怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

間違い探し

2015年02月08日 | ドイツ生活の外国
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先週のスーパーの広告の一部。定期的にアジア食品を売り出しをしている、ドイツ各大手スーパーの努力が嬉しいような悲しいような。

日本で五年の生活経験がある夫にこのモデルと道具の使い方の間違いを説明してみた。
「全然わからなかった」と言ったぞ。
居住しても簡単に日本の文化はわからないんだな、奥が深いんだな、と感激してみたり・・・うそ、がっかりした。
だいたい中国料理を日本の衣装(左前に気づく欧州人は着物ファンだなっ)で食べているシーン自体がおかしくないか、と日本人は思うのだけれど、そういった日中関係まで配慮して、たかがスーパー食品広告を見る西洋人がいるわけないかっ。

姪は左利きだが、食卓では右手にナイフ、左手にフォークを持つようにしつけられている。
ナイフを食卓上で使うという、考えてみればきわめて野蛮なテーブルマナーの西洋だ。それを周囲とは違う左で持つことは一種の恐怖感を周囲に与えるからか、と予想してみた。ウチだけが特殊なのかもしれないが、食卓のナイフも義両親たちは定期的に研いでいる。先日も義父が「ナイフを研いだから注意して扱いなさい」と私に言った。西洋テーブルマナー本に「ナイフで食べ物を口に入れてはいけない」とあるのは、唇を怪我するから、というのが本来の理由だと思う。
箸は凶器の類ではないから、どちらで持とうと構わないと思うけれど、こうして写真でみると違和感がある。子供の頃からしみついた行儀作法の感覚は簡単には変わらないものだなぁ、と自分にあきれてみたりする。ああっ、ドイツに馴染みたい~