飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

若い人に学ぶ

2024年08月07日 08時24分47秒 | 教師論
自分もベテランと言われるようになって久しい。
そして、現在は若い先生方を指導する立場になった。
ともすると若者の素直さや純粋な気持ちを勘違いして、謙虚さを失う言動をしてしまうこともある。
でも、尊敬する先生は常にあらゆる事から学び、成長を続けている。
学べば学ぶほど自分の不勉強を痛感し、力をなさを感じる。
若い人から学ぶという姿勢がとても重要となる。

自分もそうありたいと思う言葉。

※以下引用

森信三師の心に響く言葉より…


同僚や先輩の中で、本当の生き方をしている人から謙虚に学ぶということです。
そして常に相談しては、 その人の指導助言を受けるようにするんです。
コップの中に古い水が入っていたら、ブドウ酒を注ぐわけにはいかんでしょう。
それらをあけてしまわなけりゃブドウ酒は注げない。
自分の心にある古いものを空けて心をからっぽにすることを「謙虚」というんです。
自分がこれまで持っていたものを捨てて、無にしてしまうんです。
それは人間は謙虚にならなければ、真理は学べないからです。
私がこの年齢になっても、まだ 日々学びつつあるのはそのお陰です。

それというのが、私くらいの年齢になりますと、自分より若い人から学ぶことが決定的に大切な心がけになるからです。
もっというと、私がかつて教えた人とか、また現在私の書物を読んだり、私の読書会に出てきているような人から、逆に学んでいるわけです。
ということは、それらの人々のやっている仕事から学ぶのです。
こうして人間もある年齢を過ぎたら、若い人から学ぶようにしないとだめになります。
若い人に学ぶようにならんと、もうその人の人生はとまるわけです。


『森信三運命をひらく365の金言』致知出版社

※引用終わり

saitani