怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

柄物禁止

2015年02月09日 | 物品
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昔、自分で縫ったワンピース。生地はマレーシア旅行その辺の普通の店で手に入れた化学繊維。
マレー系マレーシア人が好んでバジュクロンにして着用している柄だ。

義母にこれを見せたらひどい反応だった。
「こんなものを着て歩いてはいけません」
ついでに夫もこれを嫌っている。
年中温暖な気候の地域は明るい色や柄が好まれるのだろうな。イスラム教徒の女性たちも本場は全身真っ黒が推奨されるようだし、ここも暗い色合いの頭巾や外套を着ているイスラム教徒が多い。
宗教にかかわらず、明るい色合いの華やか柄物は暗くて寒い地域では不釣合いなのさ、きっと!

すでに一年近く通っている縫い物グループ。今は共同作業でタペストリー製作に挑戦中。ここの指導者ドイツ人B子さん67歳、ときどきミニスカート着用の彼女はこのワンピースを絶賛した。そのときに、ワンピースの袖を取り去ることを勧めてくれた。長袖のときよりもっとよくなった。
「誰かにあげるなんて言わないで、自分で着なさい」と寄贈しようと思っていたこれを持ち帰らせてくれた。
 
花柄のブラウスを着ているのはアフガニスタン人。アフガニスタンの気候はどうなのだろうか。なんとなく、暗くて寒いイメージだが、彼女の着ているものは大胆な色柄が多い。身体つきは既婚のアフガニスタン女性の多くの例のとおり、決して細くないせいもあり、大きな柄がよく似合う。これだったら義母も反対しないだろうか。

まったく、着るものまでコントロールされるドイツ生活。こちらの人々は他人に干渉しないとか読んだ記憶があるがそうでもないのねぇ、と感心すること8年目だもんね、慣れたぞっ。