嘘つき石破 はいつまで持つ？

2024年10月1日、石破内閣が発足しました。

石破氏の総裁選の政策では、日米地位協定の改定だけが素晴らしい。私はそれを実現しようとすることを支持します。

しかし10月27日開票の解散総選挙にはたいへん不満。かれは国民に判断材料を提示してから、予算委員会で討論してから、と言ってきました。それが総理になる前の9月30日にもう早期解散を言い出す。

有力支持者の一致した要望なので苦渋の選択だという擁護論もあるようですが、総理になったとたんに変節するのではダメです。初手からウソつきになりました。これで信頼だ共感だと言っても無理です。

私の期待する日米地位協定の改定はそれよりはるかに困難な交渉になります。こんなことでは、やっぱり無理だった、になりかねない。変節漢、嘘つきと呼ばれて総理が務まるのか？　はなはだ怪しい。高市などに足元をすくわれないように、しっかりせい、と言いたい。

軽量職を固辞してみごと孤児になれ

自民党総裁に石破茂氏が決選投票で逆転当選し、人事構想に取り掛かっています。1回目投票で1位ながら逆転負けした高市早苗氏は総務会長を打診されたものの固辞し、閣僚を打診されても「受ける予定はない」と言っています。理由は未入閣メンバーを処遇して欲しいとのことです。しかし打診されてもいないのに「予定」というのはちょっとヘン。こういう時は「あらかじめ定める」というのでなく、つもりはないとか、考えはないとか言うものでしょう。

私はこうした態度はたいへん不遜なことだと思います。軽量の役職は受けないという事で、田崎爺が言っていた、幹事長なら受けるという事でしょうか。負けたくせに図々しいことです。未入閣メンバー云々も、派閥でもつくるつもりでしょうか？　

高市がそもそも予選1位というのがおかしなことでした。20人集めるのに必死だったのに、議員票で第2位 !?に躍進。女性初総理は選挙の顔に打ってつけ、というセコイ思惑でしょう。

しかし20人の推薦人に裏金議員が13人も入っていることを質問されて、知らなかったと言い放ったのです。ほとんど斎藤知事なみの厚顔無恥。都合の悪いことはどんなことであれ否定し、知らなかったことにするのは自民党のお家芸ですが、あきれてものが言えません。

安倍に取り入った強硬右翼といわれますが、防衛問題では石破も負けませんし、むしろ理論的でしょう。何といっても日米地位協定の改定に意欲を示していることは、高市も他の候補も誰も発言しなかったことで、私は自民不支持ですがこれだけは大賛成です。ぜひ石破総理になったら実現してほしい。

アメリカにモノが言えるかと揶揄する意見も見られますが、国を守るというなら真の独立国となるための一丁目一番地。これをやられると野党は困る。実現できればネトウヨを始め右派の諸君も目を覚まし、高市離れ・石破詣でに雪崩を打つでしょう。

高市氏はウソつきで不遜で高慢です。石破は高市を支持した麻生を干すのかと思ったら、なんと最高顧問に祭り上げ、高市の後ろ盾を取り込んでしまいました。私としては麻生退場かと期待したのですが、石破は老獪な感じです。高市は打診を固辞してフリーハンドを得たつもりでしょうが、いつのまにか孤児になってしまうかも・・・

大日本愛国婦人会会長のような方には退場を命じましょう。

 

　軽量職を固辞してみごと孤児になれ　　rocky

斎藤知事を辞めさせられない維新の無定見

報道によると、2024年9月9日に日本維新の会・大阪維新の会など維新系4団体は兵庫県・斎藤知事に「辞職要求書」を手渡したとのことです。そして県民に審判を仰いではどうかと、出直し選挙を提案したとのことです。

 

維新というのはまったく分かっていないですね。辞職要求をしておいて、再出馬を促す。しかしどう考えてもこんなバカ知事を再び推薦することなどありえないでしょう。自分たちがバタバタ落選しますよ。であれば、出直し選挙云々は付け足しなのは明らかです。まだ兵庫県知事のポストの確保に未練があるのは維新自身でしょう。

 

まったく見苦しい。市民としての良識が感じられません。吉村イソジン知事も、出直し選挙まで口にしてかつての部下の説得に失敗しているようではどうしようもありません。無能にして無定見、維新は自民党以下です。

能登半島地震、岸田はグズメガネ

岸田氏はなにしろ遅いですね。

自衛隊を最初1000人、3日に2000人に、4日に4000人？
5日になって米軍も入れるよう調整？　
今頃協力の調整をするというのでは、いつになったら実作業可能になるのでしょうか。すでにとうに72時間は過ぎて100時間以上です。

特に今回はたいへん全壊家屋が目立ちます。毎日新聞1月6日朝刊では死者94人、行方不明が5日午後2時現在で222人もいて、輪島市の坂口市長は倒壊建物の下敷きになっている人がまだ100人以上いる、との見方を示したそうです。(他市の分を含んでいないかと思われます。)

珠洲市長が早くから9割全壊と言っていたほどで、テレビで見て全壊家屋がとても多いのはカメラアングルの問題ではないでしょう。もっと早く救出要員の大量投入が出来なかったのか。他国からの応援申込も早くからあったのに、5日になってやっと検討するという始末。
情報収集のシステムが崩壊して状況が正確に把握できていなかったかもしれませんが、珠洲市長とは2日に電話会談をしていたはず。感度の鈍さは明白で、これでは助かる命も救うことができません。

グズはどこまでもグズですね。「グズメガネ」とでも呼びましょうか。

この緊急事態下で、政治刷新本部の設置などを記者会見で発表していましたが、検討の内容・方針も曖昧なままでした。そんなことは後回しでも国民は怒りませんよ。

羽田の航空機事故は 奇跡

2024年1月2日に発生した、羽田空港でのJAL・海保機の航空機衝突事故。JALの乗客・乗員379名の命が助かったことは奇跡的でした。

海保機は震災対策行動ということで擁護的な意見が多かったようですが、1月3日の国交省の通信記録開示により、JALに着陸許可があり、海保機には離陸許可が出ていなかったので、海保機に問題があったことが確実になりました。

これがJALに重大なミスがあったらいったいどういうことになっているか、恐ろしい感じがします。機体修理不良が原因の御巣鷹の時だって、あんなにひどかったのです。おそらく、聞くに堪えない非難怒号の嵐になっていたのではないか。関係者が自殺しかねないほどに・・・

そうならなかったことに安堵しています。海外では400人近い乗客が全員助かったことは奇跡的だと評価されています。衝突後の機長の操縦術、乗員の機敏な対応、乗客の協力。もっとほめてあげましょう。私も最初に奇跡だと思いましたが、日本ではそうした見解が殆ど見られませんでした。

そして、亡くなられた海保機の5人の方のご冥福をお祈りします。

Web上では、稀に的確な見解もありますが、原因がよく分からないのにもっともらしい意見の多いので、私たちはよくよく気を付けなければなりません。

管制塔の無線だけに頼らない安全システムの整備が必要だということには、確実に合意ができると思います。