怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

夫が妻に着てもらいたい服

2017年06月09日 | カテゴリー分けするのに飽き
夫が私に選ぶ服は私自身の好みとはまるで違う。
その日も、しぶしぶ彼の意見に従い、服を見に行った。

この店「チンケ」と読むようだ。地球規模で商売するのが普通になっている現在、日本にもこのメーカーは販売をしているのだろうか。
だとしたら、チンケ、とは読まないだろうな。「チンケの服」と言うと「どうしようもない服」という風に聴こえるもんね。「ケ」を「コ」と間違えて言ったら大変だしぃ。

夫が事務所の仲間に、ここでは小さいサイズが揃っていることを聞いたらしい。
ドイツではまともな服を買うことができない私には朗報なはずだが、憂鬱だった。
彼が選ぶ服はこんなのばかり。ノースリーブ、ひざが出る丈。
日本人平均でも体格的に劣る私が、身体をあらわにするような服を着ることができるのだろうか?

他にもいろいろ回った。気乗りしない試着は全然ワクワクしない。
結局その日は何も買わずに家に戻った。私が全部反対したからねっ
もっと、日常的に使える服を買ってくれ。

ところが。
数日後、夫は一人で買ってきた。試着した品の一つだ。
妙なしましまが体型の欠点をカバーするのと、丈が膝を隠すというところが気に入った様子だ。
おい、いったい、いつ着るんだ?

試着時に「これは家の中だけで着ることができます」と私が真剣に言った品も買ってきた。

こりゃ、下着だぞ、私にとっては。

ああー、無駄な買い物。
いつも節制した生活をしているのに、こんなところで散財しちゃって、泣けてくる。
と、心の中で思っていても彼に対して言ってはいけない事はわかっている。
無理して「ありがとう」と今夜言おう。
うえーん