AERA.dot 2020年2/29(土) 7:00配信 にたいへん参考になる記事が載っています。台湾の新コロナ対策ですが、なかなかうまく行っているようです。以下に抄録します。
台湾の対応の早さは他国と比較しても際立っている。日本では1月16日にはじめて国内の感染者発生が公表されたが、新型コロナウイルスを「指定感染症」として閣議決定したのは1月28日。台湾は感染者が一人も出ていない1月15日の時点で「法定感染症」に定めていた。
安倍首相は2月27日、突然に全国の小中高校等に休校要請することを発表した。台湾では旧正月(春節)の冬休みを2週間延長して24日まで休みにしていたのを、現在は、教職員や生徒で感染者が1人出れば学級閉鎖、2人以上なら学校閉鎖するという基準を設け、すでに授業を再開している。
共働き家庭への配慮は、休校中に小学生の世話が必要になる保護者は、看護休暇を申請できるようにした。また、中学生以上でも障害を持つ子供の保護者であれば、同じ制度が適用されるようにした。もし、企業が有給休暇の取得を拒否した場合、法律にのっとって処罰することも表明。
台湾立法院(国会)は25日、600億台湾ドル(約2200億円)を上限とする経済対策の特別予算案を可決した。大きな打撃を受けている観光産業への支援などが柱になる予定だ。
中国へのマスク輸出禁止や厳しい渡航制限など、蔡政権が次々と打ち出す方針に当初は批判もあった。それでも、28日現在で感染者数が34人に抑えられていることから、批判は少なくなっている。(日本や韓国と比べれば感染者数はヒトケタ、フタケタ少ない。)
デジタル担当政務委員(大臣に相当)のオードリー・タン(唐鳳)氏は衛生福利部(保健省)中央健康保険署と協力して、台湾国内の薬局にあるマスクの在庫データをインターネット上に公開。すると、民間のITエンジニアがそのデータを地図上に落とし込み、在庫状況がひと目でわかるアプリを開発して無償配布した。
台湾の新型コロナウイルス発生状況のホームページはグラフや地図を効果的に使用していて、どの地域にどれくらいの感染者が出たかわかりやすい。台湾にも寄港した国際クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客については、下船してから訪れた場所をすべて公開した。
まだまだありますが、これが中国のお隣の台湾の施策です。ぜひリンクから実際に記事を読んでください。日本政府の対応との、あまりに鮮やかな格差です。日本では、下船者の情報はもちろん、いろいろな情報が隠されている。感染者がどのくらいいるのかも、検査しないので正確にはわかりません。政府や関係機関がどのような対応をしようとしているのか、全然わかりません。安倍ちんが恰好をつけて小中学校全国一律休校を言い出して、突然のことに混乱している状態です。萩生田氏は、以前から検討していたというが、早くから警戒し準備していれば、現在のような状態にはなっていないはず。休校要請を安倍ちんの英断だとほめる評論家や識者は、世界の状況がまったくわかっていません。そして安倍ちんは対策本部会合はあいさつ程度にして、毎晩のように夜の会食を楽しむ。「情報収集」? 稲田朋美お誕生日会も情報収集ですか? 安倍ちんはもはや人としてまったく信用できません。