怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

ムチ打ちが面白い

2015年02月17日 | 分けるの面倒になってきた
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集落のカーニバルパレードを見に行ってきた。
パレード開始までの約一時間前から、仮装した自分を見せたい人たちが集まる。
男たちのウサギ。
繁殖力があるのよ、って意味なのかな。
そういえば、ウサギはたくさんいたけれど、リスはぜんぜんいなかった。あの、大きくてふわふわの尻尾が難しい着ぐるみなのかもしれない。

パレード開始。先頭にはムチ打ちチームがやってきた。
振り回すと、かなり大きなパチン、パチンという音がするものだ。爆竹でも入っているのかと思ったけれど、火薬の匂いもしないので不思議だった。
 
翌日義母に尋ねたら、馬車が普通だった昔は、ムチをあのように鳴らすことができるのは普通だったのだそう。
そういえば、映画などでも馬車の御者はムチをパチンパチンと鳴らしているな。あれは馬に当たって音がしていたのかと思ったものだ。
 
日本だったら、倍くらい離れて見学させられるだろうと思われるパレード。危険そうなムチ打ちも下手すると観客に当たりそうな距離でやってくれるのがドキドキして面白い。数少ないドイツ生活の面白いところの一つだ。
 
ムチ打ちの後ろには農業トラクターに引かれた山車に仮装した人々が乗っていて、そこから菓子をまいたりしているのだが、彼らもビールなどを飲みながら陽気にやっている。踊っているお姉さんたち、寒いところご苦労さんだ。写真の彼女らのスカートの下のパンツが見事だった。きれいなフリフリだったんだ。私のテキトーカメラではその瞬間を撮影できなかったのが悔しい。

はっきり言って、ムチ打ちのほかは全然面白くなかった。撒かれる菓子は安物だし、若者は酔っ払っているし、天気は良かったけれどえらく寒かったし。これが有名なケルンだったら寒さも我慢する価値があるんだろうけれど、人口1万数千人の集落のじゃあ、こんなものだろう。
来年は見に行かない予定。家でビデオ観るんだっ。