怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

炒め方

2015年02月25日 | おいしいもの
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先月E子さんに炒飯の作り方を教えたときに、私は彼女の炒める手つきが気に入らなかった。
その数週間後、何気に図書館から借りてきた料理のDVDを見ていて、興味深い発見をしたので報告。

この写真の女性が、スパゲッティミートソースの指導を一般から選ばれた主婦にしていた。
一般女性といえども三人の子供がいるのだから毎日のように料理をしていると思われる。そうした慣れた彼女が細かく刻んだ野菜を炒めている手つきがE子さんと同じだったんだ。野菜をフライ返しの先でちょんちょん、ってつつくようなやり方。身の回りをあまりきちんと整理できなかったり、約束時間に遅れてくるE子さんに対して、ちょっと否定的なイメージを持っていたので、E子さんのやることが間違っている、と判断しがちだった自分を反省。
自分の経験の中で思い出してみると、ドイツの家庭料理は中国料理のように高熱で野菜や肉を炒めるという作業があまりない。義母の料理のほとんどは、多めの油で刻んだたまねぎを炒め、次に肉や野菜を入れ、物によっては小麦粉を入れて混ぜ、すぐに水を入れて煮込むものだ。つまり、中国料理のように高熱で焦げ付かないよう、なべ底からフライ返しで大きくすくい上げてかき混ぜるような動作を必要としないんだ。そして、義母もE子さんやこのビデオの主婦と同じ炒め方をする。
ビデオの中では、指導者の女性が主婦にすくい上げて炒める方法を教えていた。おそらく、ここでは新しい技術かな。ミートソースなのに、たくさんの野菜を使っていたしね。
中華なべも普通に売られているドイツ、多くの人がフライ返しを器用に使って炒め物をするようになるだろう。
E子さんには「ご飯がフライパンに焦げ付かないよう下からすくい上げるように混ぜるの」と次回があったら実演指導することにするっ