怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

家庭調査票覗き

2015年02月03日 | 子供たち
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今年九月に就学する息子を持つE子さんが嘆いた。提出を求められている調査票の内容が凄かったからだ。かなりのページ数があるそのパンフレットをぱらぱらとめくってみた。

家庭で使用される言語や両親の生まれた場所の記入。さすが、多民族国家ドイツだよなぁ。

家屋の大きさ、タイプの記入。住環境は大切だものねぇ。

どんなペットを飼っているかですって。ふむ。情操教育がなされているかどうかの調査?いや、家屋の衛生状況の把握のため?

え?家屋のカビの生え方調査?うう・・まあ、子供の健康には不可欠な情報ではあると思うけれど、それぞれの部屋のどのくらいをカビが占めているかってそんなに細かく?

さあ、極めつけはこれ。

ユーロマークが付いた数字の選択欄で簡単に想像できるだろう。月収の報告。もちろん、両親の最終学歴記入欄もあったぞ。
日本よりかなりいろいろな物事が緩いドイツだ。こうした調査はない、と思っていたらあるという意外さ。
記入しなければならないE子さんは憤っていた。

 
二年前に行ったニュルンベルク動物園にて撮影したもの。親のまねをして生活に仕方を学ぶ動物。
ヒトも動物の一部と考えれば、家庭環境が子供に与える影響は大きいとみて、こうした調査も無意味じゃあないとは思う。
気分悪いE子さんには「答えにくいところは適当に書き込んでおいたら?」とアドバイスしておいた。
提出したひどいデータによって、子供が学校でひどい扱いを受けるというのなら工夫が必要だけれど。
家庭環境が悪くても立派に育った人々はたくさんいるのが人間社会。