魔人の鉞

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専門家がコロナ検査を限定せよとは??

2020-04-17 21:41:39 | 新型コロナ

時事通信 2020年 4/17(金) 11:43配信 (抄録) によると、日本感染症学会と日本感染環境学会は、感染症診療のあり方を変えていく必要があるとして、診療に携わる臨床現場などに向けて「新型コロナウイルス感染症に対する臨床対応の考え方」を発表した。ポイントの一つが、軽症の患者に対してはPCR検査を勧めていないことだ。さらに、医療崩壊を防ぐために重症患者の治療に特化することを提言している。「考え方」をまとめた感染症学会理事長の舘田一博東邦大学教授(感染症)は、「感染者の8割が軽症ですむことを考えれば、重要なのは重症化した患者を救命することに尽きる。流行がまん延期を迎えた現在、限られた資源は生命の危機に陥る可能性が高い重症者に集中的に投入すべきだ。感染経路の解明とともに、重症者を発見して対処し治療することを最優先すべきだ」と訴えている。

とのことです。いまだに感染初期のような、検査は絞って重症者だけを扱えばよい、などという議論がまかり通っていることに怒りを覚えます。検査を絞って感染者数を抑える、ということは感染の拡大を放置することです。まん延期にあって検査を限定すれば潜在感染者が増え、ますます重症者も増大します。どんどん重傷者が増えたら、はたして舘田教授は対処できるのでしょうか。今でさえ医療崩壊が言われているのに、とても可能だとは思えません。検査を徹底し、軽症者はホテルや各種施設に収容して感染拡大を防ぐのが医療崩壊を防ぐ方策でしょう。韓国や諸外国ではそういう施策を行っており、この日本でそれができないはずはありませんし、遅まきながら始まったところのようです。オリンピック関連施設や国や県の施設も軽症者の滞在施設に充てることができるでしょう。

舘田教授は重傷者のことしか見ていないようで、全体を俯瞰し、適切な政策を構築することは苦手のようですが、あるいは政府の対応力に不信感があるのかもしれません。政府の専門家委員会委員ではないようですが、同様に視野の狭い専門家が政府のアドバイザーをしているようですから、政策の混迷も当然でしょう。

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