私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ。タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!さらに地元の生き物探しへ!

野良カワバタモロコ Hemigrammocypris rasborella:やや婚姻色

2022-09-08 18:06:30 | 純淡水魚
2022年9月8日(木)

カワバタモロコ Hemigrammocypris rasborella

20220611 体長5cmほど

婚姻色が出はじめてる個体。

顛末はいずれ書くとして、あり得ない流域で採集されたもの。
誰かが飼育個体を意図的あるいは手違いで放流したとしか考えられない。
つまり野良猫ならぬ「野良カワバタモロコ」だ。
そのことを明らかにするために、遺伝子解析などたくさんの見識者さんの手を煩わせた。
もちろん関わった私たちも周辺の水系を何度も調べたりと労力を使った。

自然分布している他県では、絶滅危惧種指定されている希少種だから
処分するのもしのびないし、採集した数個体は知人が持ち帰って飼育していた。


その水槽内で、繁殖期の婚姻色が出はじめたということだ。
コイツら、末代まで知人の水槽から一歩たりとも出ていくことはできない定め。

絶滅危惧種だからといって、採集がすべての生息域で禁止されてるわけじゃない。
また、飼育していて最初は繁殖がスムーズだからと、近くの流域に放流するのが違反ではないこともある。
だからといって、それらの行為を「個人の自由だ、権利だ」と利己的に言うのもいかがなものだろう?
自由や権利には、必ず、人としての責任や義務がともなうものと、私は思うんだけどね。

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