サッカー・ワールドカップ2022 で、対ドイツ戦勝利のあとのコスタリカ戦で敗戦し、森保監督は名将から「ロバ」になったと酷評されているそうです。極端な話ですが、いろいろと考えさせられます。
ドイツという難敵に勝利して、監督はたぐいまれな名将。後半途中からの交代もズバリ決まって、得点した2人は絶賛。キーパー権田は特にスーパーセーブがあったわけでもないのにマン・オブ・ザ・マッチに選ばれました。しかしボール保持率は7-3より悪く、戦前は老婆のよう、と評されたドイツは老婆ではありませんでした。圧倒的に攻め立てられ、運よく1失点に留まっただけ。浅野の2点目は見事だったが、奇跡的と言ってもいい、コースがほとんどないシュートでした。まさに幸運の女神が微笑んでくれたのでした。
勝って兜の緒を締めよ。やはり大絶賛されて心にスキができたのではないでしょうか。監督は先発を5人も入れ換えました。主力を休ませるつもりだったかもしれないが、選手の一部では最悪引き分けでも、という気分になったらしい。しかしスペインはベストメンバー・ベストコンディションで当たっても勝てるかどうかわからない相手です。監督は何で手を緩めたのでしょうか。やはり相手が弱いと見込んでしまったのでしょう。
チャンスは前髪で掴め、といいます。コスタリカ戦を勝てば、スペインには引き分けでいいし、負けても16強の可能性が高い。コスタリカ戦にこそ絶好のチャンスがあったのです。ケガ人などの交代はやけむを得ないが、コスタリカに勝つ、という目標をしっかり選手に共有させなければならなかった。5人も変えて、チームの意識が散漫になったのではないか。そして守備を固めた相手を崩しきれず、2回のFKも無策で得点できず、一瞬のスキを突かれて失点してしまう。
守備陣を攻める声もあるが、あのシーンは不運だったと言える。吉田のクリアは本人はパスしたつもり。受けた森田はボールが遠くてスライディングしたが相手へのパスのようになってしまい、キーパー権田は両手でパンチに行ったので片手より手が伸びず、触ったもののゴールに入ってしまった。3つのミスが重なっていた。
何より、攻撃陣がふがいなかった。ドイツ戦で奇跡的に2点も取れたものだから、変な自信がついたのか、5バックで守備を固めた相手を崩す工夫が見られなかった。ドリブル突破やミドルシュートなど、守備陣をかく乱することもほとんどなく、単調にパス回しをしているだけ。もともと守備的な相手から点を取るのは苦手にしているのに、相手にボールを持たせてカウンターを狙うといった作戦の工夫もないし、選手起用も疑問符。開催国カタールを除けば最低ランクのコスタリカにこんなブザマな敗戦では、ロバと酷評されても仕方がない。
奇跡は2度起こらない。というと嫌な感じですが、スペイン戦は死力を尽くして戦うしかありません。Good luck !!
ドイツという難敵に勝利して、監督はたぐいまれな名将。後半途中からの交代もズバリ決まって、得点した2人は絶賛。キーパー権田は特にスーパーセーブがあったわけでもないのにマン・オブ・ザ・マッチに選ばれました。しかしボール保持率は7-3より悪く、戦前は老婆のよう、と評されたドイツは老婆ではありませんでした。圧倒的に攻め立てられ、運よく1失点に留まっただけ。浅野の2点目は見事だったが、奇跡的と言ってもいい、コースがほとんどないシュートでした。まさに幸運の女神が微笑んでくれたのでした。
勝って兜の緒を締めよ。やはり大絶賛されて心にスキができたのではないでしょうか。監督は先発を5人も入れ換えました。主力を休ませるつもりだったかもしれないが、選手の一部では最悪引き分けでも、という気分になったらしい。しかしスペインはベストメンバー・ベストコンディションで当たっても勝てるかどうかわからない相手です。監督は何で手を緩めたのでしょうか。やはり相手が弱いと見込んでしまったのでしょう。
チャンスは前髪で掴め、といいます。コスタリカ戦を勝てば、スペインには引き分けでいいし、負けても16強の可能性が高い。コスタリカ戦にこそ絶好のチャンスがあったのです。ケガ人などの交代はやけむを得ないが、コスタリカに勝つ、という目標をしっかり選手に共有させなければならなかった。5人も変えて、チームの意識が散漫になったのではないか。そして守備を固めた相手を崩しきれず、2回のFKも無策で得点できず、一瞬のスキを突かれて失点してしまう。
守備陣を攻める声もあるが、あのシーンは不運だったと言える。吉田のクリアは本人はパスしたつもり。受けた森田はボールが遠くてスライディングしたが相手へのパスのようになってしまい、キーパー権田は両手でパンチに行ったので片手より手が伸びず、触ったもののゴールに入ってしまった。3つのミスが重なっていた。
何より、攻撃陣がふがいなかった。ドイツ戦で奇跡的に2点も取れたものだから、変な自信がついたのか、5バックで守備を固めた相手を崩す工夫が見られなかった。ドリブル突破やミドルシュートなど、守備陣をかく乱することもほとんどなく、単調にパス回しをしているだけ。もともと守備的な相手から点を取るのは苦手にしているのに、相手にボールを持たせてカウンターを狙うといった作戦の工夫もないし、選手起用も疑問符。開催国カタールを除けば最低ランクのコスタリカにこんなブザマな敗戦では、ロバと酷評されても仕方がない。
奇跡は2度起こらない。というと嫌な感じですが、スペイン戦は死力を尽くして戦うしかありません。Good luck !!