もう1週間以上も前ですが、大阪の吉村知事がトリアージということを言い出して、バッシングを受けていたそうです。
デイリースポーツ 2020年11月24日 19:45:00 掲載によると、 大阪府の吉村洋文知事(45)が24日夕、大阪府庁で新型コロナウイルス対策本部会議を開き、27日から12月11日までの間、 大阪市の“キタ”と“ミナミ”の飲食店への休業・時短要請と、政府へのGoToトラベル、イートの一時停止(大阪市)要請を決定した。
感染急拡大に伴い、救急病床の「トリアージ」について言及し始めている吉村知事だが、会議後の囲み会見では、 「トリアージ」の意味について、改めて質問が出た。 吉村知事は、大阪府全体のICU(集中治療室)の数が約500室であり、この中で206床を確保するため、 公立病院などに一時的に救急搬送を停止して、 ほかの民間の病院でみてもらうなど、さらなる「医療資源の最適化」が必要とし、自身が使った「トリアージ」は 「命の選別をするということではありません。命を守るために、適切な病床の、医療資源を配分していくこと。 僕が言ってるのは、“病床の最適化”“医療の最適化”。一部のネット上で“吉村が命の選別をしている”というのは、全く違う。ここではっきりと申し上げておきたい」と訴えた。
とのことです。トリアージとは、危機管理に当たるリーダーは当然知っていなければならない言葉です。緊急時には救えるいのちを優先して救う。間に合わないいのちは後回しにせざるを得ない。大変つらいことですが、それを安易に、誤解されやすい文脈で発言するとは言語道断。とんでもない悪党、でなければ無知蒙昧です。
これが1週間前の話です。 今日の MBSニュース 2020年11月30日 (月) 10:05 配信 によると、 11月29日、大阪府では新たに381人が新型コロナウイルスに感染したことが確認され、6人が死亡しました。 大阪府では5日連続で1日の感染者が300人を超えました。 また70代から90代の男女6人が死亡しました。 重症者は6人増え、過去最多の110人となっていて、実質的な新型コロナウイルスの重症者用 の病床の使用率は 80.3% となっています。
とのことです。専用病棟が12月中旬に稼働すると言っても、スタッフの確保は進んでいません。間に合いますか? 大阪はその前に崩壊するのではないでしょうか。文字通りのトリアージ、いのちの選別が必要になりかねません。
ひょっとして吉村はわざと 「誤用」 したのではないでしょうか。その時の地ならしのために。
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