クーチミラン

根を、張るときと花の咲くとき

超えてはならない一線は守らせています

2016年06月07日 | ボランティア
 昨日から園児達にハーモニカで音を出させるようにしました。当初は見るだけ、次は触るのみ、と説明して納得して貰っていましたが、日が進むとそれでは済まされない状況が自然に生まれました。本来は、実際に吹かせてあげたい気持ちが私に存在しているからでもありますし、園児達も当然のことながらそれをしたくて仕方ない筈です。このことから、約束事について説明を更に徹底させて音を出す方法を教えました。即ち、ハーモニカから口を離した状態で強く息を注ぎ込む方法です。これだったら、少なくとも子ども達に私のばい菌が移ることはありません。多くの子ども達がそれに挑戦し、私の言葉通りを実践しましたがただ1人のみ、息を瞬間的に吹きかけるのではなく吹きかけ続けて連続した音を出す男の子がいました。その子に何か、興味が湧きました。
 私が登園すると私を見つけ次第「ハーモニカ持ってきた?」と訊く男の子がいます。毎日です。4歳児でしょうか。その後は、床にあぐらをかいて座り込んだ私の脚の上は数人の子どもが占領してしまいます。周囲を取り囲んだ子ども達も含めてハーモニカを手にする順番を厳しく伝えて皆が平等になるよう努めています。
 今日、園を退き上げる直前、年長組の1人の男の子とじっくり、話をしました。極めて偶然にその機会が現れたのですが、これまでの様子を視ていて私が何となく心に引っかかっていた子です。なるべくその子に話させようと心がけました。いろいろと話してくれました。その場を通りかかられた担当の保育士さんは私達の様子を見られてニコニコとしておられました。その子の話の内容と保育士さんの笑顔から何かを私は感じています。別れるとき、明日又、話すことを約束して握手をして離れました。直後、その子は担当の保育士さんに報告に行ったようでした。

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