私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

ツチハンミョウのオス:ヒメ or キュウシュウ

2021-11-24 17:10:08 | ゴミムシダマシ・ツチハンミョウの仲間
2021年11月24日(水)

3日前のこと。
「虫みつけたよ! 看板の杭の所」と、車にもどった私にかみさんが・・・
「確かにいるみたいだけど、まだよく知らんゴミムシの仲間とちゃうんな」と・・・

「うわっ! なんかゴミムシちゃうぞお~?」

気温が下がってるためかあまり動かない。

「も1匹ちがうのもみつけとる」
「どれどれ?」

「こりゃあ、たぶんオオタコゾウムシっちゅう外来種じゃし、一度みつけとるしな」
時間のロスをしてもうた。

と、その間に謎の虫は笹へと移動してて・・・

ぼんやりとした記憶が少しずつ目を覚まし・・・

「コイツ、図鑑でしかみたことのないツチハンミョウとちゃうんな?」
「あっ! あっ! さわんなよ、絶対!」
「なんちゃらジンという強い毒を出すんとちゃうかったかなあ?」


顔つきはクロオオアリ、黒青光りした太いボディにとても飛べそうもない翅・・・
そして、何といっても異形としか言いようのない触角・・・

動きがにぶいことを幸いに、ツワブキの葉にそっと移して・・・


ストロボたいて・・・



帰宅後、調べてみたら
やはり「ツチハンミョウの仲間」であり
「カンタリジン」という毒を脚の節部から出し、皮膚がただれるらしい。
戦時中には、この毒を兵器として研究していたこともあるという。

つくづくと恐ろしいことだね。

このツチハンミョウが、ではなく、こんな小さな虫の毒さえも戦争に利用しようとする人間の浅ましさが、だ。

やはり、この翅では飛べないようで、国内の地域ごとに数種に種分化してるらしい。
素人なりに体つきから判断すると私の地域だと、ヒメツチハンミョウかキュウシュウツチハンミョウ。

触角の折り目にでっかいのがあるからオスだっ!

また、触角のの和より短いという特徴はキュウシュウ~
でっかいのが第7節だけだとキュウシュウ~、複数あるとヒメ~らしいけど
コイツ、左は1つだけ、右は少なくとも2つはでっかい。

結局どっちかわかんないまま・・・

ヒメ( or キュウシュウ)ツチハンミョウ  20mmほど

20211121
さすがに身の危険を感じてか、反応が速くなってきた。
そろそろ元に戻してやらんと・・・

春に多く発生し、晩秋にも出現するらしいことや
ハナバチへ寄生する方法もおもしろく、なかなかの人(虫)生を歩むみたいだわ。

こういう虫をみつけてもらって、いろいろ知ると
「人間の生き方って傲慢かつ片寄ってるよなあ~っ!」と、つくづくと思わされるわ~。

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