魔人の鉞

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自民党は変われるか? 総裁選が試金石。

2020-08-31 18:21:36 | 菅政権

配信 によると、安倍首相の後継を決める自民党総裁選で、麻生派が、菅官房長官を支持する方針を固めたことがわかった。一方、以前から出馬に意欲を見せていた麻生派の河野防衛相は、菅氏への支持が広がる情勢などを受けて、自らの出馬を見送る意向を固めた。

とのことです。自民党のボス支配は相変わらずです。議員総会で決めるなら、これで菅の当選はほぼ確実。総裁選などやる意味がありません。小泉進次郎など若手が党員投票を求める署名運動をしているそうですが、二階は聞く耳持たず。そんなことをしたら天敵・石破が浮上する可能性がありますから、何が何でも拒否するでしょう。

二階は政治の空白を避けると言いますが、安倍はいまピンピンしていて、後任が決まるまで職務を遂行すると言っているし、いまどき党員投票にそれほど時間はかかりませんから、取ってつけた言い訳です。ボスたちが自分の影響力を誇示したいという、それだけのことです。

これで菅に決まるなら、自民党はやはり変わることができず、ダメだということです。党員投票をするなら、野党にとって強敵です。対策を考える必要があるでしょう。

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ピーターの無能段階? 「走り続けるだけの安倍」

2020-08-31 07:59:06 | 安倍政権

外出せず、読書三昧。先日借りて途中にしていた「ピーターの法則」を読み進めました。

ほとんどのすべての人が、昇進を続けると必ず 「無能段階」 に到達するという、階層社会学を唱えています。例えば有能なセールスマンが管理職になると、部下をうまく掌握できず無能になってしまう、とか。

そういう意味では、ヤッテル感だけで持ってきた安倍は 「ピーターの法則」でいう無能段階に達していたのかもしれません。

「鏡の国のアリス」 で、赤の女王がこう言っているそうです。

「いいこと、ここに来たら、とにかく全速力で走り続けないと、いまいる場所に残れないのよ! わかった?」 (原文 It takes all the running you can do, to keep in the same place.)

このセリフは種の生存競争に生き残るためには、つねに革新し続けなければならな、という意味で「赤の女王仮説」と呼ばれるそうですが、ピーターは無能レベルの生活に慣れた女王の、もうそれ以上昇進できない人のセリフとしてとらえています。

安倍は、もともと何をしたいという事はなかった。それが何となく党内力学で総理になってしまった。野党の失策で選挙には勝ち続け。しかし憲法改正も拉致問題も北方領土も、地方再生も女性活躍も、ただヤッテル感を出すためのキャッチフレーズにすぎませんでした。そして絶大な人事権をふるってソンタクさせ、不祥事を連発した。コロナ対策では間違いの連続。とくに初手の全国一律休校が大悪手だった。子供たちは世界的に見ても比較的安全だったのに、独断で発表してしまった。一気に恐怖感が世間を包んでしまい、混乱が広がりました。今になって修正しようとしても、なかなか国民の気持ちが前向きにならない。

以来やることなすことがチグハグになってしまいました。無能な安倍が全速力で走っているつもり、なのですから、錯誤が連発するのは当然です。辞める気になっただけでも良かった。日本にとっては不幸中の幸いです。取りまとめたというコロナ対策の新方針はいい面もあるが、また拙速にして失敗しないように、後任の方にお願いしたい。

 

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菅で決まりでも 総裁選をやるの?

2020-08-30 20:22:43 | 菅政権
東京新聞 2020年8月30日 18時57分 掲載によると、安倍晋三首相の後継を決める自民党総裁選を巡り、菅義偉官房長官は立候補する意向を固め、二階俊博幹事長らに伝えた。9月1日にも表明する。党関係者が30日、明らかにした。二階派は支持する方向で、出馬への意欲を示す岸田文雄政調会長、石破茂元幹事長らの動向が今後の焦点となる。
 
とのことです。安倍の退陣表明後も出ない、出ないといってきた菅ボンですが、やはり目の前にニンジンがぶら下がると意欲が出てきたようです。
安倍の病状についてウソをつくのは許される。しかし安倍退陣表明後に出馬しないと言ったのは明らかな日和見で、いただけないですね。そもそも菅ボンの発言はウソとゴマカシが多かった。この重要局面で、またまた誤魔化しました。
 
議員総会で後継を決定するなら、納得感に欠けることになります。ひょっとして派閥力学で立候補者が菅1人だけになってしまって、選挙自体が無投票になってしまう恐れすらある。そうなったら、誰でもいいから立候補しろ、などと言う茶番劇が演じられる可能性があります。それもこれも安倍が後継者を育てなかったことに問題があります。もし菅氏がなったとして、1年持つのでしょうか? 
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健康管理を怠った安倍への批判は当然だ

2020-08-30 18:22:00 | 安倍政権
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人を育てなかったことこそ、安倍の大罪!!

2020-08-30 12:12:31 | 菅政権

配信は、孤独な決断…周到に準備」 と題して、13年前、平成19年の第1次政権退陣時の教訓からだった。当時、臨時国会開会後すぐの退陣となり、国会や各省庁を混乱させ、国民から「投げ出し」批判を受けた経験は、絶対に繰り返さないとの決意があった。(中略) 持病と戦いながら、第2次政権発足から7年8カ月の安定長期政権を築き上げた大宰相は、自らの引き際も1人で周到に準備して決断した。」

というお涙頂戴の感動記事を掲載しています。しかし持病と戦ったのはわずか最後の2か月です。それに、何が周到な準備でしょうか。実際には6月の定期健診で少し異常が見つかり、8月7日にはかなり難しい状態になっていたのではないでしょうか。憲法違反ともいえる国会開会要求の無視は、体調が不安で国会などとても対応できなかった、という事でしょう。そして、連続在任史上最長となる8月24日に退任を決断したと自分で言っていますから、どうしてもそれまで粘りたかったという事です。それが安倍の唯一のレガシーでしょう。国政より自分の都合を優先した、どこまでもワガママ勝手な、法を法とも思わないトンデモ野郎です。

やめてもらって清々しましたが、見渡せばこれという後継候補がいない。社長の最大の仕事は後任を育てること、と言われます。7年10か月も最高権力者として在任し思うままに振舞ったのに、有力な人材が育っていないというのは最低最悪です。最有力な石破氏だけは総理にさせたくない、というのですから、どうしようもありません。あと誰がいるのでしょう。6歳も上の菅では後継ではないでしょう。岸田は不人気、チルドレン稲田など問題外です。

今、菅氏が出馬の意向を固めたという速報が流れました。派閥の力学で可能性は高い。しかし両院議員総会の決定では国民に関係がない。それでなくとも面白みのない男だから、人気は出ない。解散総選挙はできないでしょう。とすれば来年秋までの中継ぎにしかなりません。1年で人材が育ちますか? 無理ですね。

 

 

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