私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

アメリカザリガニ(釣査254種目)を新よっちゃんで!

2020-06-18 17:37:44 | 昆虫以外の節足動物
2020年6月18日(木)

アメリカザリガニ


タナゴ竿・仕掛けで釣った254種目。


見事に口にかけてるでしょ?

5月末のこと、必要火急の公的な用事で知人たちと用水路へ。

本来は、とある流域での動画撮影と外来魚の駆除が目的なのだが
何せ、生態系を壊す訳にもいかない。
何カ所か、セルビンというわなをしかけ
水中カメラをセッティングして、希少種の行動を記録する。

当然、ヒマな時間ができることは先刻承知!
いつでも釣れるから、という理由でほったらかしていたアメリカザリガニをねらおう。

フフフ・・・用意周到な私は、徒歩移動中にあったスーパーで「カットよっちゃん」を入手!
(※ おっさん、行き当たりばったりやで!)


短時間の釣りだ、スルメではもったいなさすぎる。

ところがである。
袋を開けてびっくりしたんである。

「イカじゃなくなっちょるぞ!」

ここ数年続いている「イカ」不漁による原価高騰のため
「カットよっちゃん」は2018年5月に販売終了となっていた。

手元にあるのは、ちぎれやすくなってる新製品。(のしイカなのかな?)
10分もあれば釣れるという安易な思惑は大はずれ。
よっちゃんをハサミでつまみ、水面まで上がる。
でも、何度やってもそこで離れてく。

「スルメなら固いから簡単に釣れたんちゃうんな?」と知人。
「アメリカザリガニも始末してほしいんよ」
「入出水管や外套膜を食べたり傷つけたりと二枚貝減少の原因になっとるらしいけえ」

よし!
遊びはここまでだ!(遊んどるんとちゃうんかいっ!)

マジに「新よっちゃん」、ちっこくちっこくちぎり、タナゴ針へチマチマチマチマ。

かくして、こぶりな第1号は、このように


このように


このように


このように


撮影ケース行きとなったのである。

もちろん、作業の合間合間での釣りと撮影なのだが・・・

本来のザリガニ釣りとは違い、きちんと口にかけないと釣れないこの釣り方もなかなか味がある。

コツを忘れないように、大きめのヤツをねらって・・・


最初の画像へと戻るのである。

なお、希少な魚たちがエサに近寄らないことでも「新よっちゃん」は効果的だった。
安心してアメザリ狙い撃ちの釣りができる。

かくして、本来の目的も果たしつつ、アメザリと遊びつつ、というおいしい時間を過ごしたのであった。
釣り味もなかなかいい。
テナガエビより重くて、よくひっぱるからねえ。

東日本では、ここ数年爆発的に増えてるというこの要注意外来生物。
私らのところではそこまでの増加は感じてはいないのだが。

母国のアメリカでも、今や中国や東南アジア圏では食堂の大看板になるくらいの大人気食材。

もちろん、私も何度か食べたことがある。
泥抜きや加熱などの処理をきちんとすれば、イセエビと比べても大きさ以外遜色なし!

私の舌がバカ舌なのかなあ?

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4 コメント

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Unknown (gai6969)
2020-06-18 19:52:53
アメザリは池干ししても泥の中でやり過ごすようですし、適応力が高過ぎて厄介ですよね。二枚貝の稚貝を食べてそうですね。水草、水昆、サンショウウオ等が豊富な場所はアメザリを殆ど見かけないです。
鳥取で食材として利用する話がありますが、アメリカザリガニの屋外養殖なんか絶対やるべきじゃないでしょう。

ザリガニはエビですから、人間にも魚にとってもご馳走でしょうか?身が少ないので、僕は飼育魚のエサにしてます。
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ザリガニ (Blue Wing Olive)
2020-06-18 20:28:29
見るからに美味しそうだと、常々思っていました。
私魚人さんは召し上がったことがあるんですね。
綺麗な水に棲んでいるのだったら私も食べてみたいです。
ちなみに、高山市周辺には居ないようです。(かつていたところはありましたが最近は聞きません。)冬が寒すぎるからだと思っていますが、実際のところは分かりません。
返信する
gai6969さんへ (私魚人)
2020-06-19 17:01:32
アメザリの食害、東日本の保護関連の方々の発表などで知りました。
すさまじい数のアメザリを捕獲してました。
養殖の是非の前に、現状のアメザリを食材として定着できるかどうかだと思います。
私が、塩ゆでとみそ汁に調理して食べたときも、けったいな目で見られましたからねえ。
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Blue Wing Oliveさんへ (私魚人)
2020-06-19 17:06:59
何度も食べてますよ。
小さいイセエビまたはロブスターみたいなもんです。
汚れた水でも、中腸線(消化管)をきれいに処理すれば、むしろ養殖エビたちよりも安心・安全かもしれません。
アメリカでも定番の食材ですから。
ただ、豊かな自然と食材に囲まれておられること、うらやましく思ったりもします。
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