怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

ケーニヒスベルガー・クロプセ 、要するに煮込み肉団子

2017年06月12日 | カテゴリー分けするのに飽き
毎日のように庭仕事で忙しい義両親たち。

そんな彼らも、気温が高い夏場にはあまりお腹が空かない様子。
でも、料理好きの義母、週末には何かしら少々手間のかかるものを作りたがる。
真ん中の丸いものが入っているのは煮込み肉団子。Königsberger Klopse(ケーニヒスベルガー・クロプセ )と言っていた。ちゃんと日本語版クックパッドにもレシピがあるようだ。

義母が作ると、どの料理も油まみれ。
油脂消化能力の低い私は、油を混ぜる前のサラダを先に皿にとったり、量を少なく食べたりして調整をしている。
この日は、午後から友人宅の招きがあったのでいつもより控えめの昼食を摂った。


その友人宅でのテーブルの様子。

右はトルコ料理として紹介されるブレック。パイ生地にさまざまな材料をはさんで焼いたもの。今回はクリームチーズだった。
ヨーグルトと一緒に食べるのもおいしい、と勧められ、そうして食べてみた。
油っぽいのがヨーグルトの酸っぱさで緩和されて食べ易くなったかな。
集まったのはバルカン半島出身者ばかりだった。その地域はさまざまな国境や支配下にあったので、言語や食文化も周辺国と同じことが多い。
後で出てきたトルコ風のコーヒー。彼女らは普段普通に飲んでいるようだ。

左の皿には、友人が初めて試してみた新しいレシピ。
バナナ、クッキー、アーモンドを細かく潰して混ぜ、丸めてココナッツ粉をまぶして冷やしただけ。
「砂糖を使っていないから健康的」
と、彼女は言っていた。
そういっていたけれど、どういうわけか私以外のみんなはほとんどこの菓子に手を付けず、挙句の果てには私に残りを全部持たせた。
つまり、彼女らの口に合わなかったのだろうな。
新しい食べ物になじむには、時間がかかるということはよく知っている。
でも、作った本人たちが全く食べないなんてぇ~。
いや、台所にはもっとあって、食べきれないのを予想して私に大量にくれたのかしら。
なにしろ、日本の常識の数倍の量を作ることが多いドイツの家庭。(ドイツ人だけでなく、日本人を除くあらゆる移民難民家庭)
では、ありがたくいただくことにしよう。
でもね、ウチでも義両親はそれを絶対食べないだろう。夫に「無砂糖です」と言っても、なかなか食べてくれないだろうなー。