飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

3年生 道徳科 いつもありがとう 

2023年11月27日 16時09分47秒 | 道徳科
3年生 道徳科「いつもありがとう」の授業案。

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(1) 登場人物 ぼく(主人公)  おじいちゃん
         お母さん  お兄ちゃん  お姉ちゃん
(2) 場面   ある日の帰り道
(3) 時期   下校途中

3 展開

(1)みなさんは、人から注意を受けたり、叱られたことがあると思います。
   そのときにどんな気持ちになりましたか。
・いやな気持ち
・なんで自分だけ叱られなきゃいけないんだよ
・暗い気持ち
・後悔する気持ち

(2)みなさんは叱られてすぐに「嬉しい」と思ったことはありますか。
・ない
※ほとんどがないと答えることが予想される。嬉しいと感じた子には理由を発表させる。

(3)石をけって注意されているぼくが「だれもいないよ。」と言っているんのに、なぜおじいちゃんは「だれもいなくても、石をけってたらいけないよ。」と言ったのですか。
・石をけることはどんな状況であっても危険だから。
・いいわけで「だれもいない」と言っているけど、だれもいないと気づいたのは、蹴った後の言い訳だから。
・自分の感情をコントロールできないことを叱っているから。
・危険ももちろんあるけど、石をけるという行為がいけないから。
※危ない、危なくない以前に、石を蹴るような危険な行為が大きな事故につながることを心配していることに気づかせる。


(4)お兄ちゃんは「お兄ちゃんもよく叱られたよ。でもね、ありがたいことなんだよ。」と言っています。
  なぜ、ありがたいことと言ったのですか。
・自分を成長させるため。
・注意してくれることは心配してくれていることだから。
・叱ると言うことは大きな事故にあわないために言っていることだから。
・嫌われるのを覚悟して、相手のことを思っている行為だから。

(5)見守り隊のおじいちゃんは何を願い、登下校の見守りやこども110番をしているのでしょう。
 ・子どもたちが事故にあわないようにしてほしい
 ・女の人が怖い目にあわないようにしてほしい。
 ・こどもたち元気に学校にいってほしい

(6)おじいさんは自分で勝手にやっていることで誰かに頼まれたわけではない。
  だから、感謝する必要はないのでないかという考えに対して賛成ですか。

賛成
・頼まれたことならお願いごとなので感謝する必要がある。
・すきでやっているころなんだから、自分で満足しているからそれでいい

反対
・たとえ人に頼まれても頼まれなくても、人の役に立っているのだから感謝すべき
・いつも見守ってくれているのだから、感謝すべき

(7)ぼくは、最初はうるさいと思っていたおじいちゃんに感謝の気持ちをもつようになりました。
  なぜ、感謝の気持ちを持てるようになったのですか。
・おじいちゃんについていろいろなことを知ったから。
・おじいちゃんが善意でやっていることを知ったから。
・おじいちゃんは自分のためではなく、地域のために叱ってくれていることに気づいたから。
・おにいちゃんもよくしかられたこと知ったから。
・おにいちゃんが中学生になって声をかけてくれる
・お姉ちゃんは危ないときに守ってくれた
・こども110番に自らなってくれた
※おじいちゃんの本当の気持ちを理解できたから。
 自分の人生や命を犠牲にして人のために行動することの大切さをぼくが理解したから。

(8)前にこんな話をしたのを覚えていますか。
  命とは何かと言うと「時間」のことです。
  その命を使って、おじいさんはみなさんのために見守り活動をしてくれています。
  命をかけて人のためにやってくれている行動には感謝するのは当然だと思います。
  感謝は目には見えません。
  感謝を表す行動なら相手に伝わります。
  みなさんなら、どんな行動で感謝の気持ちを表しますか。
   ・元気に挨拶する・
   ・交通ルールを守る
   ・ありがとうという
   ・いじめをしない
   ・遅刻をしない

4 まとめ
(1) 作文を読んで、自分にできることを考えよう。
   見守り隊の方に対する感謝の子どもの作文を引用する。
   その作文の中から感謝の気持ちをわく部分を指摘させ、その気持ちにこたえるためにどんなことをしていくべきなのか個々で考える。
  ※作文を配布して、一度教師が範読する。

   そのあと活動をさせて、時間がくるまで発表させる。

saitani








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