菅義偉首相(71)が26日、召集された第203臨時国会の衆参各本会議で、就任後初めて所信表明演説を行った。地球温暖化対策に関して2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする脱炭素社会の実現を目指すなどを宣言したが、就任から40日後と異例に遅れた初の所信表明で目新しい政策はなかった。日本学術会議の任命拒否問題には言及されず、野党側からは批判の声が上がった。