岸田内閣の支持率が少し低下したらしい。
長男を庇いだてしてクビにするのが遅れたこと、マイナンバーカードのミス続発、そして衆議院の解散権をもてあそんだこと。結局解散しないことになりましたが、キシダ総理の判断力・指導力に疑問符が付きました。
いろいろな要素があると思いますが、解散権について私は昔から疑問があります。野党党首も総理の専権事項だというほどですから、みなさんそう思っている。しかし、不信任案の可決などと違い、天皇の国事行為としての解散には疑義があります。
天皇は政治活動はしない、できないことになっています。だから国事行為とはほぼ儀礼的・事務的なものばかりです。衆院解散も、不信任案の可決であればあまり選択の余地が無いものであり、事務的と言っても差し支えないでしょう。
しかし総理が任期途中で勝手に解散するというのは、きわめて政治的な行為です。ひどいときには、単に今なら勝てそうだ、というだけで解散します。名分は適当に取り繕うだけです。
このようなきわめて政治的な行為を「天皇の国事行為」という名目で天皇に行わせるのは、できないはずの政治的行為を強制することになります。論理的な矛盾です。そしてそれが総理の専権事項であれば、天皇はロボットにすぎなくなり、天皇に命令することになります。非礼これに過ぐるはありません。
保守派の皆さんがこんな失礼なことに平気で賛同する。まともに批判さえしない。日本の保守派というものが、いかにいい加減なものかが良く分かります。とても信用できません。
長男を庇いだてしてクビにするのが遅れたこと、マイナンバーカードのミス続発、そして衆議院の解散権をもてあそんだこと。結局解散しないことになりましたが、キシダ総理の判断力・指導力に疑問符が付きました。
いろいろな要素があると思いますが、解散権について私は昔から疑問があります。野党党首も総理の専権事項だというほどですから、みなさんそう思っている。しかし、不信任案の可決などと違い、天皇の国事行為としての解散には疑義があります。
天皇は政治活動はしない、できないことになっています。だから国事行為とはほぼ儀礼的・事務的なものばかりです。衆院解散も、不信任案の可決であればあまり選択の余地が無いものであり、事務的と言っても差し支えないでしょう。
しかし総理が任期途中で勝手に解散するというのは、きわめて政治的な行為です。ひどいときには、単に今なら勝てそうだ、というだけで解散します。名分は適当に取り繕うだけです。
このようなきわめて政治的な行為を「天皇の国事行為」という名目で天皇に行わせるのは、できないはずの政治的行為を強制することになります。論理的な矛盾です。そしてそれが総理の専権事項であれば、天皇はロボットにすぎなくなり、天皇に命令することになります。非礼これに過ぐるはありません。
保守派の皆さんがこんな失礼なことに平気で賛同する。まともに批判さえしない。日本の保守派というものが、いかにいい加減なものかが良く分かります。とても信用できません。