私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

イチモンジタナゴ 婚姻色: 遂に念願の・・・  釣査155種目

2018-05-01 20:09:52 | 純淡水魚
2018年5月1日(月)

イチモンジタナゴ 婚姻色の出たオスである。


私が釣った。
も一度書くが、わ・た・し・が釣った155種目なのだ。

4月28日 ちょいと遠出をしたときの話の続き。

ろくに釣れないまま昼も過ぎ
以前ここで会ったオッサンの話を思い出してみる。
午前中忠実にアドバイスに従ってきてたのだ。

「まだミミズじゃ釣れんやろな。この時期は黄身ネリがええで」
もう言うこと聞かんぞ。
何種類か用意した黄身ネリをやめた。
「ミミズに切り替えじゃ、せめてウキゴリ釣りたいし・・・」

「昼過ぎるとパッタリとアタリ来んよになるけんな。夕方までどっかで涼んどった方がええで」
もう言うこと聞かんぞ。
休まずに続けた。 すると
「あっ、アレは・・・・・・ヒラ打ちよるでっ!」

岸から約5m沖、私たちのタナゴ竿では届かない所で
大型のヤリタナゴらしき魚が捕食行動を始めたじゃないかっ!

マキエなんぞしない主義、ひたすら竿をふり続ける。
ヤリタナゴ3匹釣った後にやっと釣れたのが、コイツ。


釣り人の話と魚の状況ほどアテにならないものはないのである。

まあまあのサイズなのである。
が、残念なことに尾ビレが傷んでるのだ。




が、初めて手にして、震えるほど嬉しい。
かみさんに一矢報いて嬉しいのではない。

20年以上も前の話だが
私の地元の川にもコイツがいた記録がいくつか残されている。
その記録のおそらく最後が、友人が採集した記録なのである。
当時は隣県である岡山も含め、在来種なのか移入種なのか不明なまま
地元の川をいくら調べてみても、もう出会うことはできなかった。
岡山へ行くことも遠慮した。
もし、在来種ならば地元の方々の財産だと思ってたからだ。
移入種であることが明らかになった頃、聞いてた岡山のポイントもダメになってた。

てなことで、20年越しの夢だった魚なのである。
そいつを釣ったのだ。
天にいるかもしれない神様、心から感謝します。

さて、話を戻す。
ヤッキになったかみさんも小さいけど婚姻色のしっかり出たイチモンジタナゴを釣った。
傷ひとつないキレイなオスだ。


「よくやったぞっ!」とハリをはずそうとしたとき・・・
ピンッとはねて、はずれて落ちた。
はずれて落ちて、岩のすき間に消えた。

「何しょんねっ! 私のんがキレイやったのにっ!」
地にいるであろうかみさん、心からお詫びします。

さらに、この記録は大変喜ばしいものになった。
それはまたの機会に。

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4 コメント

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魚の思い出 (Blue Wing Olive)
2018-05-01 21:00:33
私魚人さんにとっても、かけがえのない魚なんですね。私魚人さんの様々な想いが伝わってきました。
何はともあれ、釣れてよかったです。それも、綺麗な婚姻色が出たものを。
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Unknown (まめ吉)
2018-05-01 21:01:44
おめでとうございます!
待ち焦がれた魚を手にする喜びは私にも良く分かります。
頑張った甲斐がありましたね。
かみさんは大事にしないとね!両方の意味で!(笑
返信する
Unknown (私魚人)
2018-05-02 06:35:08
Blue Wing Oliveさん あたたかいコメントありがとうございます。
地元の川から消えた何種類かの魚の1つなんです。
約30年間、ボランティア的な立場で調べてきてた時には採集できないままだったので、
何か1つ終わったような気がして、不思議な気持ちです。

水生昆虫なども水生生物調査に協力してきた関係で少しは名前を知ってます。
生き物は大概好きなので、つい名前を調べたりしますが素人レベルです。

返信する
Unknown (私魚人)
2018-05-02 06:40:43
まめ吉さん 祝福のコメントありがとうございます。

もちろん口うるさいかみさんが一番大切です。
仕事に追われ、魚に追われてた頃は、家庭はほっぽらかしでしたし。
2人きりの生活になった今、こうして私の趣味につきあってくださるのは本当にありがたい存在です。
私より強い運ももっとられますしね。
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