを読んで逆を取ったり、
止めにくい中段以上に蹴り込むのです。中上段に蹴ったボール
は方向が合っていても止めにくいのは当然のこと。枠を外すこ
とを怖がって3人もがグラウンダーでは、最初から負けています。

同じグラウンダーでも、ブラジルのネイマールは韓国戦でPKを
得て、キーパーと駆け引きをして、キーパーの飛ぶ体勢を見て
逆方向に蹴りました。ゆるゆるのゴロでしたがもちろんゴール
が決まりました。余裕がありました。

Jリーグで引き分けをなくし、PK戦をやったらいいという意見
が出ています。賛成です。延長はしなくていいからPK戦を導入
しましょう。次のワールドカップに勝つために、PK戦を得意に
するくらいの選手を育てましょう。

森保監督は、いいところもあったが不十分なところも目立ち
ました。史上最強といわれる選手団を擁しながら16強で敗退。
お疲れ様、後は誰かに任せて、と言いたいですね。

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PK戦で3人も止められ、幸運は尽きた

2022-12-06 04:35:27 | ワールドカップ
スペイン戦に勝って、ロバから再び名将になった森保監督。
日本国内では、クロアチアには勝って当然、というほどの前評判
でした。VAR判定で辛勝したことを忘れ、幸運を当然だと思って
しまっていました。
長友が史上最強のチームだというので、私などひょっとしてベスト
8どころかベスト4もありか、と期待したのですが。

試合は先制して後半追いつかれ、PK戦で3本外して敗退。いい試合
でしたが目標だった8強ならず。勝負事は分かりません。

PKを3本も止められるというのは残念なこと。めったに見れない
大惨事です。日本ではスペインのキーパーがすごかったで納得し、
選手を責めるな、という声が満ち溢れていますが、どうして責め
てはいけないのか。何かが足りなかったのです。そして、予選
リーグで2度微笑んだ女神が、今回は相手に微笑んだのです。

選手たちはよくやった、という声が圧倒的です。それは人情とし
て当然だと思いますが、目標未達も事実。予選リーグで2強国を
倒したといって自らを慰めたいのは分かるが、夢が小さい。

森保監督は、コスタリカ戦はやはり失敗でした。スペイン戦に
備えた作戦だなどという解釈はいりません。このチームを率いて
8強にさえなれなかったという結果が重要です。

批判を誹謗中傷とみなすのは止めましょう。

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コスタリカ敗戦を忘れて、スペインを

2022-11-29 08:21:49 | ワールドカップ
サッカー・ワールドカップ2022 で、対ドイツ戦勝利のあとのコスタリカ戦で敗戦し、森保監督は名将から「ロバ」になったと酷評されているそうです。極端な話ですが、いろいろと考えさせられます。

ドイツという難敵に勝利して、監督はたぐいまれな名将。後半途中からの交代もズバリ決まって、得点した2人は絶賛。キーパー権田は特にスーパーセーブがあったわけでもないのにマン・オブ・ザ・マッチに選ばれました。しかしボール保持率は7-3より悪く、戦前は老婆のよう、と評されたドイツは老婆ではありませんでした。圧倒的に攻め立てられ、運よく1失点に留まっただけ。浅野の2点目は見事だったが、奇跡的と言ってもいい、コースがほとんどないシュートでした。まさに幸運の女神が微笑んでくれたのでした。

勝って兜の緒を締めよ。やはり大絶賛されて心にスキができたのではないでしょうか。監督は先発を5人も入れ換えました。主力を休ませるつもりだったかもしれないが、選手の一部では最悪引き分けでも、という気分になったらしい。しかしスペインはベストメンバー・ベストコンディションで当たっても勝てるかどうかわからない相手です。監督は何で手を緩めたのでしょうか。やはり相手が弱いと見込んでしまったのでしょう。

チャンスは前髪で掴め、といいます。コスタリカ戦を勝てば、スペインには引き分けでいいし、負けても16強の可能性が高い。コスタリカ戦にこそ絶好のチャンスがあったのです。ケガ人などの交代はやけむを得ないが、コスタリカに勝つ、という目標をしっかり選手に共有させなければならなかった。5人も変えて、チームの意識が散漫になったのではないか。そして守備を固めた相手を崩しきれず、2回のFKも無策で得点できず、一瞬のスキを突かれて失点してしまう。
守備陣を攻める声もあるが、あのシーンは不運だったと言える。吉田のクリアは本人はパスしたつもり。受けた森田はボールが遠くてスライディングしたが相手へのパスのようになってしまい、キーパー権田は両手でパンチに行ったので片手より手が伸びず、触ったもののゴールに入ってしまった。3つのミスが重なっていた。

何より、攻撃陣がふがいなかった。ドイツ戦で奇跡的に2点も取れたものだから、変な自信がついたのか、5バックで守備を固めた相手を崩す工夫が見られなかった。ドリブル突破やミドルシュートなど、守備陣をかく乱することもほとんどなく、単調にパス回しをしているだけ。もともと守備的な相手から点を取るのは苦手にしているのに、相手にボールを持たせてカウンターを狙うといった作戦の工夫もないし、選手起用も疑問符。開催国カタールを除けば最低ランクのコスタリカにこんなブザマな敗戦では、ロバと酷評されても仕方がない。

奇跡は2度起こらない。というと嫌な感じですが、スペイン戦は死力を尽くして戦うしかありません。Good luck !!


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