私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

オニオコゼ:春の大潮 瀬戸内の磯採集Ⅵ

2021-05-06 07:36:55 | 海水魚
2021年5月6日(木)

オニオコゼ 体長10cmほど


背びれなどの棘に猛毒を持つから取り扱いに注意しながらの撮影。

福山大学の阪本先生のご厚意で「磯の生物採集記録定期調査」のすみっこに参加した日の第六話。

魚のことを書くのは久しぶりだ。
コロナ禍がおさまるまで、個人的な遊びとしての釣りやガサは止めたからね。

コイツは阪本先生たちがタモ網で採集した。
ブログ初登場なので、撮影させてもらった。

「1才か2才魚でしょう。オニオコゼの成長は遅いから」と阪本先生。
「磯の浅瀬にもいるんですね。底引き網漁でしか見たことがありませんでした」と私。

憶測にすぎないが、コイツも水試での人工繁殖・稚魚放流されたもんじゃなかろうか?
広島県でのオニオコゼ稚魚放流は続けられており、漁獲量は以前より増えている。
底引き漁の浜売りをのぞいてみると、小さなオニオコゼがやたらと多く、安く売られてたりもするしなあ。

以前から疑問なのだが、キジハタやオニオコゼといった肉食魚ばかり放流し続けて大丈夫なのだろうか?
エサとなる小魚たちとのバランスはくずれてないのだろうか?
オオカミが減ったからと、オオカミばかり増やして森林に放し続けてるのと同じような気がするんだけどなあ。

さてさて、ここでクイズ。

下の2枚の画像から違いを探してね。




水滴の有無とか体色とかじゃなくて・・・
実は、撮影中オモロイことに気づいたんだよね。

そう! 背景がずれてるでしょ!

コイツ、歩くのである。
胸ビレ下端の2本の軟条が遊離してて、歩脚のようになってて
撮影ケースの中をもぞもぞと移動してく。
ホウボウとよく似てる。

その2本の脚の位置がすっかり変わってるでしょ?(拡大せんと見えんわいっ!)

何? よくわからんだと!
ほれ、2本の脚は胸びれ(黄線)のここ(赤線)!


んでもって、『地域の生き物たち』の記録に仲間入り。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 俳句生活『よ句もわる句も』 ... | トップ | オオカズナギをめぐる2つの... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

海水魚」カテゴリの最新記事