クーチミラン

根を、張るときと花の咲くとき

配慮がいっぱい詰まった親切を戴きました

2019年11月12日 | 日記


案内を戴いていた会に出席した帰途のことです。我が家へ帰るのに生まれて初めてとなるバス路線(図 C-B間)を利用しました。長辺のもう1辺(図 C-A間)が我が家の近くを通るバス路線で、今回利用の路線は我が家から少々離れた位置に在り別会社の運行となっています。その双方を結ぶ短辺(図 A-B間)もバスは通っています。そして長辺の何れも熊本市内のバスターミナル(図 C)がいわば起点・終点です。従って通常は、1長辺の途中(図 用務地)から我が家に帰るにはバスターミナルまでバスで行き、そこで乗り換えてもう1辺を通るバスに乗ることになります。今回敢えて乗車したバスはバスターミナルとは逆方向へ向かうもので、従って終点に到着した後、短辺の移動に果たして都合が良い乗り継ぎバスがあるかどうかは全く分かりませんでした。終点近くになったとき運転士の方にそのことを尋ね、私が降車すべき場所を教えて戴きました。私がバスを降りますとマスクをした若い女性の方も続いて降りられました。私がバス発車時刻が書かれたボードへ視線を向けていますとその女性の方が近づかれて声を掛けられました。実に親切に、丁寧に私がこれから乗るべきバス停やその時刻を教えてくださいました。バスの中で私が運転士の方に尋ねているのを見聞きしておられたのだと思います。その女性の方はご自分の知識が不確かな点は運転士の方にわざわざ尋ねられるなどまでして私にアドバイスをされました。そして、今回私が利用した路線は便が少ないので今回利用のバスを利用して目的地に行くのではなく、もう一方の長辺を通るバスを利用することを奨められました。その女性の方は私を県外からの客だと思われたのに違いありません。彼女の懸命の親切極まる行動・発言に私は地元の者である旨を告げることを敢えてせず、その女性の方に耳を傾け続けました。乗り継ぎのバスは発車時刻が1分過ぎていましたが、そのバスが少し離れた所から来ることを確かめられ、私がそのバスに乗れる可能性が高まったことから安心されてその場を離れられました。対応中、私は何度も丁寧にお礼を申しました。バスはその後、1分ほどして来ました。これは実に幸いな事でした。我が家までその地点から10kmほどはあると思いますが、ウォーキングして帰ろうとまで決心していました。それにしてもその若い女性、本当に、本当に親切でした。私がバスに乗ることが出来る為の絶対確実な答えを追求され且つ、より合理的な目的地到着の方法まで考えを至らせておられた事に、ただ者ではない、との感想を今、私は抱いています。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿