怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

お気に入りの家庭医

2017年06月08日 | カテゴリー分けするのに飽き
日本では「ホームドクター」とか「家庭医」と呼ばれるのだろうか。住まい周辺の診療所で、健康診断や予防接種などを受け、また、眼科や婦人科など専門医にかかる前にはその診療所に紹介状のようなものを発行してもらう。
初めのうちは面倒に感じたが・・・、ああ、今も面倒だなと思う。眼科に行く前に家庭医に行って書類をもらわなくてはならない制度さっ
何度か家庭医を変えたが、今の女医を気に入っている。
 
具合が悪くなくてもしばしば行くことがある医院。ドイツの診療所はどこも内装がきれいでそれを観察しているだけでも楽しい。
診察室は、診察をするというより面談をするような雰囲気をさせる。
机の上に何気に置かれた古典的なお医者さん道具が光っていた。
 
「Germany」などと印字されていると、それだけで精巧で頑丈で正確な品、と思う日本人がほとんどだろう。

こうした道具に関しては、まるで接点がないのでわからない。
楽器に関しては少々接点が合ったので、ちょいとわかる。ほとんどの品で日本メーカーのものの方が優れているんだ。
精巧・頑丈・正確。すでにいろいろな物資がドイツのそれを凌いでいるのに、未だにドイツ物に憧れている日本の日本人を「ふっふっふ」と笑っているドイツ在住日本人は私だけではないだろう。

子供の頃、海外生活事情が書かれている書物を好んで読んだものだ。
そこには「医療機関で待ち時間はありません」とあったのを思い出す。
昔の海外生活情報は、米国や西欧州のものばかりだっただろう。また、当時は永住ではなく数年の駐在でかなり恵まれた生活環境におかれる人々のためにかかれたものだろう。
昔の駐在員家族は医者にかかるのに待ち時間がなかったのだろうな、と今は考えられる。
今じゃあ、予約時間に行っても1,2時間待たされるのは普通さー。
少なくとも、このお気に入りの女医さんのところはそうなんだ。
待たされても、彼女のところへ行き続けることにする。うん、好きなんだ。