あの浜岡原発の停止が進んでいます。きょう4号機が停止、あす5号機が停止して
浜岡のすべての原発が停止状態となります。
運転中の原発が、危険性を理由にして停止するという、世界初の出来事です。
マスコミや評論家の、菅総理の停止要請に対する評価は様々でした。しかし
菅総理への評価が停止要請に対する評価になってしまっている感じがあります。
退陣を期待または要求する人たちは、要請が唐突で、説明が不十分であり、
エネルギー政策上原発は必要だ、と主張するケースが多い。
しかしそうした批判をする人たちも、浜岡は安全だから運転を停止させるな、
とまで言う人はいないようです。こうした批判の仕方は卑怯です。
浜岡を停止させるな、というならば、万一の場合どのような責任を取るのか、
と反撃されます。あまりに大きすぎて、そんな責任など誰も取ることはできま
せん。
この問題はマスコミ人のリトマス試験紙です。自分の頭で考え、どうすべきか
判断するなら、菅総理への好き嫌いなどは二の次であるはず。国民のために資料
を提供し、信念を発表し、世論に訴える。マスコミなら、そのようであって
欲しい。
しかし少なからぬマスコミ人が、菅総理への好悪に引きずられて、どうするのが
国民のためになるのか、という基本を忘れています。独断的であっても浜岡は
停止するほかはない。審議会などつくっていたら、原発利権に群がる停止反対派
が動き出して、いつになったら停止できるか見当もつかないでしょう。
スズキ自動車の鈴木会長は、自分がリーダーなら同じ決断をしただろう、と
語ったそうです。スズキ自動車は浜松にあり、電力不足になれば大きな影響を
受けるはずなのに、大局に立てばそうするしかないと判断されたのです。
それに引き替え経団連の米倉会長は、説明が不十分で独断的だと不満タラタラ
でした。なんと理解力・判断力のない経団連会長でしょう。
きょうみつけた櫻井よしこ評論家も、同様の批判を言っているようです。また、
福島の地震確率は0%とされていたから、浜岡を止めるならすべての原発を
止めなければおかしい、と主張しているそうですが、よくある詭弁・開き直りと
いうべきです。どうしてそれが地震確率がきわめて高い浜岡を止めない理由に
なるのでしょう。
毎日新聞が主張するように、危険度の高い原発を徐々に停止し、再生可能エネ
ルギーの普及を促進して原発依存度を低下させていくしか方法がないでしょう。
櫻井さんは浜岡を停止させないで事故が起きても、責任の取りようがないの
ではありませんか。菅総理のパフォーマンスといった批判をするのは、いかにも
無責任な評論家らしいですね。
今日になって自民党の谷垣総裁が、従来の自民党の原子力政策の中に、いくつ
か盲点があったことは否定できない、と語ったそうですが、反省するのでなくなぜ
国民に謝罪しないのでしょうか。安全基準がまったく甘すぎたことが福島第一の
事故を招いたのです。しかも浜岡の停止について、「どういう根拠で判断したのか、
必ずしも整合的な説明があるとは思えない」 といったそうです。
(asahi.com 2011.05.13)
その判断の根拠について、原発政策を推進してきた自民党なのに知らないふりを
する。自民党も全く無責任な評論家になっているということなのでしょう。
浜岡停止問題でマスコミや評論家の真贋をチェックしましょう。
中部電力が菅総理の要請により静岡県浜岡原発の一時完全停止を決定しました。国民の安全を守る
という総理の決断も、経営的な問題を超えた中電の決断も、すばらしいものです。
花のブログなのに4月6日に 「Stop The Hamaoka」 という記事を書いて、浜岡を止めるには大きな世論
が必要だといったのですが、毎日新聞によるとそのころ菅総理・海江田経産相らごく一部のメンバーで
浜岡を停止させる検討をしていたのだそうです。そして5月6日の記者会見で浜岡の停止を要請した
わけですが、事前に検討内容が漏れていたら、おそらく議論百出してまとまらなかったでしょう。
ところがこの菅総理の決断について、自民党からは政権の延命策だとか、経団連米倉会長のような
「独断的で説明が不明だ」 という批判をする人が出てきています。しかし自民党や経団連のトップたち
は、浜岡原発について十分な情報を得るに何の不自由もないはずです。
想定東海地震の震源域の真上にあること、想定マグニチュードは8.5で福島の9.0を考えると十分に
大きいとは言い難いこと、福島第一と同じ型の古いタイプの原子炉であること、津波に十分な備えが
なく、これから何年もかけて巨大な防潮堤を作らなければならないこと、しかし川勝静岡県知事が毎日
新聞に投稿して言うように、近くの川から津波が回り込んだら浜辺の防潮堤だけでは役に立たない
可能性があること、そして想定東海地震がいつ起きてもおかしくないことは科学者の一致した見解で
あること・・・
素人の私でもこの程度のことがわかるのですから、さらに高度な情報を総合し、困難な判断を下すのが
世の中のリーダーというものではないでしょうか。政権の延命策だととらえる自民党系の見方は下司の
勘繰りそのもの。経団連米倉会長は、これほど明瞭なことを説明されないと分からないのでしょうか。
それで日本財界のリーダーと言えるのですか。半導体製造で電気が欠かせない自分の会社の都合しか
見えていないのでしょう。
それに対して、川勝静岡県知事や、スズキ自動車の鈴木会長、ソフトバンクの孫会長らは、一国の
リーダーとして立派な決断だと評価しています。
自民党は五百旗頭会長の復興構想会議への参加も断ったそうです。五百旗頭氏と言えば防衛大学校
の校長を勤めた人物で、市民運動出身の菅総理がよくこの人を選んだものだと私は驚きました。軍事
オタクで鳴らす石破自民党政調会長でさえ三歩下がって影を踏むべからず、と思うほどの人物の要請
を断ってしまったのですから、開いた口がふさがりません。
前にも菅総理の入閣要請を、理念が分からないといって自民党谷垣総裁は拒否しました。電話でという
ことも批判の的になっていますが、世界の首脳が電話会談をするご時世で、そんなことを断る理由にする
のでは器が小さい。西郷南洲や田中角栄のような大人物ならば、おそらく快諾していたことでしょう。
大震災に加えて福島第一原発の事故が大変な負担になっていますが、それについては自民党の責任は
極めて重大です。菅内閣の対応が悪いといって批判するよりも、まず自らの施政の誤りを国民に謝罪し、
罪滅ぼしのために自ら協力を願い出るのが人の道ではないでしょうか。しかし謝罪もなく、復興構想会議
に参加するでもなく、何がなんでも菅内閣を打倒して政権を取りたいという、国民不在の我執妄執が感じ
られます。
目を覚ましてください。国民はそんなことのために参院選で相対優位を与えたわけではないと思いますよ。
菅総理は、毎日新聞の丹念な取材によると、初動は適切だったそうです。ヘリで視察し、史上空前の自衛隊
10万人態勢を指示したのはたいへんよかったと思います。福島第一原発は東電のいい加減さのために苦労
していますが、大災害を未然に防ぐため浜岡を止めるという決断も立派です。
マスコミの評判だけではなく、自分の考えで物事や人物を判断する。できるだけそのようになりたいと思います。
という総理の決断も、経営的な問題を超えた中電の決断も、すばらしいものです。
花のブログなのに4月6日に 「Stop The Hamaoka」 という記事を書いて、浜岡を止めるには大きな世論
が必要だといったのですが、毎日新聞によるとそのころ菅総理・海江田経産相らごく一部のメンバーで
浜岡を停止させる検討をしていたのだそうです。そして5月6日の記者会見で浜岡の停止を要請した
わけですが、事前に検討内容が漏れていたら、おそらく議論百出してまとまらなかったでしょう。
ところがこの菅総理の決断について、自民党からは政権の延命策だとか、経団連米倉会長のような
「独断的で説明が不明だ」 という批判をする人が出てきています。しかし自民党や経団連のトップたち
は、浜岡原発について十分な情報を得るに何の不自由もないはずです。
想定東海地震の震源域の真上にあること、想定マグニチュードは8.5で福島の9.0を考えると十分に
大きいとは言い難いこと、福島第一と同じ型の古いタイプの原子炉であること、津波に十分な備えが
なく、これから何年もかけて巨大な防潮堤を作らなければならないこと、しかし川勝静岡県知事が毎日
新聞に投稿して言うように、近くの川から津波が回り込んだら浜辺の防潮堤だけでは役に立たない
可能性があること、そして想定東海地震がいつ起きてもおかしくないことは科学者の一致した見解で
あること・・・
素人の私でもこの程度のことがわかるのですから、さらに高度な情報を総合し、困難な判断を下すのが
世の中のリーダーというものではないでしょうか。政権の延命策だととらえる自民党系の見方は下司の
勘繰りそのもの。経団連米倉会長は、これほど明瞭なことを説明されないと分からないのでしょうか。
それで日本財界のリーダーと言えるのですか。半導体製造で電気が欠かせない自分の会社の都合しか
見えていないのでしょう。
それに対して、川勝静岡県知事や、スズキ自動車の鈴木会長、ソフトバンクの孫会長らは、一国の
リーダーとして立派な決断だと評価しています。
自民党は五百旗頭会長の復興構想会議への参加も断ったそうです。五百旗頭氏と言えば防衛大学校
の校長を勤めた人物で、市民運動出身の菅総理がよくこの人を選んだものだと私は驚きました。軍事
オタクで鳴らす石破自民党政調会長でさえ三歩下がって影を踏むべからず、と思うほどの人物の要請
を断ってしまったのですから、開いた口がふさがりません。
前にも菅総理の入閣要請を、理念が分からないといって自民党谷垣総裁は拒否しました。電話でという
ことも批判の的になっていますが、世界の首脳が電話会談をするご時世で、そんなことを断る理由にする
のでは器が小さい。西郷南洲や田中角栄のような大人物ならば、おそらく快諾していたことでしょう。
大震災に加えて福島第一原発の事故が大変な負担になっていますが、それについては自民党の責任は
極めて重大です。菅内閣の対応が悪いといって批判するよりも、まず自らの施政の誤りを国民に謝罪し、
罪滅ぼしのために自ら協力を願い出るのが人の道ではないでしょうか。しかし謝罪もなく、復興構想会議
に参加するでもなく、何がなんでも菅内閣を打倒して政権を取りたいという、国民不在の我執妄執が感じ
られます。
目を覚ましてください。国民はそんなことのために参院選で相対優位を与えたわけではないと思いますよ。
菅総理は、毎日新聞の丹念な取材によると、初動は適切だったそうです。ヘリで視察し、史上空前の自衛隊
10万人態勢を指示したのはたいへんよかったと思います。福島第一原発は東電のいい加減さのために苦労
していますが、大災害を未然に防ぐため浜岡を止めるという決断も立派です。
マスコミの評判だけではなく、自分の考えで物事や人物を判断する。できるだけそのようになりたいと思います。
中部電力が菅総理の要請により静岡県浜岡原発の一時完全停止を決定しました。国民の安全を守る
という総理の決断も、経営的な問題を超えた中電の決断も、すばらしいものです。
花のブログなのに4月6日に 「Stop The Hamaoka」 という記事を書いて、浜岡を止めるには大きな世論
が必要だといったのですが、毎日新聞によるとそのころ菅総理・海江田経産相らごく一部のメンバーで
浜岡を停止させる検討をしていたのだそうです。そして5月6日の記者会見で浜岡の停止を要請した
わけですが、事前に検討内容が漏れていたら、おそらく議論百出してまとまらなかったでしょう。
ところがこの菅総理の決断について、自民党からは政権の延命策だとか、経団連米倉会長のような
「独断的で説明が不明だ」 という批判をする人が出てきています。しかし自民党や経団連のトップたち
は、浜岡原発について十分な情報を得るに何の不自由もないはずです。
想定東海地震の震源域の真上にあること、想定マグニチュードは8.5で福島の9.0を考えると十分に
大きいとは言い難いこと、福島第一と同じ型の古いタイプの原子炉であること、津波に十分な備えが
なく、これから何年もかけて巨大な防潮堤を作らなければならないこと、しかし川勝静岡県知事が毎日
新聞に投稿して言うように、近くの川から津波が回り込んだら浜辺の防潮堤だけでは役に立たない
可能性があること、そして想定東海地震がいつ起きてもおかしくないことは科学者の一致した見解で
あること・・・
素人の私でもこの程度のことがわかるのですから、さらに高度な情報を総合し、困難な判断を下すのが
世の中のリーダーというものではないでしょうか。政権の延命策だととらえる自民党系の見方は下司の
勘繰りそのもの。経団連米倉会長は、これほど明瞭なことを説明されないと分からないのでしょうか。
それで日本財界のリーダーと言えるのですか。半導体製造で電気が欠かせない自分の会社の都合しか
見えていないのでしょう。
それに対して、川勝静岡県知事や、スズキ自動車の鈴木会長、ソフトバンクの孫会長らは、一国の
リーダーとして立派な決断だと評価しています。
自民党は五百旗頭会長の復興構想会議への参加も断ったそうです。五百旗頭氏と言えば防衛大学校
の校長を勤めた人物で、市民運動出身の菅総理がよくこの人を選んだものだと私は驚きました。軍事
オタクで鳴らす石破自民党政調会長でさえ三歩下がって影を踏むべからず、と思うほどの人物の要請
を断ってしまったのですから、開いた口がふさがりません。
前にも菅総理の入閣要請を、理念が分からないといって自民党谷垣総裁は拒否しました。電話でという
ことも批判の的になっていますが、世界の首脳が電話会談をするご時世で、そんなことを断る理由にする
のでは器が小さい。西郷南洲や田中角栄のような大人物ならば、おそらく快諾していたことでしょう。
大震災に加えて福島第一原発の事故が大変な負担になっていますが、それについては自民党の責任は
極めて重大です。菅内閣の対応が悪いといって批判するよりも、まず自らの施政の誤りを国民に謝罪し、
罪滅ぼしのために自ら協力を願い出るのが人の道ではないでしょうか。しかし謝罪もなく、復興構想会議
に参加するでもなく、何がなんでも菅内閣を打倒して政権を取りたいという、国民不在の我執妄執が感じ
られます。
目を覚ましてください。国民はそんなことのために参院選で相対優位を与えたわけではないと思いますよ。
菅総理は、毎日新聞の丹念な取材によると、初動は適切だったそうです。ヘリで視察し、史上空前の自衛隊
10万人態勢を指示したのはたいへんよかったと思います。福島第一原発は東電のいい加減さのために苦労
していますが、大災害を未然に防ぐため浜岡を止めるという決断も立派です。
マスコミの評判だけではなく、自分の考えで物事や人物を判断する。できるだけそのようになりたいと思います。
という総理の決断も、経営的な問題を超えた中電の決断も、すばらしいものです。
花のブログなのに4月6日に 「Stop The Hamaoka」 という記事を書いて、浜岡を止めるには大きな世論
が必要だといったのですが、毎日新聞によるとそのころ菅総理・海江田経産相らごく一部のメンバーで
浜岡を停止させる検討をしていたのだそうです。そして5月6日の記者会見で浜岡の停止を要請した
わけですが、事前に検討内容が漏れていたら、おそらく議論百出してまとまらなかったでしょう。
ところがこの菅総理の決断について、自民党からは政権の延命策だとか、経団連米倉会長のような
「独断的で説明が不明だ」 という批判をする人が出てきています。しかし自民党や経団連のトップたち
は、浜岡原発について十分な情報を得るに何の不自由もないはずです。
想定東海地震の震源域の真上にあること、想定マグニチュードは8.5で福島の9.0を考えると十分に
大きいとは言い難いこと、福島第一と同じ型の古いタイプの原子炉であること、津波に十分な備えが
なく、これから何年もかけて巨大な防潮堤を作らなければならないこと、しかし川勝静岡県知事が毎日
新聞に投稿して言うように、近くの川から津波が回り込んだら浜辺の防潮堤だけでは役に立たない
可能性があること、そして想定東海地震がいつ起きてもおかしくないことは科学者の一致した見解で
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素人の私でもこの程度のことがわかるのですから、さらに高度な情報を総合し、困難な判断を下すのが
世の中のリーダーというものではないでしょうか。政権の延命策だととらえる自民党系の見方は下司の
勘繰りそのもの。経団連米倉会長は、これほど明瞭なことを説明されないと分からないのでしょうか。
それで日本財界のリーダーと言えるのですか。半導体製造で電気が欠かせない自分の会社の都合しか
見えていないのでしょう。
それに対して、川勝静岡県知事や、スズキ自動車の鈴木会長、ソフトバンクの孫会長らは、一国の
リーダーとして立派な決断だと評価しています。
自民党は五百旗頭会長の復興構想会議への参加も断ったそうです。五百旗頭氏と言えば防衛大学校
の校長を勤めた人物で、市民運動出身の菅総理がよくこの人を選んだものだと私は驚きました。軍事
オタクで鳴らす石破自民党政調会長でさえ三歩下がって影を踏むべからず、と思うほどの人物の要請
を断ってしまったのですから、開いた口がふさがりません。
前にも菅総理の入閣要請を、理念が分からないといって自民党谷垣総裁は拒否しました。電話でという
ことも批判の的になっていますが、世界の首脳が電話会談をするご時世で、そんなことを断る理由にする
のでは器が小さい。西郷南洲や田中角栄のような大人物ならば、おそらく快諾していたことでしょう。
大震災に加えて福島第一原発の事故が大変な負担になっていますが、それについては自民党の責任は
極めて重大です。菅内閣の対応が悪いといって批判するよりも、まず自らの施政の誤りを国民に謝罪し、
罪滅ぼしのために自ら協力を願い出るのが人の道ではないでしょうか。しかし謝罪もなく、復興構想会議
に参加するでもなく、何がなんでも菅内閣を打倒して政権を取りたいという、国民不在の我執妄執が感じ
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目を覚ましてください。国民はそんなことのために参院選で相対優位を与えたわけではないと思いますよ。
菅総理は、毎日新聞の丹念な取材によると、初動は適切だったそうです。ヘリで視察し、史上空前の自衛隊
10万人態勢を指示したのはたいへんよかったと思います。福島第一原発は東電のいい加減さのために苦労
していますが、大災害を未然に防ぐため浜岡を止めるという決断も立派です。
マスコミの評判だけではなく、自分の考えで物事や人物を判断する。できるだけそのようになりたいと思います。
中部電力が菅総理の要請により静岡県浜岡原発の一時完全停止を決定しました。国民の安全を守る
という総理の決断も、経営的な問題を超えた中電の決断も、すばらしいものです。
花のブログなのに4月6日に 「Stop The Hamaoka」 という記事を書いて、浜岡を止めるには大きな世論
が必要だといったのですが、毎日新聞によるとそのころ菅総理・海江田経産相らごく一部のメンバーで
浜岡を停止させる検討をしていたのだそうです。そして5月6日の記者会見で浜岡の停止を要請した
わけですが、事前に検討内容が漏れていたら、おそらく議論百出してまとまらなかったでしょう。
ところがこの菅総理の決断について、自民党からは政権の延命策だとか、経団連米倉会長のような
「独断的で説明が不明だ」 という批判をする人が出てきています。しかし自民党や経団連のトップたち
は、浜岡原発について十分な情報を得るに何の不自由もないはずです。
想定東海地震の震源域の真上にあること、想定マグニチュードは8.5で福島の9.0を考えると十分に
大きいとは言い難いこと、福島第一と同じ型の古いタイプの原子炉であること、津波に十分な備えが
なく、これから何年もかけて巨大な防潮堤を作らなければならないこと、しかし川勝静岡県知事が毎日
新聞に投稿して言うように、近くの川から津波が回り込んだら浜辺の防潮堤だけでは役に立たない
可能性があること、そして想定東海地震がいつ起きてもおかしくないことは科学者の一致した見解で
あること・・・
素人の私でもこの程度のことがわかるのですから、さらに高度な情報を総合し、困難な判断を下すのが
世の中のリーダーというものではないでしょうか。政権の延命策だととらえる自民党系の見方は下司の
勘繰りそのもの。経団連米倉会長は、これほど明瞭なことを説明されないと分からないのでしょうか。
それで日本財界のリーダーと言えるのですか。半導体製造で電気が欠かせない自分の会社の都合しか
見えていないのでしょう。
それに対して、川勝静岡県知事や、スズキ自動車の鈴木会長、ソフトバンクの孫会長らは、一国の
リーダーとして立派な決断だと評価しています。
自民党は五百旗頭会長の復興構想会議への参加も断ったそうです。五百旗頭氏と言えば防衛大学校
の校長を勤めた人物で、市民運動出身の菅総理がよくこの人を選んだものだと私は驚きました。軍事
オタクで鳴らす石破自民党政調会長でさえ三歩下がって影を踏むべからず、と思うほどの人物の要請
を断ってしまったのですから、開いた口がふさがりません。
前にも菅総理の入閣要請を、理念が分からないといって自民党谷垣総裁は拒否しました。電話でという
ことも批判の的になっていますが、世界の首脳が電話会談をするご時世で、そんなことを断る理由にする
のでは器が小さい。西郷南洲や田中角栄のような大人物ならば、おそらく快諾していたことでしょう。
大震災に加えて福島第一原発の事故が大変な負担になっていますが、それについては自民党の責任は
極めて重大です。菅内閣の対応が悪いといって批判するよりも、まず自らの施政の誤りを国民に謝罪し、
罪滅ぼしのために自ら協力を願い出るのが人の道ではないでしょうか。しかし謝罪もなく、復興構想会議
に参加するでもなく、何がなんでも菅内閣を打倒して政権を取りたいという、国民不在の我執妄執が感じ
られます。
目を覚ましてください。国民はそんなことのために参院選で相対優位を与えたわけではないと思いますよ。
菅総理は、毎日新聞の丹念な取材によると、初動は適切だったそうです。ヘリで視察し、史上空前の自衛隊
10万人態勢を指示したのはたいへんよかったと思います。福島第一原発は東電のいい加減さのために苦労
していますが、大災害を未然に防ぐため浜岡を止めるという決断も立派です。
マスコミの評判だけではなく、自分の考えで物事や人物を判断する。できるだけそのようになりたいと思います。
という総理の決断も、経営的な問題を超えた中電の決断も、すばらしいものです。
花のブログなのに4月6日に 「Stop The Hamaoka」 という記事を書いて、浜岡を止めるには大きな世論
が必要だといったのですが、毎日新聞によるとそのころ菅総理・海江田経産相らごく一部のメンバーで
浜岡を停止させる検討をしていたのだそうです。そして5月6日の記者会見で浜岡の停止を要請した
わけですが、事前に検討内容が漏れていたら、おそらく議論百出してまとまらなかったでしょう。
ところがこの菅総理の決断について、自民党からは政権の延命策だとか、経団連米倉会長のような
「独断的で説明が不明だ」 という批判をする人が出てきています。しかし自民党や経団連のトップたち
は、浜岡原発について十分な情報を得るに何の不自由もないはずです。
想定東海地震の震源域の真上にあること、想定マグニチュードは8.5で福島の9.0を考えると十分に
大きいとは言い難いこと、福島第一と同じ型の古いタイプの原子炉であること、津波に十分な備えが
なく、これから何年もかけて巨大な防潮堤を作らなければならないこと、しかし川勝静岡県知事が毎日
新聞に投稿して言うように、近くの川から津波が回り込んだら浜辺の防潮堤だけでは役に立たない
可能性があること、そして想定東海地震がいつ起きてもおかしくないことは科学者の一致した見解で
あること・・・
素人の私でもこの程度のことがわかるのですから、さらに高度な情報を総合し、困難な判断を下すのが
世の中のリーダーというものではないでしょうか。政権の延命策だととらえる自民党系の見方は下司の
勘繰りそのもの。経団連米倉会長は、これほど明瞭なことを説明されないと分からないのでしょうか。
それで日本財界のリーダーと言えるのですか。半導体製造で電気が欠かせない自分の会社の都合しか
見えていないのでしょう。
それに対して、川勝静岡県知事や、スズキ自動車の鈴木会長、ソフトバンクの孫会長らは、一国の
リーダーとして立派な決断だと評価しています。
自民党は五百旗頭会長の復興構想会議への参加も断ったそうです。五百旗頭氏と言えば防衛大学校
の校長を勤めた人物で、市民運動出身の菅総理がよくこの人を選んだものだと私は驚きました。軍事
オタクで鳴らす石破自民党政調会長でさえ三歩下がって影を踏むべからず、と思うほどの人物の要請
を断ってしまったのですから、開いた口がふさがりません。
前にも菅総理の入閣要請を、理念が分からないといって自民党谷垣総裁は拒否しました。電話でという
ことも批判の的になっていますが、世界の首脳が電話会談をするご時世で、そんなことを断る理由にする
のでは器が小さい。西郷南洲や田中角栄のような大人物ならば、おそらく快諾していたことでしょう。
大震災に加えて福島第一原発の事故が大変な負担になっていますが、それについては自民党の責任は
極めて重大です。菅内閣の対応が悪いといって批判するよりも、まず自らの施政の誤りを国民に謝罪し、
罪滅ぼしのために自ら協力を願い出るのが人の道ではないでしょうか。しかし謝罪もなく、復興構想会議
に参加するでもなく、何がなんでも菅内閣を打倒して政権を取りたいという、国民不在の我執妄執が感じ
られます。
目を覚ましてください。国民はそんなことのために参院選で相対優位を与えたわけではないと思いますよ。
菅総理は、毎日新聞の丹念な取材によると、初動は適切だったそうです。ヘリで視察し、史上空前の自衛隊
10万人態勢を指示したのはたいへんよかったと思います。福島第一原発は東電のいい加減さのために苦労
していますが、大災害を未然に防ぐため浜岡を止めるという決断も立派です。
マスコミの評判だけではなく、自分の考えで物事や人物を判断する。できるだけそのようになりたいと思います。